株式会社Review(リビュー/大阪市中央区/代表取締役:藤本茂夫)は、2025年7月〜12月に開業した飲食店データをもとに、「各国料理」ジャンルに注目し、開業動向について分析を行った結果、各国料理の開業数1,003件のうち、「イタリアン」が282件で1位となりました。 近年は韓国グルメやアジア料理など海外グルメへの注目が高まっています。しかし今回の結果では、韓国料理(158件)を大きく上回り、イタリアンが最多となりました。 新規開業数は、単に「何が流行っているのか」を示すだけではありません。今回の結果からは、「話題になる店」だけではなく、「長く続けられる店」が開業者から選ばれている様子もうかがえました。 本リリースでは、全国の飲食店のうち、「各国料理」開業データをもとに、開業者から選ばれ続ける業態について分析しています。 ※各国料理は、イタリアン、韓国料理、インド料理、フレンチ、アジア・エスニック料理などの各国の料理ジャンルを対象に集計しています。 各国料理開業ランキングTOP10 2025年7月〜12月に開業した各国料理860件を分析したところ、1位はイタリアン(282件)、2位は韓国料理(158件)、3位はインド料理(121件)、4位はフレンチ(71件)、5位はアジア・エスニック(62件)となりました。 さらに、6位はメキシコ料理、7位はスペイン料理、8位はブラジル料理、9位はロシア・東欧料理、10位は中南米料理となり、各国料理の中でも欧州系・アジア系業態が多く開業していることが分かりました。 近年は韓国グルメやアジア料理など海外グルメが注目を集めていますが、今回の結果ではイタリアンが2位以下を大きく引き離す結果となりました。 各国料理の開業市場では新しいトレンドが次々と生まれる一方で、定番業態への出店も依然として活発であることがうかがえます。 なぜ開業者は今もイタリアンを選ぶのか イタリアンは、ランチやディナーだけでなく、デートや女子会、家族利用、記念日利用など幅広いシーンで利用される業態です。 また、パスタやピザなど世代を問わず親しまれているメニューが多く、日常利用から特別な日の利用まで幅広い需要があります。 飲食店の開業では、「どれだけ話題になるか」だけではなく、「継続的な来店が見込めるか」も重要な判断材料となります。そのため、幅広い客層を取り込めるイタリアンは、開業する側から見ても比較的安定した需要を見込みやすい業態として選ばれている可能性があります。 韓国料理はブームから「定番」へ 今回のデータでは、韓国料理の開業数は2023年の281件から2024年には193件、2025年には158件となりました。開業数は減少しているものの、2025年も全国2位となっており、高い人気を維持していることがわかります。 近年は韓国グルメや韓国スイーツなどがSNSを中心に大きな注目を集め、数多くの専門店が誕生しました。その結果、市場全体が拡大した一方で、現在はブームによる急激な出店ラッシュが落ち着き、定着のフェーズへ移行しつつある可能性も考えられます。 一方、イタリアンは2023年の361件、2024年の331件、2025年の282件と推移しており、件数は減少しながらも各国料理ジャンルで最多を維持しています。 今回の結果からは、話題性の高い業態が注目を集める一方で、幅広い層から継続的な需要が見込める業態も引き続き選ばれている様子がうかがえました。 「流行る店」より「続けられる店」が選ばれる時代へ 飲食業界では、SNSでの流行をきっかけに新しい海外グルメが次々と話題になります。 しかし開業データを見ると、必ずしも話題性の高い業態だけが選ばれているわけではありません。 飲食店経営では、 継続的な来店が見込めるか 幅広い客層を取り込めるか 長期的な需要があるか 安定した経営ができるか といった視点が重要になります。 今回の結果からは、「流行る店」だけではなく、「続けられる店」が開業者から選ばれていることもうかがえました。 「各国料理」ジャンルの開業が映し出す、“選ばれ続ける業態”の条件 今回のデータからは、新しい海外グルメへの関心が高まる一方で、開業する側が重視する点には大きな変化がないことも見えてきました。 話題になることと、長く続けられることは必ずしも同じではありません。 むしろ飲食店経営においては、多くの人に長く利用される業態こそが重要になる場合もあります。 私たちは、飲食店の開業データは単なる店舗数の増減ではなく、人々の消費行動や事業者の経営判断、そして市場の変化を映し出すデータだと考えています。 本リリースが、飲食業界に関わる皆さまにとって、これからの外食市場やビジネスの発展を考えるきっかけとなれば幸いです。 <調査概要> 調