NPO法人プライドハウス東京は、協賛企業との共同開発により、ハラスメントや差別を「見過ごさない」ための視点と、アライ(味方)として無理なくできる行動を学ぶ職場向けLGBTQ+研修資材「アライとしてできること アクティブバイスタンダーになろう!」を制作・公開いたしました。本資材は、企業研修の現場や、2025年度の協賛企業合同企画で実際に活用され、高い評価を得てきたプログラムをもとにしています。どなたでも無料でダウンロードしていただけるほか、さまざまな企業・組織の社内研修にご活用いただけます。 ・研修資材は、以下のリンク先からダウンロードしていただけます ダウンロードはこちら → https://pridehouse.jp/news/4752/ ※アライとは、性的指向や性自認の多様性を理解・尊重し、LGBTQ+当事者を支援しようとする人を指します。 1. 協賛企業との共同開発で生まれた、「知識」から「行動」への実践プログラム 本資材は、協賛企業との共同開発により制作した研修プログラムです。「行動するアライを増やす」という考えのもと、LGBTQ+施策を知識として理解する段階にとどまらず、職場でどのように具体的な行動につなげるかという「実践」に重点を置いています。その中心テーマが、職場での不適切な言動(マイクロアグレッション)に対し、第三者として適切に関わりながら安心・安全な環境を守る「アクティブバイスタンダー(行動する第三者)」です。 本プログラムは、実際の企業研修の現場で活用されて高い評価を得たほか、2025年度にプライドハウス東京の協賛企業ネットワークを対象とした合同企画(2026年2月開催)でもワークショップとして実施され、好評を得ました。こうした実践での手応えを踏まえ、より多くの職場で活用いただけるよう、今回あらためて資材として整え、無料で公開します。 ▼ 2025年度の合同企画の様子は、以下のプレスリリースでご紹介しています。 「知識」から「行動」へ。現場の葛藤から生まれたLGBTQ+施策の実践プログラムを実施。 2. このセミナーについて 本資材は、ハラスメントや差別を「見過ごさない」ための視点と、アライとしての無理のない声かけや支援または、つなぐ等の選択肢を学ぶことを目的としています。「アライ」「アクティブバイスタンダー」「マイクロアグレッション」「アウティング」といったキーワードを、参加者同士の対話を通して理解し、職場でできる行動を言語化して実践につなげていきます。 知識をインプットするだけでなく、職場で実際に起こりそうな場面をスキット(寸劇)で疑似体験し、「見て・感じて・話し合う」ことで、一人ひとりの行動変容のきっかけとなることを目指しています。 3. 特徴:スキット(寸劇)とディスカッションによる構成 スキット部分では、職場で実際に起こりそうな場面を用意し、あらかじめ決めた配役の方々がトークスクリプト(台本)に沿って演じます。演じるのは3名、その他の参加者はスキットを見学します。スキットには、あえて違和感のある言葉やアンコンシャス・バイアスに基づく発言、マイクロアグレッションとなる発言を盛り込んでいます。観た人それぞれがどう感じ、どのように改善したいと考えるかを、その後のディスカッションで話し合う流れです。 ワーク中に生じる不適切な発言による二次被害を防ぐため、参加者の安心・安全を守るグランドルールを丁寧に確認し、しんどさを感じたときに無理なく画面をオフにする・一時離席する・休憩を取ることができるよう配慮するなど、当事者の参加も想定した、心理的安全性を大切にした設計になっています。 4. 明日から使える「そ・ば・に・い・て」――アクティブバイスタンダーの5つのアクション 本資材では、国際的に知られるアクティブバイスタンダーの5つの行動方針(5D)を、日本語で覚えやすい「そ・ば・に・い・て」(そばにいて)アクションとして整理しています。 そ:注意を「そ」らす――関係のない話題で加害者の注意を逸らし、ハラスメントを続けにくい状況をつくる ば:「ば」っちり証拠――何が起きたのかを整理・記録する(証拠を残す) に:一緒に「に」げる――いったんその場を離れて守り、落ち着いてから声をかけ寄り添う い:「い」ますぐ介入――「それはハラスメントですよ」など、加害者に直接伝える て:「て」伝いを求める――自分で行動を起こすのが難しいときは、第三者や周囲に助けや協力を求める その場で防げなかったとしても、「ハラスメントは許されない」という空気を、被害者と加害者だけの問題にせず、みんなでつくっていく――本資材には、そうしたメッセージを込めています。 5. 研修現場・合同企画での実践を経て公開 本資材は、実際の企業研修や2025年度の協