人材紹介業の株式会社ワークポート(本社:東京都品川区、福岡県福岡市博多区 代表取締役会長CEO:田村 高広)は、全国のビジネスパーソン203人(20代~40代・男女)を対象に、「2026年夏のボーナス」に関するアンケート調査を実施しました。 昨今、社会的な賃上げの流れがある一方で、食品や日用品をはじめとした物価高も続いており、働き手を取り巻く経済環境は変化を続けています。こうした社会情勢は、ボーナスの支給額や使い道にどのような影響を与えているのでしょうか。 本調査では、2026年夏のボーナスについて、支給額の見通しや具体的な使い道、物価高による消費意識の変化などを調査し、働き手の生活実感や本音を探りました。 <調査結果サマリー> ■ 2026年夏のボーナス「支給あり」は過半数も、約6割が「増額なし」の見通し。 ■ 物価高で7割以上が「防衛志向」へシフト。「消費意欲が高まった」は0%。 ■ ボーナスが出ても約半数が「生活にゆとりなし」。5割超が「貯蓄」を予定。 ■【今夏のボーナス支給予定】「支給あり」は57.6%で過半数 「支給なし」は約3割 はじめに、対象者全員に2026年夏のボーナス(賞与)は支給される予定か聞いたところ、「支給予定(支給された)」と回答した人が57.6%と過半数を占めました。一方で、「支給されない」と答えた人は26.1%となりました。 ■【支給見通し額】世間の賃上げムードに反し、約6割が「前年からの増額なし」 増額見込みは3割未満に 次に、今夏のボーナス支給があると回答した人に、支給額は昨年の夏と比べてどうなる見通しか聞いたところ、「変わらない」が42.7%で最多となりました。「やや減る(減った)」(10.3%)、「大幅に減る(減った)」(5.1%)と答えた層を合わせると、全体の約6割(58.1%)が前年からの増額なしという結果になっています。 一方で、「やや増える(増えた)」(23.9%)、「大幅に増える(増えた)」(3.4%)は合わせて27.3%にとどまりました。社会的に賃上げへの注目が集まっているものの、その動きがボーナスの支給額には十分反映されていない現状が浮き彫りとなりました。 ■【生活実感】夏のボーナスが支給されても生活に「ゆとりは生まれない」が半数近くに 続いて、夏のボーナスが支給されることで生活にゆとりは生まれるか聞いたところ、「あまりゆとりは生まれない」(35.9%)、「まったくゆとりは生まれない」(12.8%)が合わせて48.7%でした。ボーナスというまとまった支給があってもなお、生活実感が好転しないと感じる人が半数近くにのぼるシビアな現状が浮き彫りとなりました。 ■【ボーナスの使い道】「貯蓄」が半数を占め最多、次いで「生活費の補填」が4割超と堅実傾向が顕著に さらに、今夏のボーナス支給があると回答した人に使い道を聞いたところ(複数回答可)、「貯蓄(現預金)」が50.4%と最も多く、約半数の人がボーナスを貯めておきたいと考えていることがわかりました。次いで「生活費の補填(日々の食費・光熱費など)」が41.0%にのぼり、物価高騰が続く中、まずは生活を守ることを優先する働き手の姿勢がうかがえました。 その一方で、「趣味・娯楽・推し活」と回答した人も27.4%にのぼり、将来への備えや生活の補填を優先しつつも、自身の楽しみのために活用しようとする人も一定数存在することがわかりました。 ■【物価高の影響】「消費意欲が高まった」は0% 7割以上が節約や貯蓄など防衛志向へシフト 次に、昨今の物価高によってボーナスの使い方に対する意識は変わったか聞いたところ「節約を意識するようになった」が30.8%で最多となりました。さらに、「貯蓄・資産運用を重視するようになった」(23.9%)、「生活費(補填)を最優先にするようになった」(18.8%)を合わせると、全体の73.5%と7割以上の人が生活防衛志向を強めていることがわかりました。 一方で、「むしろ消費意欲が高まった(今のうちに買おうなど)」と答えた人は0%でした。長引く物価高を背景に、ボーナスの使い方においても慎重な姿勢が広がっていることがうかがえる結果となりました。 ■【今夏のボーナスへの本音】物価高で広がる「生活防衛」 一方で旅行や自己投資など「メリハリ消費」の声も 最後に、今夏のボーナスに対する本音や具体的な使い道を聞いたところ、物価高や各種支払いの負担を背景に、生活防衛を意識する声が多く寄せられました。その一方で、限られた予算の中で楽しむ「メリハリ消費」や、将来を見据えた「自己投資」に活用したいという前向きな声もみられました。 ▼物価高で広がる生活防衛の声(一部抜粋) 「継続的な物価高が怖くて旅行や外食費などに対する消費マインドが弱くなった」(30