2026年9月21日(月・祝)~10月4日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス 7月11日(土)よりチケット一般発売開始 出演者コメント動画 作品概要 “老い”を描き、上演の相次ぐ『リア王』。シェイクスピア悲劇の最高峰に名匠 森新太郎は今、いかに挑むのか。 シェイクスピア四大悲劇の一つ『リア王』は、老いた王が権力も領土も娘たちの愛も失い、転落する姿を描きます。 ”老い”、”世代交替”、”相続”といった現代の日本に通ずるテーマを持ち、近年あらためて注目を集めている作品です。今回、演出を手掛けるのは、日本演劇界を牽引する森新太郎。シェイクスピア劇の演出でも高い評価を受ける森が、悲惨な結末に突き進んでいく人間ドラマを通じて、混迷する現代社会に何を問いかけるのか、大きな期待が寄せられます。 内野聖陽、念願のリア王役!個性豊かな実力派キャストが結集! シェイクスピア作品屈指の難役・リア王を演じるのは内野聖陽。舞台、映画、テレビと各方面で活躍し、硬軟・老若を問わず多彩な役柄を演じ分ける実力派として高い評価を得ています。昨年はWOWOW連続ドラマW『ゴールドサンセット』で、シニア劇団で「リア王」を演じる老人役を務め、その経験と熱い思いが今回の出演につながりました。2017年には当劇場で『ハムレット』を演じており、聡明で全てを知りながら破滅する若いハムレットから、愚かで無知なまま滅びていく老いたリア王まで、四大悲劇を代表する二人の主人公を10年のうちに演じる振り幅こそ、内野の真骨頂と言えるでしょう。演出の森新太郎とは『東海道四谷怪談』『THE BIG FERRAH』に続く三度目のタッグになります。 共演には、前田公輝、井之脇海、清水くるみ、川上友里、内田慈、大山真志、永島敬三、和田正人、杉本哲太、山路和弘といった実力派・個性派俳優が集結。愛に飢え、人を信じられず、互いを裏切りながら破滅へ向かう人間たちの壮絶なドラマを、熱く鮮烈に描き出します。 ■あらすじ 長年王国に君臨した絶対権力者のリアは、王位と領土を譲渡すべく、娘たちの愛情を試す。甘言を口にする長女・次女をいさめて王に苦言を呈する三女コーディリア。最愛の末娘の不愛想な態度に激怒したリアはコーディリアを勘当し、長女・次女に領土を分割する。しかし頼った二人はリアを歓迎しない。その非道な仕打ちにリアは出奔し、道化とともに荒野で狂乱する。一方、臣下のグロスター家では、私生児のエドマンドの策略に嫡男エドガーが陥れられ、逃走。エドマンドはリアの長女と次女それぞれを篭絡して権力の座を目指す。悲惨な境遇の中で狂気に陥るリア、エドマンドの裏切りでとらわれ目をくりぬかれるグロスター。フランス王に嫁いだコーディリアはリアと再会を果たし、二人の姉に戦いを挑む。姉二人はエドマンドの愛、互いの領土をめぐって対立を深める…血で血を洗う抗争はやがて悲劇の結末を迎える… <岡田利規 舞台芸術部門芸術監督 メッセージ> 東京芸術劇場は、徹底的にヴィヴィッドな現代的問いとして機能させる、というコンセプトのもとで〈古典〉を扱っていきます。 森新太郎さん演出、内野聖陽さん主演の、希望のなさに打ちひしがれた果てに残る問いをわたしたちに突きつけてくれるようなヒリヒリした「リア王」が生み出されます。 演出 森新太郎(もりしんたろう) 2002年に演劇集団円に入ると、06年に『ロンサム・ウェスト』で演出デビュー。古典から現代劇まで幅広く手掛ける。またミュージカルにも挑戦し、ジャンルにとらわれない活動を行う。自身が主宰するモナカ興業でも活動中。13年に文化庁新進芸術家海外研修制度でアイルランドへ、18年にシンガポールへ留学。近年の演出作は、『マスター・クラス』『十二夜』(25)、『ヴェニスの商人』『ハムレットQ1』『メディア/イアソン』(24)、『NOISES OFF』『夜叉ヶ池』『バンズ・ヴィジット』(23)、『ヴィンセント・イン・ブリクストン』『奇跡の人』『冬のライオン』『ピーター・パン』(22)など。毎日芸術賞千田是也賞、文化庁芸術祭優秀賞、読売演劇大賞グランプリ及び最優秀演出家賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、WOWOW presents 勝手に演劇大賞演出家賞受賞、菊田一夫演劇賞を受賞。 リアという一人の王の破滅だけでなく、一つの世界秩序がいとも簡単に、凄まじいスピードで崩壊する様を描けたらと考えています。人間をこうまで無知無力、虫けら同然だと感じさせるシェイクスピア作品を私は他に知りません。新時代への希望などほとんど……あるいはまったく謳われていない終幕だからこそ、この劇がいま必要なのだと思う次第です。魂の俳優・内野聖陽さんと共に、〝リア王の荒野″に力強く分け入っていきたい。 出演 内野聖陽(うちのせいよう リア王役) なぜいま『