特殊詐欺やフィッシング詐欺の対策サービスを提供するトビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:明田 篤、証券コード:4441、以下「トビラシステムズ」)は、2026年5月に当社調査で確認された詐欺電話や詐欺SMSに関する独自調査レポートを公開します。(調査期間:2026年5月1日〜5月31日) また、直近の当社調査で確認された傾向についてもお知らせいたします。 <調査サマリー> ◉ 国際電話番号を使った不審電話が、引き続き高い水準で推移 ◉「+1」からのニセ警察詐欺が継続、自動音声でオペレーターへ誘導する手口も多発 ◉ PayPay支払いに誘導する手口が増加、金融・決済サービスをかたる詐欺SMSが半数超に ◉ PayPay送金詐欺の増加が続く、悪用される事業者の種類に変化も 1. 詐欺電話レポート ○国際電話番号を使った不審電話が引き続き高い水準で推移 2026年5月に新たにトビラシステムズの迷惑電話番号データベースに登録された番号の種別割合は、国際電話番号が60.2%(前月差−1.7pt)で、前月よりわずかに減少したものの、引き続き高い水準で推移しています。 携帯電話番号は20.5%(前月差+3.1pt)で、前月より増加しました。固定電話番号は前月から減少、特定IP電話番号(050番号)は横ばいで推移しています。 ○「+1」からのニセ警察詐欺が継続、自動音声でオペレーターへ誘導する手口も多発 当社の調査で、2026年5月に着信件数が多かった国際電話の国番号は、上位からアメリカ合衆国やカナダなどの北米地域、ロシア・カザフスタン、オーストラリア・クリスマス島・ココス諸島、国際プレミアムレート(注1)、イギリスでした。 「+1」で始まる国際電話番号からは、警察官等をかたる「ニセ警察詐欺」をはじめ、金融機関、通信事業者、宅配事業者などをかたる不審な発信が多数確認されました。 また、様々な事業者をかたり、未納料金やサービス利用停止等の名目の自動音声が流れ、「オペレーターにつなぐ場合は1を押してください」などと案内する不審な電話が多発しています。案内の指示に従うと、オペレーターをかたる人物へつながり、その後、警察官を名乗る人物が登場する詐欺手口に発展する可能性があります。 (注1)国際電話を使って海外の有料情報サービスにアクセスする仕組みで、通常の国際電話よりも高い通話料が発生する。 2. 詐欺SMSレポート ○金融・決済サービスが半数を占める、PayPay支払いに誘導する手口の増加が影響 2026年5月は、金融・決済サービスをかたる手口の割合が51.9%となり、全体の半数を占めました。これは、架空料金の支払いを装ったSMSから電子決済サービス「PayPay」の送金画面へ誘導する「PayPay送金詐欺」の手口が増加したことが影響しています。 ○PayPay関連のサービスをかたるSMSが多発 実在する企業やブランドをかたるSMSについて、2026年5月は「PayPay」「PayPay銀行」「PayPayカード」など、PayPay関連のサービスを装うSMSが多発しました。 また、先月に引き続き「WhatsApp」をかたるSMSも確認されており、1か月を通して継続的に発生しました。下旬には「三井住友カード」や「Mastercard」などのクレジットカード会社を装うSMSも増加しました。 <参考資料> PayPayをかたるフィッシングメールについて(PayPay) https://paypay.ne.jp/help/c0143/ PayPay銀行をかたる偽メールにご注意ください(PayPay銀行) https://www.paypay-bank.co.jp/news/2024/0329.html PayPayカードをかたる不審なメールにご注意ください(PayPayカード) https://www.paypay-card.co.jp/info/010339.html 弊社を装った不審なメールやSMSにご注意ください(三井住友カード) https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/23/cardinfo4010384.jsp フィッシング詐欺にご注意ください(Mastercard) https://www.mastercard.co.jp/ja-jp/personal/get-support/phishing.html 詐欺SMSの検知状況をリアルタイムに観測し可視化する「詐欺SMSモニター」で、詐欺SMSに関する最新情報をご確認ください。 詐欺SMSモニター https://smon.tobila.com/ 3. <トピック>PayPay送金詐欺が増加、悪用される事業者の種類に変化も 未納料金な