本製品の正式リリースに先立ち実施した「体験版無料配布キャンペーン」では、全国の自治体、害獣対策関係者、警備・インフラ企業など、多くの方々からご関心をお寄せいただきました。これを受け、現場での本格的な運用に対応する正式版としてサービスを【7月1日】より開始いたします。 DJI Matrice4TDによる検知様子 ■ 「クマスキャン」開発の背景 現在、地域住民の安全確保や害獣対策において、ドローンを用いた対策が進められています。しかし、上空からの映像を目視だけで確認し、動く対象がクマであるかを常に判断するために高度な技術と集中力を要します。 この課題を解決すべく、DJI社のドローンに搭載されたAI検知機能を利用し、クマを自動で識別・検知する機能を開発しました。先行して配布した体験版の段階から「現場での見落としや負担軽減に繋がる」と多くの期待の声をいただいております。 4つのポイント (1)DJIの最新フラッグシップ機・設置型自動運用ソリューションに対応 DJI社の最新ドローン「Matrice 400」「Matrice 4/4Dシリーズ」および自動離着陸・充電システム「DJI Dock 3」に完全対応。広範囲の捜索や自動巡回ルートでの監視に威力を発揮し、クマ検知時には位置座標を指定のメールアドレスへ即座に通知します。 (2)純正アプリにそのまま導入可能(外部機器や追加ソフトは一切不要) 標準アプリ「DJI Pilot 2」やクラウド管理プラットフォーム「DJI FlightHub 2」に直接組み込めます。外部の解析用PCや特別なソフトウェアが不要なため、既存の機材構成のまま低コストでスムーズに導入可能です。 (3)「空からのリアルタイム監視&通知体制」の構築 ドローンに搭載したAIが映像からクマを自動検知して見落としを防ぎます。「DJI FlightHub 2」を介して、本部と現場で映像や位置情報をリアルタイムに共有できるため、迅速な避難誘導や的確な初動対応が可能になります。 (4)「スピーカー・ライト連携による威嚇や注意喚起」の構築 クマを検知した際、搭載されたスピーカーでの警告音送出やライトの点灯による注意喚起が可能です。発見するだけでなく、現場での被害未然防止や周囲への呼びかけに寄与します。 Matrice400:最大400倍のデジタルズームカメラと高解像度赤外線カメラを備え、高輝度スポットライト、大音量スピーカーの同時搭載が可能、最大飛行時間59分、防塵防水設計Matrice4:折りたたみ式で可搬性に優れ、最大112倍のデジタルズームと赤外線カメラを搭載、スポットライト、スピーカーの同時搭載も可能、最大飛行時間49分 DJI Dock3:車載にも対応した設置型遠隔ソリューション、ネットワーク経由での操作が可能で、-30℃から50℃でもシームレスに動作し、場所と時間を選ばず稼働可能Matrice4D:Dock3の搭載機、送信機での単独運用も可能、カメラスペックはMatrice4と共通、最大飛行時間54分、防塵防水設計 使用例(1)巡回モード使用時の通知 監視と柔軟な検知アクション 事前設定したエリアをドローンが自動で巡回監視します。クマを検知した際は、座標情報を即座に共有するだけでなく、以下の運用を自動で連動させることが可能です。 自動記録: 検知瞬間の写真撮影および動画録画の開始 現場威嚇: 搭載スピーカーの警告音送出やライトの点灯起動 使用例(2)FlightHub2での情報共有イメージ 「DJI FlightHub 2」の活用により、関係者全員での「リアルタイムな情報共有と迅速な初動」を実現します。 即時共有: 映像とクマの発見位置をクラウド上でリアルタイムに共有。 迅速な初動: 共通の情報を基に的確な指示を現場へ伝達でき、住民の安全確保を大幅に加速。 飛行しながら発見位置にピンを置くことが可能です。ピンには座標が付与されており、画像やコメントも編集できます。 実証実験レポート / 推奨仕様条件 本製品の正式リリースに先立ち、ユーザー様協力のもと、群馬サファリパークにて、DJI Dock 3とMatrice 4TDを使用し、園内のクマを対象としたAI検知の実証実験を実施しました。本実証では、上空から撮影した映像内で、AIがクマをどのように検知できるかを確認しています。 【実証実験による検知性能】 実際の運用現場を想定した検証を行い、以下の性能を確認しています。 安定した検知力: クマの全身・胴体部分が視認できる条件下で、安定した自動検知を確認。 複雑な環境に対応: 現場で起こり得る「木陰」「水場」「柵」「構造物の影」といった条件下でも検知事例を確認しており、実際の捜索現場に即した状況でのパフォーマンスを確認。 対象がはっ