リクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑智康)は、980社・33.8万人の働く人のデータに基づく組織行動科学®の研究成果をもとに、組織の「判断の現在地」を6問で確認できる無料簡易診断を公開しました。 顧客や現場の状況が毎回異なる 過去の前例を、そのまま当てはめることができない 複数の条件を見ながら、何を優先するかを決めなければならない 組織には、このような正解が一つではない仕事があります。 正解が一つではない仕事では、知識や手順を覚えるだけでは、仕事を前に進められない場面があります。目の前で起きている事実を捉え、過去との違いを見極め、何を基準に決めるかを考え、自ら行動する必要があるためです。 一方、仕事の中に判断の手がかりが十分に整っていないと、上司への確認が増える、熟練者の判断を待つ、担当者によって結論が変わるといった状態が生じやすくなります。 本診断では、こうした状態を個人の能力や意欲だけの問題として捉えません。組織で働く人が判断するための条件が、仕事の中にあるか。その現在地を、「見る力」「決める力」「基準の質」の三つの観点から確認します。 良い行動が生まれる上流には、必ず判断がある 組織では、働く人の「行動」に注目しがちです。 行動が遅い 報告が足りない 自分で考えて動けていない 同じような場面で、再び迷っている しかし、行動だけを変えようとしても、その行動を生み出す判断が変わらなければ、同じ状態が繰り返されます。 正解が一つではない仕事を前に進めるためには、次の流れが必要です。 現場で起きている事実を見る 理想や過去の事例との違いを捉える 判断基準に照らして、何を優先するかを決める 判断に基づいて行動する 相手の反応や仕事の結果を確認する 得られた事実から判断基準を見直す 判断基準を更新した結果は、次の仕事で再び使われます。この循環が生まれることで、単発の成功や個人の経験で終わらず、判断の質が仕事と組織の中に積み上がっていきます。 正解が一つではない仕事で判断するための「三つの手がかり」 働く人が自分で判断するためには、本人に判断を求める前に、仕事の中に三つの手がかりが必要です。 1.何を見るのか 判断する前に、どの現場事実を確認するのか。顧客の反応、案件の条件、過去との違いなど、見るべき事実が明確になっていることが必要です。 2.どこまで決めるのか どの範囲まで自分で判断し、どのような条件になったら相談するのか。本人と上司の間で、判断してよい範囲が共有されていることが必要です。 3.何を基準に決めるのか 複数の選択肢があるときに、何を優先するのか。品質、顧客価値、納期、安全性など、判断に使う基準が言葉になっていることが必要です。 この三つが仕事の中にないと、正解を誰かに聞く、上司の確認を待つ、ベテランがいないと仕事が止まるといった状態が起こりやすくなります。 三つが仕事の中に整っていれば、働く人は自分で仕事を前に進めやすくなります。管理職への確認待ちが減り、若手や中堅にも判断経験が積み上がっていきます。 6問で確認する、組織の「判断の現在地」 今回公開した簡易診断では、一つの部署、チーム、または主要な仕事を思い浮かべながら、次の6問に回答します。回答は、「はい」「どちらともいえない」「いいえ」の三つです。 簡易診断で分かること 簡易診断では、合計点だけでなく、「見る力」「決める力」「基準の質」のうち、どの観点から整える必要があるかを確認できます。 例えば、「見る力」の点数が低い場合、判断力を高める研修を始める前に、仕事で確認すべき事実や情報を整理する必要があるかもしれません。 「決める力」の点数が低い場合、本人の積極性を求める前に、自分で判断してよい範囲や相談条件を共有する必要があります。 「基準の質」の点数が低い場合、熟練者や管理職が使っている判断基準を言葉にし、仕事の結果から更新する仕組みが必要になります。 診断結果を、個人の評価で終わらせるのではなく、仕事と組織のどこから整えるかを考える入口として活用できます。 組織の状態によって、最初の一歩は異なる すべての組織が、同じ支援から始める必要はありません。 個人の判断に迷いが残っている場合と、管理職に判断が集まっている場合、熟練者に現場判断が偏っている場合では、最初に整えることが異なります。 詳細版「判断の現在地診断」について 無料簡易診断で把握できるのは、組織全体の大まかな傾向です。より詳しく把握したい企業向けの詳細版では、回答結果を部署、役職、経験年数などに分け、次の内容を可視化します。 判断が止まりやすい仕事や場面 判断が管理職や熟練者に集中している箇所 部署や経験年数による認識の違い 「見る力」「決める力」「基準の質」の状態 最初に整えるべ