■ 設立から40年、966名の建築技能者を輩出。企業内訓練校『ポラス建築技術訓練校』 ポラスグループ(本社:越谷市、代表:中内 晃次郎)は、安全・安心な住まいづくりを支えるため、1987年より自社で大工・職人を育成する「ポラス建築技術訓練校」を設立、運営しております。 全寮制での共同生活、明確なキャリアプランの提示によって、大工や内装工の技術を系統立てて教育し、若手人材の確保と着実な育成に大きな成果を上げています。 ■ 訓練校設立の目的 訓練校を発足した一番の目的は、自社商品(住宅)の品質向上の手段として究極の形である「社員が施工する」ことを実現するためです。当グループの強みである一貫施工体制を支え、高品質な住まいを提供し続けるには、高い技術と幅広い知識を持った「社員大工」の存在が不可欠です。この理想の実現に向けて、1987年に企業内訓練校を開設し、1998年には埼玉県知事の認可を受けた職業訓練法人として発足しました。途切れることなく、40年地道に継続。これまでに966名の修了生を輩出し、卒業生はグループ内の施工現場の第一線で活躍しています。 ■ 建築業界の課題 建設業界における職人の高齢化や人手不足が深刻な課題となる中、その要因の一つとして、旧来の徒弟制度の限界があげられます。徒弟制度は親方が身を削って教えるため親方に多くの負担がかかりますが、住宅着工戸数の減少や、建設現場では、木材をあらかじめ工場で加工する、プレカット材の活用が大半となったため、親方が稼げなくなり、子方を育てる余力がなくなってきました。また、一部では親方が身を削るがゆえに教えは一方通行となり、厳しい関係性が残るなど、現代の若者には受け入れられにくい状況も見られます。 ■ 「学ぶ×働く」独自の教育システム 当訓練校では、「学ぶ×働く」の指導方針のもと、「建築施工系木造建築科」(以下、「建築科」という)と「建築内装系インテリアサービス科」(以下、「インテリア科」という)の2科を運営しています。 手厚いサポート体制 訓練生は社員として入社し、高卒新入社員と同じ固定給を受け取りながら学びます。授業や指導の費用(材料や貸与品)は会社が負担します(道具や教科書、寮費などは自己負担となります)。 実践的なカリキュラム 普通課程では、座学(1年間・1400時間)と実技を徹底的に学びます。 【別紙:添付PDF】 女性活躍の推進 女性技能者育成をしています。現在まで建築科7名、インテリア科49名の修了生を輩出。2026年度は建築科2名、インテリア科3名育成中で、2025年度には技能五輪全国大会に埼玉県代表で1名出場しています。女性が働きやすい現場環境をつくるため重量物制限や仮設トイレ等の問題を改善しています。 全寮制での人間形成 1年間、全寮制での共同生活を通じて、規則正しい生活習慣による安全意識の醸成や、現場で必須となるコミュニケーション能力、基礎体力を養います。 実技棟での授業の様子 座学の様子 ■ 卒業後は、独自のステップアップ制度により社員大工として継続的な技術鍛錬 訓練校における1年間の基礎訓練・実習を経た後、ポラスハウジングの社員大工として、ポラスグループの生産現場で、家づくりの一翼を担います。独自のステップアップ制度により継続的な成長を支援しています。 ◆段階的な技能習得 フレーマー(上棟を中心とした屋根下地までの構造躯体、および金物取付を担当)、セットアッパー(サッシ取付や、外装工事が入れる状態までの外部造作を担当)、内部造作見習いとステップを踏むことで、早ければ約6年で一人前の社員大工となれるカリキュラムを整備しています。また、希望によっては独立して一人親方(ハウジング匠会)となる進路も支援しています。 ◆多能工の育成 インテリアサービス科では、内装仕上げ(クロス等)と電気工事の複数スキルを持つ多能工を育成しています。 ◆モチベーションの向上 「二級建築大工技能士」や「第2種電気工事士」などの公的資格取得を強力にサポートし、ステップごとの目標が明確になることで、社員のモチベーション向上に寄与しています。社員として籍があるため、現場監督や設計、プレカット部門などへキャリアを広げることも可能です。特に資格取得を推奨することは知識や技術の習得と合わせて技能者の責任として仕事を確実に行い、完成後には見えなくなる所も手を抜かない意識につながります。 次のステップへ進む前の一定期間は「見習い」として、訓練校の指導員から現場で一定の期間を一緒に施工しながら直接指導を受けます。その期間、いくつかの評価項目をクリアできる技量・技能を有すると認められると見習い卒業となり、次のステップへ進みます。最終的には、内部造作の全般を担当する造作大工、いわゆる大工になります。 ■ 訓練の成