社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院(所在地:長野県松本市、理事長:相澤 孝夫、以下「相澤病院」)は、Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)が提供する医療機関向け生成AIソリューション「ユビー生成AI」の試験導入を終了し、院内全体への正式導入を開始したことをお知らせいたします。 あわせて、相澤病院ではUbieが提供する「ユビー生成AI」モバイルアプリ版(iOS対応)を導入いたします。業務用iPhoneを活用した音声認識・文章生成機能により、病棟・外来を問わずどこでも生成AIを活用できる環境を整備し、医療従事者の認知負荷の軽減と業務品質の均一化をさらに加速させてまいります。 ■正式導入の背景 相澤病院では2024年9月より、甲信越エリアで初となる「ユビー生成AI」の試験導入を実施してまいりました(*)。医師、看護師、外国人患者の受け入れを支援する国際課のスタッフなど約80名を対象に、文章生成・要約や音声認識機能を検証しました。その結果、業務用iPhoneを活用したモバイル版の音声認識・文章生成機能が、医療現場の多様なシーンで高い効果を発揮することが確認されました。多岐にわたる部門で認知負荷の軽減と業務品質の均一化に寄与することが実証されたことから、「ユビー生成AI」ならびにモバイルアプリ版の院内全体への正式導入を決定いたしました。 2026年度診療報酬改定では、「医療DX・データ活用」への評価がさらに強化される方針が示されています。相澤病院は早期からDX推進室を設置し、RPAや業務用スマートフォンの導入などICT活用を戦略的に進めてきました。全国130病院以上への導入実績と専門的な伴走支援力を持つUbieをパートナーとし、さらなる業務効率化と医療の質向上の両立を図ります。 *甲信越エリアで初となる「ユビー生成AI」の試験導入を相澤病院で開始(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000048083.html) ■「ユビー生成AI」モバイルアプリ版について 相澤病院が「ユビー生成AI」とあわせて導入を開始するモバイルアプリ版は、相澤病院でのこれまでの実証実験を通じ、特に高い効果が確認された入退院支援室における退院カンファレンスなど音声認識による記録業務を、さらに発展させる形で開発したものです。以下の機能をスマートフォンから利用できます。 音声認識機能: 診療録や看護記録を音声入力から自動作成 画像認識機能: 紙のドキュメントや画像の読み取り・解析 文章生成・要約:各種医療文書の作成支援 豊富なプロンプトテンプレート: 幅広い医療業務に対応 本アプリはiPhone(iOS)に対応しており、院内の閉域ネットワーク環境と組み合わせることで、医療機関のセキュリティ要件に即した安全な運用環境を実現しています。デスクトップ版・モバイル版のシームレスな連携により、病棟・外来・在宅医療支援など多様な現場での生成AI活用が可能となります。 ■導入効果・実績 現在、モバイルアプリの活用により約30種類以上(音声認識・要約・医療文書作成・カンファレンス記録等)のワークフローが稼働しています。 以下、導入効果・実績の一例をご紹介します。 ・退院前カンファレンス記録作成時間:60分→10分に短縮(音声入力とAI要約を活用) ・退院前カンファレンス実施件数:導入前月4件→導入後月最大20件へ増加 ・退院時共同指導料算定件数:導入前月2件→導入後月最大14件へ増加 ■今後の展望 相澤病院は、「ユビー生成AI」の正式導入を起点に、院内DXのさらなる深化を推進します。今後は、電子カルテ等の院内データを「ユビー生成AI」へシームレスに連携する「院内データ連携基盤」構築の検討を進め、病院側のデータ整形作業を最小化しながら生成AI活用をさらに発展させます。あわせて、DPCコーディング業務のAIによる効率化と収益改善に向けた検討を開始しており、業務効率化にとどまらず病院経営の改善まで支援するAIインフラの確立を目指します。また、2026年度診療報酬改定で強化された医療DX評価への対応も見据え、看護配置・クラーク配置の柔軟化を着実に進めてまいります。テクノロジーの力で生み出された時間を、患者さんへのケアの充実やより専門性の高い医療の提供へと還元し、医療従事者が本来の仕事に集中できる環境づくりに貢献してまいります。 ■社会医療法人財団 慈泉会 理事長/相澤病院 最高経営責任者 相澤 孝夫様 コメント 「ユビー生成AI」の導入は、相澤病院が長年大切にしてきた「患者中心の医療」を、テクノロジーの力でさらに進化させるものです。AIが医療従事者の負担を減らし、「人間にしかできない温か