実家の相続に関する実態調査(PR media株式会社) 親が持ち家に住んでいる場合、いずれ向き合うことになるのが「実家をどうするか」という相続の問題です。しかし、その家を相続したいのか、そもそもいくらの価値があるのか ── 子の世代はどこまで考え、把握できているのでしょうか。判断材料がないまま「その時」を迎えれば、相続は立ち行かなくなることもあります。 そこで、相続をテーマにした情報メディアを運営するPR media株式会社( https://prmedia.co.jp/ )は、実家(親の持ち家)の相続に対する子世代の意識を明らかにするため、親が持ち家に住む全国の30〜69歳の男女300名を対象に調査を実施しました。実家を相続したいか、その理由、資産価値の把握度、家族での話し合いの有無などを質問しています。 本調査の結果、実家を「ぜひ相続したい」と考える人はわずか18.0%にとどまり、最も多かったのは「どちらともいえない」(31.7%)でした。さらに、相続する立場でありながら実家の資産価値を「知らない」人が77.7%、今後を家族で具体的に話せている人は13.7%だけ。"情報"も"会話"もないまま、多くの人が態度を決めかねている実態が浮かび上がっています。 【本調査における主な結果】 ・実家を「ぜひ相続したい」はわずか18.0%、前向きは34.0%どまり ・相続する立場なのに、実家の資産価値を「知らない」77.7% ・実家の今後を家族で「具体的に話せている」のは13.7%だけ ・相続に気が進まない理由1位は「維持費・管理の負担」43.4% ・実家の価値を把握する人ほど相続に前向き、知らない人の2倍以上 ※調査方法や対象者などの詳細については、後述の「調査の実施概要」をご覧ください。 ▼本調査に関するオリジナル記事は、弊社運営メディアにて公開しています。 https://prmedia.co.jp/media/inheritance-family-home/ 主な調査結果 1.実家を「相続したい」は34.0%、「ぜひ」は18.0% ── 最も多いのは"どちらともいえない" 親が持ち家を持つ場合、いずれ「実家を相続するかどうか」という選択に向き合うことになります。では、子の世代は親の家を相続したいと考えているのでしょうか。親が持ち家に住む方に、将来実家を相続したいと思うかを質問しました。 実家を「ぜひ相続したい」は18.0%、前向きは34.0%にとどまり、最多は「どちらともいえない」31.7%(n=300) 「ぜひ相続したい」は18.0%、「どちらかといえば相続したい」は16.0%となり、これらを合わせた前向きな層は34.0%にとどまりました。一方、「相続したくない(15.3%)」「どちらかといえば相続したくない(8.3%)」という消極的な層は23.7%です。 そして最も多かったのは「どちらともいえない」で、31.7%にのぼりました。「自分は相続しない見込み(他の家族が相続する)」も10.7%います。明確に「相続したい」と意思を固めている人は少なく、多くの人が態度を決めかねている実態が見て取れます。では、なぜ決められないのでしょうか。 2.相続する立場なのに、実家の価値を「知らない」77.7% ── まったく知らないが半数超 実家を相続するかを判断するうえで欠かせないのが、「その家にどれだけの価値があるか」という情報です。親の家が今いくらで売れるのか、子はどの程度把握しているのでしょうか。 相続する立場なのに、実家の資産価値を「知らない」人は77.7%(まったく知らない53.7%)(n=300) 「正確に把握している」と答えた人はわずか3.3%、「だいたい把握している」も19.0%にとどまり、把握できている層は22.3%でした。一方で、「ほとんど知らない(24.0%)」「まったく知らない(53.7%)」を合わせると、77.7%が実家の資産価値を知らないことがわかりました。「まったく知らない」だけで半数を超えています。 預貯金やデジタル資産と違い、不動産は「そこにある」ことが目に見える資産です。それでも、いざ「いくらか」となると約8割が答えられません。男女別に見ると、女性は82.1%が「知らない」と回答し、男性(75.3%)を上回りました。相続する立場でありながら、最も基本的な判断材料が欠けている実態がうかがえます。 3.実家の価値を知る人ほど「相続したい」は2倍以上 ── "見える化"が前向きの鍵 実家の価値が見えていないことは、相続の意思にどう影響しているのでしょうか。「実家の価値を把握しているか」と「相続したいか」をかけ合わせて分析しました。 実家の価値を把握している人の「相続に前向き」な割合は59.7%で、知らない人(26.6