株式会社WHERE(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:阿久津 岳生、以下「WHERE」)は、2026年6月17日(水)、東京大学大学院工学系研究科の染谷 隆夫教授が主査を務める「第44回 フレキシブルエレクトロニクス社会実装研究会」(主催:一般財団法人 総合研究奨励会)に、代表取締役CEOの阿久津 岳生が登壇したことをお知らせします。 WHEREは、衛星×AI技術とフレキシブルエレクトロニクスの融合を見据えながら、都市空間の“見えない価値”をデータで可視化し、人々の体験に根ざした不動産評価が当たり前となる社会の実現に貢献してまいります。 フレキシブルエレクトロニクス社会実装研究会について 東京大学大学院工学系研究科の染谷 隆夫教授が主査を務めるフレキシブルエレクトロニクス社会実装研究会は、2013年に発足し、現在は法人会員60社超・第44回を数える産学連携プラットフォームです。一般財団法人 総合研究奨励会のもとに設置され、産業界と東京大学の継続的な共創を支えています。 フレキシブルエレクトロニクスとは、有機材料や金属ナノメッシュなどの柔軟な素材を用いた電子機器の総称です。皮膚に密着して体温・心拍・ストレスをリアルタイムで計測するウェアラブルセンサや、人工衛星に搭載可能な超軽量フレキシブル太陽電池などがその代表例であり、装着していることを意識させないまま自然な状態でデータを取得できる点が最大の特長です。医療・ヘルスケアから宇宙まで応用領域が急拡大しており、社会実装の加速が求められています。 第44回研究会は2026年6月17日(水)、東京大学本郷弥生キャンパス 弥生講堂一条ホールにて開催されました。 <登壇情報> ・登壇者:阿久津 岳生(株式会社WHERE 代表取締役CEO) ・時間:16:00~16:30 ・タイトル:“空間価値”を可視化する ― 衛星データ×AI×フレキシブルエレクトロニクスが変える都市と空間 ― 研究会について詳しくはこちら “空間価値”を可視化する社会に向けて 都市データのデジタル化は急速に進んでいます。衛星・登記・気象・人流・交通情報などをかけ合わせることで、都市の“外側”の状態は可視化しやすくなりました。 一方で、建物の内側で人間が何を感じ、どのような体験をしているかは、いまだ十分にデータ化されていません。不動産の評価が現在も「駅距離」「面積」「容積率」といった物理スペックに依存している背景には、この“内側の不可視性”があります。 阿久津はこの課題を「最大のブラックボックス」と表現し、フレキシブルエレクトロニクスがもたらす可能性を提示しました。 装着を意識させないセンサが自然な状態で生体データを取得できるようになれば、ストレス・集中度・快適性・睡眠・感情といった主観的な体験を客観的に定量化できる可能性があります。 さらに衛星データ・都市データ(マクロ)と、空間内で生まれる体験データ(ミクロ)をかけ合わせることで、「駅徒歩5分」に代わる評価軸として「人が最も幸福になる空間」を定義し得るとし、不動産評価の次世代モデルへの展望を語りました。 WHEREはJAXA宇宙科学研究所を起源とし、衛星データとAIを活用して不動産用地の探索・評価からユーザーの取引創出までを一気通貫で支援する「Deal Tech」企業です。都市の“外側”データの活用で実績を積んできた同社にとって、フレキシブルエレクトロニクスが可能にする“内側”データとの統合は、次の事業フロンティアとして位置づけられます。 左:東京大学 産学協創推進本部長/大学院工学系研究科電気系工学専攻・教授 染谷 隆夫氏、右:株式会社WHERE 代表取締役CEO・阿久津 岳生 染谷研究室について 染谷 隆夫教授は、東京大学産学協創推進本部長を務め、大学院工学系研究科電気系工学専攻に所属しています。 研究室では、有機材料を用いたスキンエレクトロニクスを中心に、ナノメッシュ型皮膚貼り付けセンサ、伸縮性配線・スマートウェア、iPS細胞由来心筋細胞への応用など、生体・医療デバイスへの幅広い展開を進めています。通気性と伸縮性を両立するナノメッシュ電極や、元の長さの5倍に伸ばしても高い導電性を維持する伸縮性配線など、世界最先端の成果を発信し続けています。国内外の研究機関・企業との共同研究も精力的に行っており、フレキシブルエレクトロニクスの社会実装をリードする存在として、国際的な評価を受けています。 研究室ウェブサイト:https://www.ntech.t.u-tokyo.ac.jp/ 株式会社WHEREについて 「宇宙から地球の不動産市場を変える」というビジョンを掲げる、JAXA発のスタートアップ企業です。創業者の阿久津は、これまでに8社の不動産関連企業を起業・経営してき