妖怪美術館(館長:柳生忠平)は、開催中の企画展「POP YOKAI展」で実施した来館者参加型企画「POP YOKAI オーディション(前期)」の投票結果を発表しました。前期展示に登場した54体の現代妖怪を対象に行われた投票で、総勢5,024票が集まり、1位に「てるぽん」(407票)が選ばれました。 「てるぽん」は、暑さに困っている人のために体の中から雨を降らせ、気温を下げてくれる妖怪です。天気が気になる梅雨どきから、暑さが本格化する夏にかけて、雨を“涼しさを届けるもの”として描いた季節感のある存在としても注目を集めます。 現在、妖怪美術館では「POP YOKAI展」後期展示を開催中です。前期とは異なる現代妖怪たちが登場し、来館者が自分だけの“推し妖怪”を選ぶ「POP YOKAI オーディション(後期)」も実施しています。 作品名:てるぽん 作者名:松本 匡平 1位に選ばれた「てるぽん」とは 1位に輝いた「てるぽん」は、夏場、人が暑さに困っている時に、体の中から雨を降らせて気温を下げてくれる妖怪です。必要に応じて、下の玉を回転させて風を送り、人が喜ぶ姿を見るとニコニコと微笑みます。 雨や晴れが気になる梅雨どき、そして暑さが本格化する夏。「てるぽん」は、そんな季節にぴったりの妖怪です。雨を単なる憂うつなものではなく、暑さをやわらげ、人に涼しさと笑顔を届けるものとして描いている点に、現代妖怪らしいユーモアとやさしさが感じられます。 親しみやすい名前と愛らしい姿、そして人の困りごとにそっと寄り添う設定が、多くの来館者の支持につながりました。 「POP YOKAI オーディション(前期)」結果発表 本企画では、来館者が展示作品の中から最もお気に入りの妖怪を選ぶ「POP YOKAI オーディション」を行っています。前期では全54体を対象に投票を実施し、その結果、総投票数は5,024票となりました。 【POP YOKAI オーディション(前期) 最終結果 TOP10】 1位 てるぽん 407票 2位 オチャノミトモ 390票 3位 千目おにぎり(ちめおにぎり) 284票 4位 そらみみ 276票 5位 春風龍(しゅんぷうりゅう) 247票 6位 Gaps in the Timeline 176票 7位 妖怪いいね!いいね! 165票 8位 ぼたんぼ 160票 9位 鬼たまご 156票 10位 蠟神(ろうじん) 152票 POP YOKAI オーディション(前期)最終結果 TOP10 投票結果から見えた現代妖怪の魅力 上位には、親しみやすいシルエット、かわいらしさと不気味さが同居する造形、そして現代の日常や感覚から着想を得た妖怪たちがランクインしました。 1位の「てるぽん」は、雨で暑さをやわらげ、風を送って人を喜ばせるという、やさしい設定が印象的な妖怪です。2位の「オチャノミトモ」は、お茶碗から顔をのぞかせるかわいらしさと、「友達になってよ〜」と誘いかける親しみやすいキャラクターが特徴です。また、3位の「千目おにぎり」では、「食べ物を粗末にすると目がつぶれる」という昔ながらの言い伝えが「きもかわいい」妖怪として表現されています。4位の「そらみみ」は空耳という身近な現象が動物的な妖怪となって造形されています。5位の「春風龍」には、春風を龍の仕業として捉えたユニークな発想と、細部まで作り込まれた造形美があります。 見た瞬間に意味が伝わる共感性の高い作品と、造形のかわいらしさや美しさを持つ作品の双方が支持を集め、現代に生まれた妖怪たちの多様な魅力が浮かび上がる結果となりました。 現在は「POP YOKAI オーディション(後期)」を開催中 現在、妖怪美術館では「POP YOKAI展」の後期展示を開催しており、、前期とは異なる妖怪たちの「POP YOKAI オーディション(後期)」を実施しています。前期王者「てるぽん」を超える人気妖怪は現れるのか。ぜひ会場で、あなただけの「推し妖怪」を見つけてください。 「POP YOKAI展」とは 「POP YOKAI展」は、フランスの出版社RockBook社が世界に向けて刊行した妖怪美術館の書籍した書籍『POP YOKAI 現代百鬼夜行 Contemporary Character Art of Japan』の出版1周年を記念して開催している企画展です。書籍に掲載された100体以上の現代に生まれた妖怪を前期・後期の2期に分けて展示しており、現在は後期展示を開催しています。 【POP YOKAI展 概要】 期間:2025/12/26(金)~2026/11/30(月) 前期:2025/12/26(金)〜2026/5/28(木) 後期:2026/5/29(金)〜2026/11/30(月) 会場:妖怪美術館 3号館2F