株式会社TransRecog(本社:東京都港区、代表取締役CEO:小林敬明、以下「TransRecog」)は、吹田市水道部において、AI最適化(数理最適化)を活用した勤務表作成システムを導入しました。 本システムの導入により、従来は1か月分の勤務表作成に2〜3日程度かかっていたところ、約2時間まで短縮できることを確認しました。複雑な勤務条件を反映しながら勤務表案を作成し、人が確認すべき箇所を見える化することで、吹田市水道部における勤務表作成業務の効率化と確認作業の負担軽減を支援しています。 イメージ 背景 水道事業は、市民生活を支える重要な公共インフラです。安定した事業運営のためには、職員の勤務体制を適切に管理し、必要な人員を確保することが求められます。 一方で、勤務表作成では、公休、祝日、育休、グループ会議日、分庁舎勤務、連続勤務、週起算日など、複数の条件を同時に考慮する必要があります。特に、月をまたぐ勤務や長期間の勤務表を作成する際には、確認作業の負担が大きく、属人的な対応になりやすいという課題がありました。 吹田市水道部では、従来からExcelを活用して勤務表作成の効率化に取り組んでいましたが、複雑な勤務条件を反映しながら長期間の勤務表を作成するには、多くの時間と確認作業が必要でした。 取り組み内容 TransRecogは、吹田市水道部の勤務表作成業務において、AI最適化を活用した勤務表作成システムを開発・導入しました。 本システムでは、職員情報、予定、祝日・閉庁日、長期休暇などの情報をもとに、複数の勤務条件を考慮した勤務表案を作成します。また、作成後に人が確認すべき箇所を確認用シートとして出力することで、最終的な確認・調整を行いやすくしています。 主な対応内容は以下のとおりです。 公休、祝日、育休、グループ会議日、分庁舎勤務などを考慮した勤務表作成 週起算日の変更への対応 長期間の勤務表作成への対応 週2公休確認やグループ会議日振替など、確認すべき箇所の見える化 実務上必要な、人手による確認・調整を前提とした出力 実際の勤務表(氏名は加工済み) 導入効果 本システムの導入により、1か月分の勤務表作成時間を、従来の2~3日程度から約2時間まで短縮できることを確認しました。これは、1日8時間換算で約9割の削減に相当します。 また、予定をあらかじめ組み込んだうえで勤務表を作成できるため、作成者の負担軽減につながっています。出力後も、確認用シートにより、公休不足やグループ会議日振替など、人が確認すべき箇所を把握しやすくなりました。 これにより、勤務表作成業務の効率化に加え、確認作業の負担軽減や属人化の抑制につながります。 導入事例について 本取り組みの詳細は、導入事例としても公開しています。 吹田市水道部における勤務表作成の課題、AI最適化による対応内容、導入後の効果について、以下のページでご覧いただけます。 導入事例ページ:https://www.transrecog.com/導入事例集-吹田市様v2/ 吹田市水道部での評価 吹田市水道部では、現場の要望を踏まえて改修を重ねながら、実際の勤務条件に即した勤務表作成システムとして導入しました。現在は、勤務表案の作成に加え、公休不足やグループ会議日振替など、人が確認すべき箇所を把握するための仕組みとして活用されています。 担当者からは、1か月分の勤務表作成時間を大幅に短縮できたことや、予定を組み込んだ勤務表作成ができる点について、実務上有用であるとの評価をいただいています。 今後の展開 TransRecogは、今回の成果を踏まえ、自治体・公共インフラ・現場業務における勤務表作成、人員配置、スケジュール作成の効率化を支援してまいります。 水道部門に限らず、消防、清掃、施設管理、福祉、交通、製造など、複雑な勤務条件や人員配置条件を持つ現場業務に対して、AI最適化を活用した業務改善を展開していきます。 なお、本取り組みの詳細な技術内容および評価結果については、今後、学会発表・論文化も検討してまいります。 AI最適化について AI最適化(数理最適化)とは、複数の条件や制約をもとに、最適な組み合わせを自動で探索する技術です。本取り組みでは、数理最適化を中心とした技術を活用しています。勤務表作成、人員配置、スケジュール作成など、条件が複雑で人手による調整に時間がかかる業務に適用できます。 TransRecogでは、自治体・公共インフラ・現場業務を中心に、業務条件を整理し、実務で使える形に落とし込むAI最適化ソリューションを提供しています。 株式会社TransRecogについて 株式会社TransRecogは、「現場の複雑な業務を、使える形でデジタル化する」ことを目指し、AI最適化、文書・PD