患者と医療者のコミュニケーションハブを目指す株式会社OPERe(本社:東京都、代表取締役:澤田 優香、以下 OPERe)は、当社が提供する患者コミュニケーションシステム「ポケさぽ」のアナムネ・問診機能と、富士フイルムメディカル株式会社(以下「富士フイルムメディカル」)が提供する診療文書管理・診療業務支援ソリューション「Yahgee(ヤギー)」とのデータ連携を開始します。本連携では、文書スキャンソリューションとしてエプソン製ソフトウェア(DCPSE1)およびスキャナーを採用します。 本連携により、患者が自身のLINEアプリや院内タブレットから入力した問診情報を、外部接続できない閉域網(オンプレミス)環境の院内システムへ安全に取り込み、Yahgee上での入院診療計画書などの医療文書作成に活用できるようになります。 ■ 背景と課題 入退院支援の現場では、患者から事前に収集した問診情報を電子カルテや部門システムへ手入力・転記する作業が大きな負担となっています。一方で、多くの病院の電子カルテや文書管理システムは、セキュリティ確保のため外部ネットワークから切り離された閉域網(オンプレミス)環境で運用されており、クラウドサービスからのダイレクトなデータ連携が難しいという課題がありました。 OPEReには、Yahgee導入病院をはじめとする複数の医療機関から「ポケさぽで取得した患者情報を、そのままYahgeeで活用したい」という要望が寄せられていました。今回、富士フイルムメディカルおよびエプソンとの協力により、紙(印刷)とスキャンを“橋渡し”とすることで、閉域網の壁を越えた現実的かつ安全なデータ連携を実現します。 ■ 連携の概要とデータの流れ 患者の問診回答を、以下のフローでYahgeeに取り込みます。 患者・ご家族が問診を入力:スマートフォン(LINE)または院内タブレットから、ポケさぽのアナムネ・問診に回答 問診回答の確認:入退院支援センターなどのご担当者が、ポケさぽ管理画面で回答内容(PDF)を確認 PDFの印刷:管理画面から、Yahgeeに取り込むためのPDF(大型QRコード)を印刷 スキャン:印刷したPDFを、エプソン製スキャナーで読み取り XML送信:専用端末上のエプソン製スキャンソフト(DCPSE1)がデータをXML形式に変換し、院内のYahgeeサーバーへ自動送信 Yahgeeで活用:取り込まれた問診データをもとに、入院診療計画書などの医療文書を効率的に作成 クラウド(ポケさぽ)と院内閉域網(Yahgee)の間を、印刷とスキャンという物理的な工程で“橋渡し”することで、ネットワークを直接接続することなく、セキュリティを確保したままデータ連携を実現します。 ※LINEは、LINEヤフー株式会社の登録商標または商標です。 ※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。 ■ 本連携で得られる主なメリット 転記・手入力負担の軽減:患者が入力した情報を再入力する手間を削減し、医療従事者の業務効率化に貢献 患者情報の早期取得(PFM):入院前から患者情報を取得し、入退院支援や診療文書作成を前倒し 閉域網環境でも導入可能:オンプレミス型の電子カルテ・文書管理システムを利用する病院でも連携が可能 スキャナーを活かしたミニマムな導入:エプソンのスキャンソリューション(スキャナー+DCPSE1)を活用することで、大規模なソフトウェアの改修を伴わない、病院にとって導入しやすい構成を実現 ■ 各製品・サービスについて ポケさぽ アナムネ・問診(株式会社OPERe) 患者さんが「ご自身のスマートフォン(LINE)」または「院内タブレット」から問診に回答できるアナムネ・問診システムです。LINEを使わない患者さんも院内タブレット(LINE登録不要)で入力でき、紙の問診票との併用も可能です。回答データは管理画面で一元管理でき、QRコード・PDF・スキャン等の多様な方法で電子カルテや部門システムへの連携・転記が可能です。診療報酬上の加算判定支援機能も備えています。 ポケさぽサービスサイト:https://www.opere.jp/poke-sup Yahgee(富士フイルムメディカル株式会社) 電子カルテと連携し、退院サマリや手術記録などの診療文書をデータベース化して、作成・共有・分析を効率化する診療文書管理・診療業務支援ソリューションです。国内300以上の医療施設に導入されています。 DCPSE1(エプソン) エプソン製スキャナーと組み合わせて利用するスキャナーアプリケーションです。本連携では、問診票PDF上のQRコードを読み取り、Yahgeeが取り込み可能なXML形式へ変換・送信する役割を担います。 ■ 展示のご案内 本連携については、以下の展示