ペットの家族化推進をミッションとし、ペットが”家族”としてあたりまえになる世界の創造への貢献を目指す急成長ベンチャー企業の株式会社TYL(本社:東京都港区 代表取締役:金児 将平、以下TYL)は、「ペットの熱中症対策に関する意識調査」を実施しました。 ◼︎調査背景 地球温暖化の影響により、近年では、最高気温40°Cを超える「酷暑日」が頻発するなど、夏季の猛暑対策は急務となっています。大切な家族の一員であるペットにとっても、夏の暑さは命に関わる重大なリスクです。アニコム損害保険株式会社の保険金請求データを集計した調査(※1)によると、2025年に発生した犬・猫の熱中症による月別診療件数は犬1,439件、猫191件に上り、なかでも7月はそのうち犬466件、猫53件と突出しています。今年も夏本番を迎えるにあたり、さらなる熱中症発症数の増加が懸念されます。 そこで、本調査では飼い主の皆様を対象に実施した意識調査の結果を公開するとともに、獣医師による熱中症対策の具体的なポイントを解説します。本内容がこれからの季節におけるペットの健康維持と、安心な暮らしの一助となることを目指しています。 ※1:「犬と猫の『熱中症週間予報』、4月23日から配信開始」:https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2026/20260424/ ◼︎調査結果 ・対策の主流は空調関連。対策意識は「例年並み」「強化する」の二極化に。 ・夏場の室内エアコン設定温度は「21°C〜25°C」の冷涼な環境を好む層と、「26°C〜29°C」に抑える層で二極化。 ・飼い主の多くが酷暑を避けるため「早朝(4:00〜9:00)」または「夜間(18:00〜22:00)」に散歩時間をシフト。 ・エアコンに加えて「冷感グッズ」や「サーキュレーターの併用」が定番化。散歩時の肉球やけど対策として「ペットシューズ(靴)」の導入を検討・実践する動きも。 トピックス1 ◇対策の主流は空調関連。対策意識は「例年並み」「強化する」の2極化に。 ペットの熱中症対策として主要なものは「外出時も冷房ON(89.5%)」「エアコンの設定温度(88.1%)」と、圧倒的に空調に関する回答が多くなりました。設定温度については「21~25℃(57.4%)」「26~29℃(41.7%)」とおおむね30℃以下に設定していることが分かります。 また昨年より暑さ対策を強化するかという質問に対しては半数近くが「大幅に強化する」「強化する」と回答した一方、「去年と同じように対策する」と答えた層も半数いるという状況で、それぞれの家庭ごとに対策はまちまちであることがうかがえます。 トピックス2 ◇コストは「エアコン使用に伴う電気代」がネック。例年と比べ上がりそうと答える飼い主が半数。 夏場のペットの暑さ対策に掛かる月額費用を尋ねたところ、多くの家庭で「3,000円〜5,000円」や「5,000円〜10,000円」、中には「10,000円以上」の費用を投じていることが分かりました。コストの要因について尋ねると、圧倒的多数が「エアコン使用に伴う電気代」と回答しています。さらに、「今年は例年と比べ、熱中症対策にかかる費用は上がりそうですか?」という質問に対し、半数以上の飼い主が「上がりそう」と回答。電気料金の値上げや近年の記録的な猛暑により、家計への負担増を強く懸念している実態が浮き彫りとなりました。 トピックス3 ◇散歩は「早朝」か「夜間」。日中の散歩を避ける他、個別の工夫も。 散歩時間帯の調査では、「早朝(4:00~9:00)」と「夜間(18:00~22:00)」に回答が集中しました。また、散歩時の工夫として「濡らした服を着せる」「保冷剤付きのネッククーラーを着用させる」「ペットカートにミニファンを設置する」といった声が上がった他、「肉球保護のために靴(ペットシューズ)を履かせている」という回答もあり、散歩時のケアが高度化しています。 ■TYL 取締役 兼 アニホック動物病院グループ 総獣医師長 藤野洋が解説する、ペットのための「酷暑対策3つのポイント」 アニホック動物病院グループ 総獣医師長 藤野洋 1. 地面に近いペットの環境を理解し、「時間帯のシフト」と「こまめな水分補給」を 室内外を問わず、常にペットの様子を観察し、わずかな体調の変化を見逃さないことが第一です。年齢・体調によって「昨日は大丈夫だったけど」「去年は大丈夫だったけど」ということは起きてしまいます。とくに短頭種(パグやフレンチブルドッグ)やシニア期のペット、肥満気味のペットは自力での体温調節が苦手で熱中症リスクが高いため、より一層の警戒が必要です。 また、犬や猫は人間よりも地面に近い位置で生活しているため、アスファルトから