コンポントム州フンセンチャムナー小学校の子どもたち 背景 カンボジアでは、内戦の影響により一度途絶えかけたコーヒー文化があります。現在は少しずつ復興の兆しを見せているものの、その未来を支える人材や教育環境はまだ十分とは言えません。 株式会社ドットプランが展開するコーヒー事業「notice coffee」では、カンボジアをはじめとしたアジアのコーヒーを取り扱い、その売上の5%を教育支援プロジェクトの資金としています。 また本取り組みは、「消費が支援につながる」という考えに共感いただいた企業とともに進めています。コーヒーや商品を選ぶという日常の行動を通じて、子どもたちの学びへとつながる取り組みです。 一杯のコーヒーを選ぶことが、遠く離れた地域の子どもたちの学びにつながる。 そんな循環を、企業とともに育てていくことを目指しています。 カンボジアでは、教育段階が上がるにつれて就学率の差が大きくなる傾向があります。 活動内容 今回訪問したのは、カンボジア・コンポントム州の教育局と連携し、紹介を受けた以下の2校です。 ・ミエン・ノイ小学校 ・フンセンチャムナー小学校 本プロジェクトでは、事前に「何人分の文房具を届けられるか」を現地パートナーから教育局へ共有し、その人数に応じて支援先の学校を教育局が選定。 その後、現地パートナーが各学校の校長先生と連絡を取り、訪問日程や配布の調整を行っています。 現地の教育機関と連携しながら進めることで、支援が必要とされている学校へ確実に届けられる体制を整えています。 また、文房具はすべてカンボジア国内で事前に手配しています。 現地パートナーが必要な物資を確認し、現地で購入・準備を行うことで、子どもたちに必要なものを確実に届けると同時に、地域経済への還元にもつながっています。 ミエン・ノイ小学校の先生たち フンセンチャムナー小学校の先生たち 文房具は現地で購入 一人に1セットの文房具 現地での様子 学校の門をくぐると、子どもたちが一斉に出迎えてくれました。 文房具はひとりひとり手渡し。子どもたちは受け取った文房具を隣の子と見せ合っていました。 早速ノートと鉛筆を使って「ありがとう」をみんなで書きます。黒板に書いた「ありがとう」を見ながら鉛筆を動かす真剣な表情が印象的でした。子どもたちが書いた「ありがとう」はどれも個性豊かでかわいらしく、見ているだけでこちらが笑顔になってしまいます。 滞在時間は長くはありませんでしたが、笑顔と「ありがとう」の声があふれた、優しい時間でした。 一人の女の子が、自身の身につけていたブレスレットを外し、「ありがとう」の気持ちとして手渡してくれる場面もあり、現地での交流の温かさを感じる出来事となりました。 ミエン・ノイ小学校 教室にて 一人一人手渡し 喜んでくれました 「ありがとう」を練習 見せてくれました 一生懸命書きました もらったブレスレット 事業とのつながり 「notice coffee」では、カンボジアをはじめとしたアジアのコーヒーを販売し、その売上の5%を教育支援に充てています。 内戦によって一度途絶えかけたコーヒーの未来を、もう一度育てていくために。 その未来を担う子どもたちの学びを支えることが、コーヒー産地の持続可能性にもつながると考えています。 また、「notice coffee」では、コーヒーの購入者や参加企業をプロジェクトの仲間として「crew」と呼んでいます。 現地の様子や収支については、コーヒー購入者には会報やポッドキャストを通じて、企業にはレポートとして共有し、遠く離れていても同じプロジェクトに参加している実感を持てる設計としています。 透明性を大切にしながら、同じプロジェクトをともに進める仲間としての関係性を育てています。 notice coffee ECサイト 今後の展開 今後は、オンラインストアを通じた個人向け販売に加え、企業向けの取り組みも展開していきます。 企業のCSR・SDGs推進の一環として、コーヒーの導入や商品購入を通じて本プロジェクトに参加いただける仕組みを構築し、日常の中で自然に社会貢献につながる形を目指します。 また、ご興味をお持ちいただいた企業や団体へ、コーヒーを実際にお届けしながら活動をご紹介する「notice caravan(キャラバン)」の実施も予定しています。 直接対話の機会を通じて、取り組みへの理解を深めていただくとともに、参加のきっかけづくりにつなげていきます。 さらに、カンボジア現地の教育機関やパートナーとの連携を強化し、継続的かつ透明性のある支援体制の構築を進めてまいります。 コーヒーをきっかけに、企業・個人・現地がつながる新しい支援のかたちを広げていきます。 notice coffee HP 担当者コメント チーフ