株式会社産業経済新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:近藤哲司、以下 産経新聞社)と、人事コンサルティング会社である株式会社ワークス・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役:清水信一郎、以下 ワークス・ジャパン)は、2028年3月卒業・修了予定の大学生、大学院生を対象に、2026年3月1日~11月30日を調査期間とした就職希望先調査を実施し、そのうち2026年3月1日~5月31日を集計期間として、早期の人気企業ランキングを発表いたしました。 ランキング詳細を見る 【調査サマリ】 1.入社後の働く姿を学生に具体的に伝え、継続的な接点づくりに取り組んだ企業が支持を集める 2.文系総合では大手総合商社が上位を独占し、金融各社も順位を上げる 3.理系総合では味の素が首位に立ち、食品・化学・電機など多様なメーカーが志望先に並ぶ 4.インターンシップ参加の早期化が進み、夏までの参加予定者は約8割にのぼる ランキング関するお問い合わせはこちら ■入社後の姿を具体的に描ける企業が、継続的な接点づくりで学生の支持を獲得 新卒採用は依然として売り手市場が続いており、企業と学生が接触するタイミングは年を追うごとに早まり、その手段も着実に広がっています。 こうしたなかで各社は、インターンシッププログラムを拡充するだけでなく、社員と直接語り合える場を設けたり、実際の業務に触れられる機会を用意したりと、一歩踏み込んだ採用施策に取り組んでいます。会社の概要を紹介するだけにとどまらず、学生が入社後に働く自分の姿を思い描けるような体験をどこまで設計できるかが、自社の魅力を伝えるうえでの分かれ目になりつつあります。 やりたい仕事に取り組めるのか、自分らしいキャリアを築けるのか、十分に成長できる環境があるのか、自分に合った働き方ができるのか――学生は自らの価値観に照らして企業を見極める姿勢を一段と強めています。そうした一人ひとりの価値観に寄り添い、入社後の姿を具体的に示せた企業が、今年度も多くの学生から選ばれる結果となりました。 【就職人気企業ランキング結果/文系総合】 ▼21〜100位はこちら ■文系総合では大手総合商社が上位を独占 文系総合ランキングでは、伊藤忠商事が612ポイントを獲得し、昨年最終結果に続いて1位となりました。2位以下を大きく引き離す結果となり、文系学生からの安定した支持の厚さがうかがえます。2位には昨年最終4位の三井物産、3位には三菱商事が入り、5位の住友商事、7位の丸紅とあわせて、上位を大手総合商社が占める形となりました。 首位の伊藤忠商事は、繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活、情報・金融の各分野に加え、生活消費関連の新規ビジネスを担う「第8カンパニー」を含む8つのカンパニー制で事業を展開する非財閥系の総合商社です。「ひとりの商人、無数の使命」をコーポレートメッセージに掲げ、企業理念「三方よし」のもとで商いを通じた社会課題の解決を志向しています。 インターンシップでは、入社後に実際に携わる業務を題材としたワークを通じて、伊藤忠商事の社員としての働き方を疑似体験することを目的としたプログラムを実施しています。トレーディングから事業投資、事業経営へと変化してきた総合商社ビジネスの本質や同社の歩みを学び、若手から「自分ゴト」として失敗を恐れず挑戦できる成長環境に触れたうえで、社員ならどう決断し行動するかを考え抜く「伊藤忠パーソン体感ワーク」などに取り組みます。就職活動の枠を超えた学びや成長を得られる場として設計されています。 2位の三井物産、3位の三菱商事をはじめとする総合商社各社は、資源・エネルギーからインフラ、モビリティ、生活関連まで事業領域が多岐にわたります。世界を舞台に活躍できる人材の育成を重視し、若手のうちから多様な業務を経験できる仕組みを整えている点が、文系学生の根強い人気を支えていると考えられます。 ■金融・食品・広告など多様な業界がランクイン 上位には総合商社が並ぶ一方、4位の三菱UFJ信託銀行(昨年最終22位)、6位の三井住友銀行、11位の三井住友信託銀行(同43位)、20位のみずほフィナンシャルグループなど、金融各社が順位を上げました。資産運用や事業承継など、専門性を活かせる業務領域への関心の高まりが背景にあると考えられます。 また、8位の味の素、9位のサントリーホールディングス、13位の明治といった食品・飲料業界、10位の博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、15位の電通といった広告業界の企業もランクインしました。ベネッセコーポレーション、三井不動産、トヨタ自動車、任天堂など、教育・不動産・自動車・エンタメといった幅広い業界が名を連ねており、定番として支持される企業と多彩な業種への関心とが同居