特殊詐欺やフィッシング詐欺の対策サービスを提供するトビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:明田 篤、証券コード:4441、以下「トビラシステムズ」)は、2026年2月に当社調査で確認された詐欺電話や詐欺SMSに関する独自調査レポートを公開します。(調査期間:2026年2月1日〜2月28日) また、直近の当社調査で確認された傾向についてもお知らせいたします。 <調査サマリー> ◉ 迷惑電話は国際電話番号が大幅減少、携帯番号や050番号が増加 ◉ 国際電話「+1」や「+875」でニセ警察詐欺が多発、事業者かたる電話が発端の場合も ◉ 2月は「国税庁」かたるSMS多発、確定申告シーズンに便乗か ◉ 法人の不正送金被害額47億円で前年比4倍に、新年度に注意したい企業を狙う手口3例 1. 詐欺電話レポート ○迷惑電話は国際電話番号が大幅減少、携帯番号や050番号が増加 2026年2月に新たにトビラシステムズの迷惑電話番号データベースに登録された番号の種別割合は、国際電話番号が44.9%(前月比−22.3%)で、前月より大幅に減少しました。一方で、携帯電話は24.0%(前月比+7.9%)、050IP電話は14.6%(前月比+8.3%)、固定電話は9.1%(前月比+2.4%)で、いずれも前月より増加しました。 ○ニセ警察詐欺が多発、事業者をかたる電話が発端のケースも 当社の調査で、2026年2月に着信件数が多かった国際電話の国番号は、上位から アメリカ合衆国やカナダなどの北米地域、グローバルな衛星移動通信システム(GMSS)(注1)、海上移動業務による予約(注2)、ロシア・カザフスタン、イギリス でした。 警察官等をかたり捜査名目で金銭をだまし取る 「ニセ警察詐欺」 は、前月から引き続き「+1」や「+875」で始まる番号帯からの発信が多く確認されています。なおニセ警察詐欺では、最初に「携帯電話が2時間後に利用停止になる」「あなたのカードが不正利用されている」などの自動音声が流れるケースも多く、これらの国番号では通信事業者やクレジットカード会社などをかたる電話も多数発生していることがわかりました。 (注1)自動車、船舶、航空機等の移動体に設置した無線局や衛星携帯電話端末から、通信衛星を経由して通信を行うシステム。 (注2)国際電気通信連合(ITU)による電話番号計画の勧告E.164で割り当てられたコードで、海上移動業務での将来的な利用のために予約されている国番号。 2. 詐欺SMSレポート ○SNSやコミュニケーションツールをかたるSMSが増加 2026年2月は、SNS・コミュニケーションツールをかたる手口の割合が増加し、29.4%となりました。金融・決済サービスをかたる手口は24.0%、官公庁・公的機関をかたる手口は21.3%で、いずれも前月より増加しました。 ○2月は「国税庁」かたるSMS多発、確定申告シーズン便乗か 実在する企業やブランドをかたるSMSについて、2026年2月は 「国税庁」 をかたるSMSが1か月を通して多発しました。確定申告シーズンを集中的に狙っている可能性も考えられます。 金融機関をかたるSMSでは 「Mastercard」 、SNS・コミュニケーションツールをかたるSMSでは 「WhatsApp」 が目立っています。 「日本郵便」 をかたるSMSも継続的に発生しています。 <参考資料> 不審なメールや電話にご注意ください(国税庁) https://www.nta.go.jp/information/attention/attention.htm フィッシング詐欺にご注意ください(Mastercard) https://www.mastercard.co.jp/ja-jp/personal/get-support/phishing.html 日本郵便を装った不審メール及び架空Webサイトにご注意ください。(日本郵便) https://www.post.japanpost.jp/notification/notice/fraud-mail.html 詐欺SMSの検知状況をリアルタイムに観測し可視化する「詐欺SMSモニター」で、詐欺SMSに関する最新情報をご確認ください。 詐欺SMSモニター https://smon.tobila.com/ 3.<トピック>法人狙う不正送金被害が前年比4倍に、新年度に向けて要注意 これまで、特殊詐欺やフィッシング詐欺の主な標的は“個人”でしたが、近年は“法人”を狙う手口が増加しています。警察庁サイバー警察局の発表によると、令和7年の法人におけるインターネットバンキングの不正送金被害額は47億円で、前年の4倍に増加しています。 新年度に向けて、法人では新入社員の入社