日本における家ごとのシンボル「家紋」 諸説ありますが、武家における家紋は平安時代後期から鎌倉時代初期にかけて、旗や陣幕に描かれたものが始まりだとされています。源平の争乱において源氏は白旗、平氏は赤旗を用いて敵味方を区別したとされますが、それぞれの陣営に所属する各家の識別のための目印、家の証となる「家紋」の存在が必要とされました。 盛岡藩主である盛岡(三戸)南部家が記した系図や系譜によると、南部氏は鎌倉幕府草創期に清和源氏加賀美遠光の第三子である光行を祖として成立した一族と記されています。南部の一族は家の証としてどのような家紋を用いていたのか。その由来を見ていくと南部家の歴史、アイデンティティの一端をたどることができます。 本展では南部家の家紋があしらわれた武具や甲冑、装束、調度品、そして「家紋」について記された資料などを通して、南部家が家紋をどのように用いてきたのか見ていきます。南部家ゆかりの家紋づくしの世界をご堪能ください。 d141165-157-6d54ff15d9cde0fb8b1a065162098699.pdf 展示内容 ◆史料から見る南部家の家紋 盛岡南部家が主に使用していた5つの家紋について記された史料を中心にご紹介しています。 ◆家紋があしらわれた品々 戦国武将としての歴史、大名としての身分と格式があらわれた資料を間近でご覧いただけます。 【見どころポイント】 「鉄板黒漆塗横矧桶側二枚胴紺糸胸取具足」(遠野市指定文化財、南部神社所蔵・遠野市立博物館寄託資料)、「本小札白糸威二枚胴具足」(岩手県立博物館所蔵)をはじめ、南部家ゆかりの4領の具足を一堂に展示。 ◆盛岡藩主と家紋統制 盛岡藩主が出した家紋に関する法令から、家門・南部家一門を中心とした家紋事情を紐解きます。 関連イベント ①企画展関連展示「南部家の家紋と女性たち」 [会期]2026年6月27日(土)~9月7日(月) [会場]当館2階歴史常設展示室・展示室Ⅳ [備考]要入場料 ②ギャラリートーク [内容]担当学芸員による展示資料解説 [日時]2026年7月5日(日)、8月8日(土) 各日13:30~14:30 [会場]当館2階企画展示室 [備考]当日自由参加(要入場料) ③れきぶん謎解きチャレンジ「come on!家門!家紋!」 [内容]家紋をキーワードに、展示資料をじっくり見て謎を解いてみましょう。全問正解者にはプレゼントがあります。 [日時]2026年7月4日(土)、7月11日(土)、7月18日(土)、7月25日(土)、8月1日(土)、8月8日(土)、8月15日(土) 各日10:30~16:30(※参加受付は16:00まで) [会場]当館2階企画展示室~歴史常設展示室 [備考]当日自由参加(要入場料) ④名誉館長イベント「南部さん!聞いてもいいですか?Part.3」 [内容]家紋をテーマにした対談形式の講演会。後半は名誉館長たちと一緒に企画展を観賞します。 [出演]南部利文氏(盛岡南部家第46代当主・当館名誉館長) 熊谷俊彦氏(当館長) [日時]2026年7月19日(日)13:30~15:00 [会場]当館1階研修室 [定員]30名 ※事前申し込み制(往復はがきor応募フォーム) [締切]2026年6月30日(火)必着 [参加費]無料 ⑤ワークショップ「切り紙で家紋を作ろう! -盛岡南部家編-」 [内容]盛岡南部家の定紋「丸に双舞鶴」を切り紙で作ってみましょう。 [講師]当館学芸員 [日時]2026年7月26日(日)13:30~15:30 [会場]当館1階研修室 [定員]10名 ※事前申し込み制(往復はがきor応募フォーム) [締切]2026年7月12日(日)必着 [参加費]100円(保険代含) [備考]作業にはカッターなど刃物を使います ⑥れきぶん講座「紋・もん・MON -家紋から見た武家社会-」 [内容]家紋を軸に、江戸時代の武家社会についてお話しします。 [講師]千葉一大氏(青山学院大学・聖心女子大学講師) [日時]2026年8月22日(土)13:30~15:30 [会場]当館1階研修室 [定員]50名 ※事前申し込み制(往復はがきor応募フォーム) [締切]2026年7月31日(金)必着 [参加費]無料 企画展関連オリジナルグッズ 「盛岡南部家御忍御紋ピンズ」 盛岡南部家が使用していた家紋「花菱」と「松之実」のオリジナルピンズです。 ※御忍御紋(おしのびごもん)とは盛岡南部家の私的な家紋のことで、「花菱」「松之実」は、後に公式な替紋となります。 「花菱」「松之実」セット(1,500円)「花菱」単品(800円)「松之実」単品(800円) 企画展「家の証 -家紋からたどる南部家-」 【展示期間】2026年6月27日(土)~8月31日(日) 休館日