「旅を通して、人と出会い、学ぶ」を軸に旅をつくる、とことこあーす株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:戸田愛)は、大手前高松高等学校(所在地:香川県高松市)の教員らと、海外教育プログラムを共同開発しました。 アンコールワットを訪れた大手前高松高校の生徒たち 本プログラムは、観光庁の「海外教育旅行プログラム付加価値向上支援事業」に採択されました。開発にあたっては、探究教育の専門家で高校英語教師の芹澤和彦氏をはじめ、現地団体や観光庁からの協力を得て、有識者の助言を受けながら進められました。結果として、翌年度には生徒募集、研修の実施に至りました。 生徒たちはカンボジアで雇用創出や持続可能な循環型経済を推進するNPOや工場などを訪問し、視察、体験、そして現地の人々との対話を通じて、社会課題や持続可能な社会について深く探究しました。帰国後には、研修での学びを共有するラーニングカンファレンスを開催。 この経験を通して、アントレプレナーシップに不可欠な当事者意識を育みました。 地域の進学校から、世界で活躍するリーダーを生む 近年、日本の教育現場では知識の習得だけでなく、社会課題に主体的に向き合い、新しい価値を生み出していく力が求められています。 大手前高松高等学校は、持続可能な地域・社会を築くアントレプレナーシップを持ったリーダーを育成するため、新しい教育コースの構想を進めていました。単なる受験指導や地域企業との連携にとどまらず、世界へと視野を広げた教育プログラムの一環として、本プログラムは観光庁の事業に採択されました。 採択後、教員がカンボジアを訪れ、現地で教育や地域づくりに取り組む人々の活動を視察。 現地での対話や体験は、教員自身の価値観にも大きな影響を与え、生徒たちにも世界の現場に触れてほしいという想いが強まりました 。こうした経験をもとに村での宿泊体験やIKTT工場の視察なども追加され、今回の海外研修として実施されることとなりました。 プログラム開発のためカンボジアを視察した大手前高松高校の教員 観光庁「海外教育旅行プログラム付加価値向上支援事業」とは 教育的付加価値の高い海外教育旅行の企画を支援するもので、学校関係者と旅行事業者が連携し、新しい海外教育プログラムの開発を目的としています。 本プログラムは、2024年度「海外教育旅行プログラム付加価値向上支援事業」に採択いただき、観光庁支援の元、開発されました。 観光庁「 海外教育旅行プログラム付加価値向上支援事業 」 観光庁事例集「 海外教育旅行のすすめ2025 」(10-11ページに掲載) 観光庁主催「海外教育旅行シンポジウム2025」に登壇(とことこあーす代表 戸田) カンボジアで挑戦する日本人の「リアル」を知り、自らの問いを立てる旅 研修では、カンボジアの社会や文化、経済の現場を訪れ、持続可能な社会のあり方について学びます。 ① ローカルから生まれる循環型経済の現場を訪問 環境、自然保護と経済発展を両立させる新しい次の在り方について、実際に現地で循環型の経済を作り出した先駆者でもある日本人と話し、体感することで、学生自身が学びと雇用の循環、そして教育の可能性について自ら考え、学びを得ます。 カンボジアで持続可能な循環型経済を実践するエコビレッジを訪問 【カンボジアで学校から村の経済までつくる日本人との出会い】 NPO法人 earth tree 理事長 加藤大地氏 カンボジアで活動している加藤氏は、学校がない・教育が受けられないというカンボジアの問題を解決するために、学校建設から活動を始めました。 現在は、竹を使った建築や天然素材のものづくりなど、カンボジアの自然と伝統の技術力を活かして現地に雇用を生み出し、持続可能な循環型の経済を回す活動(エコビレッジの創設)に取り組んでいます。 カンボジアで日本人の新しい挑戦に触れることで、行動を生み出す力を間近に感じます。 カンボジア最大級の竹建築「earth treeビレッジ」 ② 伝統工芸とブランドづくりを学ぶ 地域の伝統工芸を守るために村をつくりあげた日本人、そしてその村と伝統を守り続けるために新たなブランドとして進化・創造し続けるその理念を学んでいきます。 伝統工芸の工房を視察し、現地のものづくりを学ぶ生徒たち ③ 歴史の体感と現在への理解 このプログラムでは、現在の活動だけでなく、過去の技術や遺産に触れ、歴史から学ぶことを重視しています。かつて優れた技術が存在したにもかかわらず、なぜ現在のカンボジアで学校や教育者が不足しているのかという背景を深く掘り下げ、過去から複雑に連なる現状への理解を深めていきます。 アンコールワットなどの歴史遺産を訪れ、カンボジアの歴史や文化を学ぶ生徒たち ④ 現地の人と出会い、現地の暮らしを感じる