昨今、共働き世帯の増加に伴い、自治体の住民サービスとしての「保活(保育園探し)」の重要性が急速に高まっています。また、保育現場においてもIT化を通じた業務負担の軽減が喫緊の課題です。施設探しや見学予約のオンライン化が進む中、保護者と施設をつなぐWeb上での適切な情報発信と、検索経由での接点確保は不可欠なものとなっています。 このような社会的なニーズが高まるなか、掲載施設数およびネット受付施設数でNo.1(※1)を誇る保育園検索サイト「ホイシル」を運営する株式会社コドモン(以下、コドモン社)は、検索経由での流入を確実なものにするため、株式会社ウィルゲート(以下、ウィルゲート)の「SEOコンサルティング」を導入しました。結果として、限られた社内リソースの中で約12,000件に及ぶインデックス未登録の問題を解消し、施策開始からセッション数が最大140%に拡大、昨対比で3倍の実績を達成しました。 ※1:2025年8月期 保育園検索サイトにおける市場調査 日本マーケティングリサーチ機構調べ ■導入前の課題:約12,000件のインデックス未登録と限られた社内リソースの最適化 コドモン社が運営する保育園見学の予約サイト「ホイシル」では、SEO観点で以下の3つの課題を抱えていました。 Googleにインデックスされていない状態のページが約12,000件あったこと 低品質と認識されているページが一定数存在していたこと ページの遷移率やコンバージョン(CV)率に改善の余地があったこと さらに、社内でデジタルマーケティングを担当する社員は2名のみであり、業務全体の2割程度のリソースしかSEO関連の業務に割けないという体制面の課題もありました。 ■実施した施策:インデックス最適化とエンジニアとの直接連携によるテクニカルな実装支援 これらの課題を解決するため、コドモン社ではウィルゲートの支援のもと、Googleのクローラーに適切に評価させるページの選定とインデックス制御に取り組みました。 具体的には、最初の約2ヶ月間で「施設一覧ページ」や「施設詳細ページ」といった重要度の高いページに対し、タイトルやディスクリプション、見出し、内部リンクの修正といった基本的なSEO施策を実施。3ヶ月目以降は、「トップページ」やサイト全体の修正、「施設一覧ページ」へのサブコンテンツ追加など、段階的な改修を進めました。 施策の実行にあたっては、担当者2名が業務全体の2割程度という限られた稼働のなかで、「少ない工数で機械的に完了する作業」から優先的に着手しました。また、ウィルゲートのコンサルタントが同社の開発エンジニアと直接連携し、実装を支援したことも、早期の成果創出の一助となりました。 ■導入成果:セッション数昨対比3倍・CV数2.4倍の達成と、自立したSEO推進体制の構築 定量成果:セッション数昨対比3倍、CV数2.4倍 施策開始からわずか6ヶ月で、サイト全体の流入数は月間約50,000から約70,000へと増加し、契約開始時と比較して約1.4倍、昨対比では約3倍に拡大しています。 また、「保育園」「保育園 探し」といった検索ボリュームの大きい主要キーワードにおいて、自治体のWebサイトに次ぐ検索順位2位(※2)を獲得しています。注力領域であった「エリア×保育園」のキーワードでも各地域で軒並み順位が上昇し、2023年9月〜2024年8月期と2024年9月〜2025年8月期の比較では、問い合わせ(CV)数が246%増(約2.4倍)という顕著な成長を達成しました。 ※2:2026年5月時点 定性成果:SEO業務の内製化とチームの知見向上 定量的な成果に加え、チーム内のSEOに関する知見が目に見えて向上するという定性的な成果も得られています。施策を通じて効果検証の重要性や具体的な評価基準を習得したことで、現在では社内の各担当者が「新たな施策が流入にどのような影響を及ぼすか」という視点を持ち、自立して継続的にSEO業務を推進できる体制を確立しています。 ■コドモン社 ご担当者様の声 今回の支援をお願いした目的としては、CVの獲得につながるキーワードの上位表示や、施設詳細ページがより閲覧される状態の実現、そして継続的に成果が創出できる状況を作ることでしたが、いずれも達成できた手応えを得ています。チームの知見も、目に見えて向上しましたね。各自が「こういうことをやりたいが、流入に影響を及ぼすか」といった目線を持てるようになりました。 「いかにコンテンツの質と量を両立するか」という課題に対しては、AIを活用した制作体制の構築について具体的な提案をいただきました。最終的には当社の状況を鑑みて別の手法を取りましたが、単に「SEOの順位を上げる」だけでなく、我々の実務の負担まで考慮して最新技術