Ⓒ NED 【2026年6月26日 東京発】 「子どもの権利」の普及啓発を通じて子どものウェルビーイング向上を目指す「こどものけんりプロジェクト」(日本ユニセフ協会・こども家庭庁 共催)は、本日、「こどものメンタルヘルスキャンペーン~“こころのこえ”をきいてみよう~」を開始いたしました。メンタルヘルスの正しい理解の普及とメンタルヘルスについて臆せず話せる環境づくりを通じて「子どもと若者のメンタルヘルスを守り支援する社会」の実現を目指します。本日公開したキャンペーンの特設サイトでは、ユニセフ(国連児童基金)がグローバルに発信する保護者や若者向けの情報に加え、低年齢の子ども向けに、今回新たに制作されたコンテンツも提供しています。 * * * ユニセフ(国連児童基金)は、2021年に発表した「世界子供白書」で、「10〜19歳の7人に1人以上が、メンタルヘルスに何らかの疾患を抱えているとされています。メンタルヘルスに関わる疾患の半数は、子どもの頃に始まると言われていますが、そのほとんどは気づかれず、治療も受けられないまま放置されています」と訴えました。 © UNICEF/UN0474758/Babajanyan VII Photo 世界の子どもたち、特に思春期の若者たちにとって、こころの不調は、病気や障がい、あるいは命を落とすことにもつながる最も大きな原因の一つとなっています。日本も例外ではありません。ユニセフ「レポートカード20」(2026年)は、日本の子どもの精神的幸福度は、先進国38カ国中32位にとどまると報告しました。また、2025年の小中高生の自殺者数も、過去最多を更新しています。 こうした状況を踏まえ、子どもと若者のメンタルヘルスを守り支援する社会の実現を目指す「こどものメンタルヘルスキャンペーン~“こころのこえ”をきいてみよう~」では、すべての人の健康とウェルビーイングを支える土台となるメンタルヘルス(こころの健康)の正しい理解の普及と、メンタルヘルスにまつわるスティグマ(誤解や偏見)の払拭に資するよう、ユニセフのグローバルコンテンツをはじめ国内外の専門家の知見に基づいた情報やコンテンツを発信してまいります。 その第1弾として本日公開した特設サイトでは、ユニセフのグローバルサイトから、保護者や若者向けのメンタルヘルスに関する約50本の記事(動画コンテンツ含む)を翻訳して掲載しています。 Ⓒ 日本ユニセフ協会 加えて、今回、未就学児~小学校低学年向けに新たに制作した、「こどものけんりプロジェクト」の応援キャラクター=ジーン&ケーンが日々変化する気持ちと付き合う方法を歌で伝える楽曲「まほうのはじまり」や、セサミストリートのキャラクターが勧める家庭でできる簡単なメンタルヘルスケアの方法などのコンテンツも紹介しています。 こどものメンタルヘルスキャンペーン~“こころのこえ”をきいてみよう~特設サイト https://www.unicef.or.jp/kodoken/mentalhealth/ 「メンタルヘルスは身体の健康とよく似ていると説明してください。こころが健康な人でも、時には悲しみや怒り、動揺といった不快な感情を抱きますし、身体が健康な人でも、いつも体調が良いとは限りませんよね。こころと身体の健康のどちらにおいても、自分が何を感じているかに気づき、調子があまり良くないときには、周囲の人にサポートを求めることが大切です」 (特設サイト「保護者の皆さんへ」より) 「自分の本当の気持ちを打ち明けてみませんか? 助けが必要な時や愛する人のことが心配な時は、周囲につながりと助けを求めましょう」 (特設サイト「10代の皆さんへ」より) 「こころがいっぱいになったときは、自分に まほうを かけてみよう。雨にぬれたくないときに、かさをさすように、ドキドキするときや悲しいときに使える まほうの力を みんな持っているんだ」 (特設サイト「こどものみなさんへ」より) 「私たちが自分の精神的・身体的ニーズを満たすことができれば、それは、自分たちのみならず、子どもたちのこころの健康とウェルビーイングにも良い影響を与えます」 (特設サイト「保護者の皆さんへ」より) 【 日本ユニセフ協会 広報・アドボカシー推進室長 松本和子のメッセージ 】 日本は、子どものメンタルヘルスについて、学校教育の中で体系的に施策を展開するなど、積極的な取組みを進めていると考えております。しかしそれは、私たちの目の前に“直視すべき現実”があることの裏返しでもあるのでしょう。 ユニセフの支援の基本は「予防」です。予防接種による乳幼児死亡率の削減に代表されるように、この考え方は長きにわたって世界で実践されてきました。「メンタルヘルス」も例外ではありません。子どもが成長する早い段階