県政150周年・昭和100年記念特別展「土木インフラストラクチャー ~県土に路を拓く~」ポスター 山形県立博物館(館長:小山 和彦)は、5月22日(金)~8月30日(日)の期間で令和8年度県政150周年・昭和100年記念特別展「土木インフラストラクチャー ~県土に路を拓く~」を開催します。 2026年(令和8年)は、1876年(明治9年)に現在の山形県が成立してから150周年を迎えるとともに、昭和100年にあたる記念の年です。山形県の県土は、険しい地形と厳しい気候が人や物資の往来を妨げ、時に自然災害が生活を脅かしてきました。県民はこうした幾多の困難を乗り越え、県土に路を拓いてきました。そこで、社会基盤となる「土木インフラストラクチャー」をテーマとして、山形県の道路・鉄路・海路・空路などの「路」に関して紹介します。本特別展は、山形県の大地がどのように成り立ち、どのような地形となり、どのように利用・克服してきたかを学ぶことを目的に企画しています。 本特別展では、山形県の「路」に関する資料が一堂に会し、山形県が成立してから現在までの150年の「路」の歴史・作り方・守り方・運んできたものをご覧いただけます。 d160322-62-5dde8a212dc61a6f9c5ff9f43aa6c030.pdf 詳細を見る ■本特別展のみどころ 1.明治から令和までの山形県の路に関する貴重な資料を展示 2.全長5mの巨大ジオラマによる当時の風景の再現 3.普段は目にできない地質調査の希少な機材を展示 4.山形県の大地がわかる、触れられる岩石資料を展示 ■展示構成 展示は、山形県の路を地学的視点から知るために、第1章から第4章までの4章に分かれています。明治から令和までの幅広い世代にまつわる「路」を理解できる構成となっています。 △第1章「路を拓く~県土に路を拓いた150年~」 この章では、初代県令の三島通庸から始まる山形県の県土に路を拓いてきた歴史に関する資料の展示を行います。 本企画のテーマである「路」は、道路・鉄路・海路・空路と様々あります。そのため、来館者が特別展をより深く理解するため、山形県の路の歴史について、パネルと資料で説明します。 鉄道や道路などでは、実際に使われた鉄道の機器やシンボルマークを展示します。特に山形県近代化産業遺産群「三島通庸が残した土木遺産」に関する地形や岩石資料について紹介します。 ・主な展示物:高橋由一の石版画(山形県立図書館・山形大学附属博物館蔵)、三山電気鉄道関連資料(株式会社ヤマコー・当館蔵)、高畠駅駅舎ジオラマ(高畠町郷土資料館蔵)、鉄道車両のヘッドマーク(ゆめりあ鉄道ギャラリー蔵) 高橋由一の石版画(山形県立図書館蔵) 三山電気鉄道敷設免許申請書類(株式会社ヤマコー蔵) 山形新幹線つばさE3系(個人蔵) △第2章「路を作る・守る~自然の脅威から社会を守る~」 この章では、土木インフラストラクチャーの建設に必須となる地質調査や豪雪などの災害による幾多の困難を紹介し、路を作る地質調査と路を守る防災に着目し、地質調査の方法や計測機器などを展示します。 県土に豊かな恵みをもたらす自然は、時として県民の生活を脅かす存在にもなります。日本海に面する山形県は、県土の約7割が森林・山地に囲まれ、全県が特別豪雪地帯あるいは豪雪地帯に指定されています。これらの険しい地形と厳しい気候は、県民の生活を支える路にも大きな影響を与えてきました。 「路を作る」では、実際に使用される調査機器や調査方法を紹介し、「路を守る」では、地すべり災害への対策や立谷沢川砂防事業、豪雪対策について、パネルと資料で紹介します。 ・主な展示物:ボーリングマシン(山形県地質土壌調査業協会蔵)、剝ぎ取り標本(産業技術総合研究所蔵)、物理探査機材(応用地質株式会社蔵) ボーリングマシン(山形県地質土壌調査業協会蔵) 物理探査機材(応用地質株式会社蔵) 濁沢第1砂防堰堤記念写真(新庄河川事務所立谷沢川砂防出張所蔵) 国道の除雪(山形河川国道事務所蔵) △第3章「路が運ぶ ~路と共に発展した100年~」 この章では、山形県内の鉱石、農林水作物、温泉観光について展示します。 山形県の産業は、路と共に発展してきました。大勢の人々をはじめ、鉱石や木材、農作物など様々なモノが路を通じて運ばれていきました。 山形県の産業の発達と物流について、鉱石、農林水産作物、温泉観光などを紹介します。 ・主な展示物:舟形町木友炭鉱の資料・ジオラマ(ゆめりあ鉄道ギャラリー蔵)、米沢市八谷鉱山の鉱物(当館蔵)、温泉調査の資料(あつみ観光協会・上山温泉利用協同組合蔵)、温泉スケール(山形県温泉協会蔵)、真室川森林鉄道のジオラマ(真室川町立歴史民俗資料館蔵) 木友炭鉱の採掘に使用された資料(