物価高や上がらない給料の中で、「将来のために投資を始めなきゃ」と焦りを感じる30代・40代の子育て世代が増えています。 しかし、なんとなく”投資をやってみようか”とSNSで情報収集を始めても、「私には難しそうだ」と、最初の一歩すら踏み出せずに挫折してしまうケースが多く見られます。 株式会社TRUSTが運営する金融教育スクール「FEラボ」では、将来のお金に不安を感じている投資未経験者および初心者154名を対象に、投資への意識と「最初の一歩」に関する実態調査を実施しました。 その結果、投資初心者の7割以上が「興味はあるものの、一歩を踏み出せずにいる」状態であり、経験者の多くが「知識不足のまま始めた自己流投資」で後悔している実態が明らかになりました。 ■調査サマリー 投資の目的は「老後の生活費」や「物価高への備え」など将来への不安解消が上位に 7割以上がSNSなどの投資情報に「難しくて自分には無理」と挫折を感じている 初心者がつまづく最大の要因は「専門用語の多さ」と「家計とかけ離れた情報」 経験者の後悔から判明した、知識ゼロから「とりあえず始める」ことの危険性 【154名に聞いた】お金の不安を抱える投資未経験者・初心者の属性データ 本調査は、将来のお金に不安を感じている、投資未経験または初心者・初級者の方154名に実施しました。 回答者は30代・40代(約64%)の働き盛り世代が中心です。 現在の投資経験については、「全く経験がない・口座を開設したのみ(47%)」「つみたてNISA等を少額で放置している(23%)」「1年程度の経験あり(30%)」という構成になっています。 物価高や日々の生活費のやりくりに悩みながらも、「なんとか将来に備えたい」「今の生活に少しでもゆとりを作りたい」と模索している、等身大の30代・40代のリアルな実態がうかがえます。 【30代・40代】将来のお金に対するリアルな悩み。投資に興味を持った理由とは 投資や資産形成に興味を持った理由について聞いたところ、「老後の生活費不足(44.2%)」「物価高や増税(29.2%)」といった将来の不安からくる理由が上位を占めました。 実際にアンケートに寄せられた声からも、先の見えない経済状況に対する悩みが浮き彫りになっています。 ▼アンケートに寄せられた「将来のお金」に対する不安の声 「老後資金が十分に用意できるか、将来も年金がもらえるか不安」 「給料は上がらないのに物価が上昇し続けていて、お金が足りるか心配」 「今後、結婚や出産を希望しているため、将来の費用についてしっかり考えたい」 このように、30代・40代の多くが日々のやりくりだけでなく、「この先のライフイベントや老後を乗り切れるのか」という強い危機感を抱き、投資の必要性に迫られていることがわかります。 初心者の7割超が「投資は難しそう」で一歩を踏み出せない では、なぜ多くの人が投資を始められないのでしょうか。 「お金に関する情報(SNSやネット)を見ていて、難しい・自分には無理だと感じたことはあるか」という問いに対し、実に71.4%が「はい」と回答しています。 具体的な理由は以下です。 ▼初心者が投資を「無理だ」と感じた理由TOP3 第1位:専門用語が多くて、初心者が今すぐ何をすべきかがわからなかった … 56.6% 第2位:キラキラした成功体験ばかりで、自分の家計とかけ離れていた… 42.5% 第3位:人によって言っていることがバラバラで、どれが正解か判断できなかった … 28.3% 投資への第一歩を踏み出せない理由としては、「損への恐怖や資金不足」といった心理面・資金面の壁だけでなく、「専門用語の難しさや判断基準がわからない」といった知識不足が大きな足かせとなっています。 さらに、発信者によって言うことが違うネットの現状が、かえって初心者に「投資は難しい」と感じさせ、第一歩を踏み出すハードルを高くしてしまっている実態が浮き彫りになりました。 【経験者の失敗談】自己流による「とりあえず投資」は後悔することも さらに、すでに投資を始めている経験者に「過去にお金に関して失敗した、後悔していること」を聞いたところ、初心者が陥りやすい「罠」が見えてきました。 ▼経験者が語る、過去の失敗と後悔(一部抜粋) 「知識がないからSNSで話題になっている銘柄を買っていたら、暴落して損失が膨らんだ。ある程度の知識を身につけてから手を出すべきだった」 「なんとなく仮想通貨を買ったら含み損になってしまった」 「みんながおすすめする投資信託を買ったところ、1週間後に暴落し元本を割ってしまった」 「若いうちに勉強して、自由なお金があるうちに投資にも挑戦したらよかった」 早く結果を出したいからといって、ネットの情報を鵜呑みにして「とりあえず感