誰もが、いつまでも終わらせたくなかった。 25年前、身近で突然起きた百貨店受付嬢誘拐殺人事件という、全国レベルのニュースを。 作家・辻村深月氏のデビュー22周年記念作品となる新作長編小説『ファイア・ドーム』(上巻・下巻)を2026年6月5日、小学館より刊行いたします。執筆開始から7年、その原稿枚数は1,500枚に達する超大作。著者渾身の現代長編ミステリーです。 発売まで残すところ3週間!いち早くお読みいただいた、全国400名以上の書店員さんから感想コメントをいただきました。本日より、特設サイトにて、公開いたします。 一気読みの興奮、胸を衝かれた痛み、そして読み終えてなお消えない余韻。全国の書店員さんから届いたのは、本作の読書体験をめぐる熱狂の感想コメントです。 公開された感想コメントは、読む前の楽しみを損なわずに期待に火を灯す「ネタバレなしページ」と、読後の高揚が響き合う「ネタバレありページ」の二つをご用意しました。発売を楽しみにしてくださっている読者の皆様も、物語の核心に触れることなくご覧いただけます。 *********************************** 『ファイア・ドーム』特設サイト https://www.shogakukan.co.jp/pr/fire_dome *********************************** 本作は文芸誌「STORY BOX」2019年6月号から2023年8月号に計25回連載された作品をもとに、大幅な加筆・全面改稿を経て完成しました。かつて物語を追ってくださっていた方にも、まったく新しい読書体験をお届けします。 全国の各書店、ネット書店にてご予約をいただけます。 前作『この夏の星を見る』から3年ぶり、満を持しての最新作、その発売日をお待ちください。 コンセプトアート ■ 特設サイト続々更新中! 発売に先立ち、『ファイア・ドーム』を読み解く「5つのキーワード」、登場人物紹介、冒頭30ページ大ボリュームの試し読みなど、たくさんのコンテンツを特設サイトで公開中。 物語のはじまりに、いち早く触れていただける本企画、ぜひお楽しみください。 ■書誌情報 タイトル: ファイア・ドーム(上巻・下巻) 著者: 辻村 深月 定価: 各2,090円(税込) 発売日: 2026年6月5日 判型: 四六判上製 頁数: 上巻464ページ、下巻432ページ URL:https://www.shogakukan.co.jp/pr/fire_dome 発行:小学館 ■内容紹介 人は、真実よりも面白い物語を選ぶ。 彼女は、“噂” という、炎に燃やされた。 25年前の夏、平穏だったはずの地方都市は、百貨店受付嬢誘拐殺人事件の発生、その報道により揺り動かされ、「噂」という大量の炎が降り注ぎ、燃えさかった。ようやく静けさを取り戻したかに見える町に燻り続ける因縁が、いま新たな事件を呼び起こす――。 「もう言われてるよ! どうせ、親が殺したんだろうって!」 言葉に怯み、気圧された。 目を見開き、絵梨を見つめる。赤い目で忠治を見つめ返す娘は、泣いてはいなかった。 「もう言われてる! 知ってる! この家が、二度もこんな目に遭うのはおかしいって、親や家族に絶対に何かあるって、みんな言ってる」 ――本文より ■著者コメント 大きな事件は人を魅了してしまう。 「地元だから知っているんだけど実は…」 「友達の友達が関係者で聞いたんだけど」 「あの被害者って本当は…」 なぜ、〝私たち〟はこうも事件にかかわりたいのか。 そのことをいつか小説で書くなら私が書きたいと、ずっと願ってきました。 タイトルは『ファイア・ドーム』。 振り動かせば雪が舞い散るスノー・ドームに眠る街に似た、山間の地方都市が舞台です。 その街の底には、普段は見えないけれど、振り動かせば炎が沈んでいる。 過去に起こった誘拐殺人事件にまつわる噂が、その炎です。 今の私のすべてをかけて、書き上げました。 『ファイア・ドーム』、どうぞよろしくお願いいたします。 ――辻村深月 ■著者紹介 写真/長田果純 辻村 深月(ツジムラ ミヅキ) 2004年6月5日、「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞。18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞第1位。『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『朝が来る』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『嘘つきジェンガ』『この夏の星を見る』など著書多数。 ※著者画像をご使用の際は、「写真/長田果純」の記載をお願いします。