チームラボは、インド・ムンバイのニタ・ムケシュ・アンバニ文化センターで、グループ展『Second Nature』に参加します。同センター内のアートハウスの全4階を利用して開催される本展では、ランダム・インターナショナル、A.A.ムラカミ、サイモン・ヘイデンス、エス・デヴリンによる大型作品と共に作品が展示されます。会期は、2026年7月3日(金)から2027年1月10日(日)まで。この度、グループ展における展示作品を公開します。 チケットは、公式ウェブサイトにて販売中です。 https://www.nmacc.com/visual-arts/second-nature/ リライアンス・グループ取締役 イーシャ・アンバニ氏 メッセージ 今日、アートは従来の枠組みを超えて進化を遂げており、人間の想像力だけでなく、私たちの世界を解釈し学習するインテリジェント・システムによっても形作られています。今回の『Second Nature』を通じて、私たちは、好奇心や感情、そして深い思索を呼び起こす体験を届けたいと考えました。これは、テクノロジー、自然、そして人間のクリエイティビティが、いかに深く融合しつつあるかを探求する試みでもあります。本展は、すでに驚くほどリアルに迫っている未来との対話へと、観客の皆様を誘うものです。 【作品紹介】 Nirvana: Fleeting Flowers, Radiance Within チームラボ《Nirvana: Fleeting Flowers, Radiance Within》© チームラボ Fleeting Flower シリーズの本作は、生と死を繰り返す花々によって、作品世界が描かれる。人々が触れると、花は散り、作品世界は欠けていく。すべては、境界のない生命の連続性の上に、危うく奇跡的に存在する。 本作は、近世の京都で活躍した伊藤若冲(1716–1800)の《鳥獣花木図屏風》や《樹花鳥獣図屏風》をモチーフにしている。若冲は、画面全体を数万もの升目に区切り、動植物の色を升目ごとに分割して配置する「升目画」という特異な表現を残した。升目画は、近距離では升目の集積として現れるが、遠距離では分割された色が光学現象である視覚混合によって混ざり合い、動植物の像として現れる。距離によって、見える像が変化する。本作では、その升目画が持つ「視点と認識によって像が変わる」という論理構造を参照しながら、花々の生命、視覚混合、身体の動き、光、そして他者との関係によって、絵画空間を生成し続ける。 部屋全体を囲む四面の壁は、一つの絵画空間となる。鑑賞者は、絵画の外から画面を見るのではなく、花々によって描かれた世界の中に入る。自らが触れることで花は散り、世界は欠ける。同時に、他者が別の場所で触れることによっても、その場所の花々は散り、作品世界は変化する。自分の身体、他者の存在、そして作品世界は、同じ空間の中で互いに関係し合う。 ここでの絵画空間は、「超主観空間」によって描かれているため、自由な身体を回復させる絵画空間となる。 一方、画面には絵画世界が描かれながらも、同時に強い煌めきがその世界を覆っている。その煌めきは、絵画世界を描く光そのものが、画面上で反射することによって生じる。鑑賞者が動くと、身体に応じて煌めきはうごめき、変化し、絵画世界の奥から光が現れる。 この光の煌めきが生む空間は、平面絵画に描かれたイリュージョンとしての奥行きではない。それは、鑑賞者の身体の動きと絵画世界を描く光によって、その瞬間に立ち上がる空間である。絵画空間は画面上に現れながら、身体が存在する実空間と連続し、絵画空間の奥へ、身体的な光の空間として広がっていく。 超主観空間による身体的な絵画空間と、身体的な光の空間は、重なり合い、鑑賞者のいる空間と接続された、境界のない身体的な絵画世界は生まれていく。 本作は、作品を単体として完結するものではなく、人々との関係の中で意味を更新し続けるものとして提示する。自分が触れること、他者が触れること、身体が動くこと、光の煌めき。それらすべてが作品世界を変化させる。ここでは、生まれ、咲き、散っていく花々、鑑賞者の身体、他者の存在、そして光の煌めきが重なり合い、絵画空間は実空間と連続する、身体的な光の絵画世界へと拡張される。 呼応する小宇宙 - 固形化された光 / Resonating Microcosms - Solidified Light チームラボ《呼応する小宇宙 - 固形化された光》© チームラボ それぞれのOvoid は、人に押され倒れると、光を強く輝かせ、音色を響かせながら自ら立ち上がる。周辺の Ovoid も次々に呼応し、同じ光と音色を連続させていく。人々のふるまいによって作品空間は変容し、人々と環境