「移住」というと、⼤きな決断や⼈⽣の転機と捉えられがちです。 ⼀⽅で、都市部で暮らす⼦育て世帯の中には、現在の暮らしに対して「なんとなくの違和 感」や「もっとこうだったらいいのに」といった思いを抱えている層も少なくありませ ん。 三条市の移住コーディネーター業務を受託しているシビレ株式会社(東京都中央区)では、こうした都市⽣活者の潜在的な意識を把握し移住促進施策につなげること、三条市の移住に関する情報を直接首都圏在住者に届けることを⽬的に、都内公園にて実地調査を実施しました。 【調査概要】 ・調査日時/2026年5月9日(土)10:00〜15:00 ・調査場所/豊洲ぐるりパーク ・回答者数/55名 ・回答者属性/20〜40代子育て世代 ・調査方法/公園利用者を対象とした対面型のシールアンケート調査および聞き取り調査 ※本調査は、特定の場所における簡易調査であり、統計的な代表性を保証するものではありません。また、ヒアリング内容は回答者の一部に基づく参考値であり、全体の傾向とは異なる場合があります。 本調査では、「移住したいか」を直接問うのではなく、「理想の暮らし」という観点から意 識を可視化。 その結果、都市部で暮らすファミリー層が選んだ理想の暮らしの中に、三条市で実現できる暮らし⽅と重なる価値観が多く含まれていることがわかりました。 「自然がすぐ近くにあり、アウトドアな趣味が楽しめる暮らし」「生活で使うものや食にこだわった丁寧な暮らし」「一戸建てを持ち伸び伸び子育てができる暮らし」「新しいことにチャレンジして自ら楽しみをつくる暮らし」はすべて三条市で叶う暮らし 調査結果:都市部ファミリーが求める「理想の暮らし」と「地方への意識」 調査では、回答者の理想の暮らしを大きく5つのカテゴリーに分類しました。 ※回答者の年代は聞き取りに基づく推測値です。 ①自然がすぐ近くにあり、アウトドアな趣味が楽しめる暮らし(24%) 「子どもに自然体験をさせたい」という親心や、地方出身者特有の「自然があると落ち着く」という声が多数。 <ヒアリング回答> ・自然があると落ち着く。アウトドアをやりたいから。(20代夫婦) ・子どもが快適に過ごせると思う。移住は仕事がネック。(30代夫婦) ②生活で使うものや食にこだわった丁寧な暮らし(16%) 「子どもにはよいものを食べさせたい」「無添加にこだわりたい」という食育への意識が、地方移住への関心と結びついています。 <ヒアリング回答> ・子どもにはよいものを食べさせたいから。移住するとしたら子どもが大きくなってから。(30代女性) ・地方はおいしい食べ物や天然にこだわった食材が多そうなイメージがある。(50代女性) ③一戸建てを持ち伸び伸び子育てができる暮らし(16%) 現在住んでいるマンションでの騒音トラブル(足音やジャンプ音)へのストレスが背景にあり、庭付き戸建てへの憧れが示されました。 <ヒアリング回答> ・現在は賃貸マンションに住んでいるが、お子さんがジャンプや階段ドタドタができないため、戸建てに住まわせたくなる。(30代男性) ・現在子どもが1歳未満で賃貸マンションに住んでいるが一戸建てにあこがれがある 。仕事がフルリモートできるなら地方に行きたい、移住するなら子どもが巣立った後などセカンドライフのイメージ。本取り組みに好感。 (20代夫婦) ④新しいことにチャレンジする暮らし(7%) 自ら楽しみを作る意欲的な層が一定数存在し、会社経営者などから「地元に根付いたチャレンジをしたい」という前向きな意見も寄せられました。すでに能動的に移住先を探している段階の回答者もおり、実際の「お試し移住」への意欲や、今回のような情報発信活動そのものに対する高い関心が寄せられました。 <ヒアリング回答> ・IT系会社を都内で経営しており、どこに行っても地元に根付いたチャレンジをしたいから。ごみごみしている都会に疲れた。移住のタイミングは子どもが大きくなってから。お試し移住に興味あり。 (40代男性) ・5年ほど移住を考えている。個人でベビーシッターをしており、マッチングサービスを利用しているが、地方には利用している人が少ないので仕事がネック。本調査のような取り組みを行っている地域に興味あり。お試し移住に行ってみたい。(40代女性) ⑤交通の利便性と娯楽が豊富な「都市型の暮らし」(36%) 利便性、教育環境、交通アクセスを重視する声が最も多く、地方出身者であっても「あえて都会を選んでいる」「戻る理由がない」という根強い意識が見受けられました。 <ヒアリング回答> ・交通の便も教育環境も都会の方がよい。(40代女性) ・田舎から出てきたくて上京したので戻りたくない。都会は便利で自然も案外多い。(40代夫婦) 調査から見え