株式会社Sapeet(本社:東京都港区、代表取締役社長:築山 英治、以下「Sapeet」)は、累計200万回以上のAI姿勢分析の実績を持つ「カルティ シセイカルテ」(以下「シセイカルテ」)において、20代~80代のデータの中から2,778件を抽出し、現代人に見られる姿勢傾向について分析を行いました。 気圧や気温の変化が大きい季節は、頭痛や首・肩まわりの不調を感じやすい時期です。頭痛に悩み、日常生活や仕事のパフォーマンスに影響を感じる方も少なくありません。 一方で、こうした不調の背景として見落とされがちなのが、日常生活の中で蓄積する“姿勢による負担”です。デスクワークやスマートフォン利用が長時間化する中で、頭が前に出る姿勢や背中が丸まる姿勢が習慣化し、首・肩まわりに負担がかかりやすい状態になっている人も多いと考えられます。そこで、本調査では、頭部前傾・猫背・肩の左右差など、頭痛リスクのある姿勢の傾向を分析しました。 本調査は、気象病の診断、または原因特定を目的としたものではありません。気圧や気温の変化による頭痛が気になりやすい季節に、自分の姿勢や身体にかかる負担に目を向けるきっかけとして、姿勢傾向を可視化することを目的としています。 調査サマリー ・調査対象の56.3%に、首・肩まわりへの負担が高まりやすい「頭部前方位姿勢(いわゆるスマホ首)」の傾向が見られた。 ・若年層の頭部前方位姿勢が深刻に。20代の平均値が60代を上回る。 ・およそ4人中3人が「猫背」に該当。現代人の多くが梅雨時期の頭痛を悪化させる骨格の土台を作っていた。 ・猫背傾向が強い人は、男女共通で「左片あがり×猫背型姿勢」になるリスクが高い。 調査概要 調査対象:20代〜80代の男女、2023年7月~2026年6月の分析結果から無作為に抽出 有効姿勢分析数:n=2,778(男性933人、女性1,845人) 調査方法:シセイカルテによるAI姿勢分析データを活用し、立位正面、立位左側面の姿勢分析結果を抽出(下図グラフ数値※1) ※1:個人を識別、特定できない形で結果を取得し、分析しています。 調査結果 ■調査対象の56.3%に、首・肩まわりへの負担が高まりやすい「頭部前方位姿勢(いわゆるスマホ首)」の傾向が見られた。 身体を横から見た時に、頭が肩のラインよりも前に出た姿勢を「頭部前方位姿勢(いわゆるスマホ首)」といいます。頭の位置が前にずれると、数キロある頭部を支えるために首や肩まわりの筋肉へ負担がかかりやすくなります。こうした筋緊張は、緊張型頭痛などの不調と関連する要因の一つと考えられています。今回の調査では、この頭部前方位姿勢に当てはまる人が調査対象の56.3%にのぼることが明らかになりました。 ■若年層の頭部前方位姿勢が深刻に。20代の平均値が60代を上回る。 頭が肩よりも前に出ている平均値を年代別で分析したところ、50代以降は加齢に伴って頭が前に出やすくなる一方で、現代の20代の平均は、60代の平均を上回っていることが分かりました。 ■およそ4人中3人が「猫背」に該当。現代人の多くが梅雨時期の頭痛を悪化させる骨格の土台を作っていた。 首が前に出る「頭部前方位姿勢」と同じく、頭痛の一因となり得る姿勢は背中が丸まる「猫背」です。調査したところ、調査対象の74%が猫背※2に該当していました。低気圧の影響で自律神経が乱れることで頭痛を感じやすい季節に、物理的な身体の負荷が加わることで、体調不良や頭痛をさらに悪化させている可能性があります。 ※2:Sapeet独自のロジックによる、シセイカルテでの指標 ■猫背傾向が強い人は、男女共通で「左片あがり×猫背型姿勢」になるリスクが高い。 AI姿勢分析「シセイカルテ」で猫背レベル3と判定された人に絞り、その後の将来的なリスクを分析しました。シセイカルテには現在の姿勢のまま生活を続けた場合に、将来なってしまうかもしれない姿勢をアバターで可視化する「未来姿勢」という独自機能があります。この機能を使い、猫背レベル3の人の将来予測を算出したところ、男女共通して「左片あがり×猫背型姿勢」になるリスクが高いことが分かりました※3。背中が丸まるだけでなく、日常の無意識の身体の使い方によって、「左片あがり」という左右のバランスまで崩れた複合的な歪みへ進行する可能性があります。 ※3:「シセイカルテ」における「片あがり」とは、肩だけではなく、腰(骨盤まわり)も含めて左右どちらか片方に上がっている状況を指して「片あがり」と表記しています。 左が男性、右が女性の「左片あがり×猫背型姿勢」。ピンク色は筋肉が硬くなりやすい部位、黄色は脂肪がつきやすい部位を表しています。 株式会社Sapeet 理学療法士 杉山 史成からのコメント 梅雨時期は、梅雨前線の位