1970年代から2000年代の名曲に再び“息吹”を吹き込むように、オリジナル楽曲×カバー楽曲×ドラマトラックを通じて物語を紡いでいく、タイムレス音楽IPプロジェクト「デートウォーズ(DATE WARS)」。 この度、上吾田鹿葦津愛媛命 優愛(CV:永瀬 アンナ)・少名毘古那守 兎寝(CV:橘 めい)・九延毘古 葉麗(CV:春川 芽生)・櫛名田比女 留魅(CV:武田 雛歩)からなるDATE WARS 80年代時空旅楽団による、オリジナル楽曲「強がりなシルエット」が6月25日(木)に配信を開始し、同日10時にミュージックビデオも公開いたしました。 「強がりなシルエット」配信リンク:https://lnk.to/tJEH5l0X 「強がりなシルエット」ミュージックビデオ:https://youtu.be/w_kzHWr_V_4 「デートウォーズ(DATE WARS)」関連サイト オフィシャルサイト:https://datewars-prisoner.jp YouTube:@DATEWARS_pj(https://www.youtube.com/@DATEWARS_pj) X:@DATEWARS_pj(https://x.com/DATEWARS_pj) TikTok:@datewars_pj(https://www.tiktok.com/@datewars_pj) デートウォーズOFFICIAL STORE:https://store.plusmember.jp/shop/products/list.php?category_id=4826 ■コメント ・百瀬 祐一郎(原作・総合プロデュース) 最初の数秒で分かる。これは八十年代を資料館のガラス越しに「懐かしいね」と眺める曲じゃねぇ。夜の首都高に盗難車で乗りつけ、助手席に未練を座らせ、カセットのA面を巻き戻さずに踏み込む曲だ。 ビートは表向き、涼しい顔をしている。だが内側では倍速の心拍が「俺は平気だ」と何度も偽証している。タイトルが『強がりなシルエット』? なるほど。強がっている本人より先に、ドラムとベースが現場写真を押収している。 シンセの硬い光、輪郭の太い低音、派手なのに妙に乾いたドラム。八十年代というのは、スネア一発に倉庫一棟ぶんの残響を与え、デジタル・シンセには未来そのものを弾かせ、それを堂々と「洗練」と呼べた幸福な時代だ。DX7がデジタルな音色をポップスへ持ち込み、ドラムマシンが生身とは異なる正確さを武器にした時代。その人工性を、この曲は安っぽく隠さない。むしろ金色のジャケットみたいに堂々と着る。素晴らしい。現代のミックス会議なら、誰かが「もう少し引き算を」と言い出すところだが、この曲はそいつをトランクに詰め、そのままサビへ行く。 歌は泣き崩れない。泣き崩れたら話が早すぎるからだ。語尾にナイフを隠し、メロディーだけが本音を漏らす。明るく開く和音と、その隙間へ差し込む歌謡曲的な陰。都会的なシティ・ポップの化粧をしながら、心臓には昭和歌謡の古傷がある。ここがいい。美人が完璧だから惚れるんじゃない。完璧な化粧の下で、昨夜の修羅場がまだ乾いていないから目が離せないのだ。 八十年代後半の日本は、消費と都市の光で「未来はすでに到着した」と演出していた。シティ・ポップもディスコ、ファンク、R&Bなどを磨き上げ、車、夜景、リゾート、恋愛を音のショーウインドーに並べた。しかし後から見れば、そのネオンには全部、期限切れの値札が付いていた。『強がりなシルエット』は、その繁栄の光だけでなく、光が強いほど人影が濃くなることまで知っている。 特に後半、熱量を押し上げたあとで景色を少し引き、余韻を残す流れがうまい。派手な決着ではなく、事件のあとに道路へ残ったテールランプを見せる。幸福だったのか、捨てられたのか、勝ったのか、ただ逃げ切っただけなのか。答えは出さない。八十年代の名曲は、未来を信じるふりがうまかった。この曲は、その「ふり」の美しさをよく分かっている。 要するに、これは懐古趣味ではない。八十年代の衣装を着た、現在進行形の情事だ。ネオン、嘘、速度、未練。その全部を四分間に押し込み、最後に涼しい顔でこう言う。 「別に、何とも思ってないけど?」 もちろん大嘘だ。だから最高なのである。 ・みの(音楽プロデューサー) © UUUM 今作を制作するにあたり、シティポップをダブ的に解釈するアプローチに長けたクニモンド瀧口さん(RYUSENKEI)と、活動を共にされているナツ・サマーさんに作詞を依頼いたしました。 完成した楽曲は、清涼感の中にどこかアンニュイな情緒が漂う、非常に密度の高い仕上がりとなっています。シティポップ特有の軽やかな口溶けを感じさせながらも、足元を支えるドープなベースラインや、ダブの手法で空