Noahlogy株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:福重 佑亮、以下「当社」)は、「未来の子どもたちのために、海事産業を、AI技術で革命する」をミッションに、生成AI・AIエージェント技術を活用した海事特化AIエージェント基盤の開発と、海事関連企業向けのAI/DXコンサルティングを展開しています。 このたび、ANRI6号投資事業有限責任組合をリード投資家、ブーストキャピタル1号投資事業有限責任組合をフォロー投資家とし、総額1.5億円の資金調達(シードラウンド)を完了したことをお知らせいたします。 ■ 背景:日本の基幹産業「海事」が直面する構造的危機 日本は世界有数の海事クラスター国家でありながら、産業の足元では深刻な構造的危機が進行しています。 熟練設計者の引退と若手不足:戦後の高度経済成長を支えた世代が一斉退職期を迎え、熟練者の経験やノウハウ継承が間に合わない状況にあります。 設計需要の高度化:メタノール・アンモニア・水素等の次世代燃料船、洋上風力支援船、自律航行船、艦艇など、求められる設計の難易度は飛躍的に上がっています。 生産性の限界:働き方改革による稼働時間制約と、慢性的な人手不足により、現場は構造的に手一杯です。 その結果、日本の造船・海事産業は「需要があるのに応えられない」という、産業全体として応えきれない機会損失に直面しています。これは単に一企業の課題ではなく、エネルギー安全保障・経済安全保障・地方経済・サプライチェーンに連鎖する、国家レベルの社会課題です。 私たちは、この構造的危機に対し、生成AI・AIエージェント技術を全面的に活用した「ベテランの技をAIエージェント化」というアプローチで、海事産業を AIネイティブ に再構築することを目指します。 ■ Noahlogyが提供する3つのサービス 海事 AI エージェント基盤 造船・舶用機器・海運(設計・調達・運航など)のベテランの技をAIエージェントとして実装し、深刻化する「技術継承」と「人手不足」を同時に解決します。既存業務の単なる代替にとどまらず、業務プロセスを再構築し、ヒトがやるべき価値創造に集中できる組織を実現します。 海事 AI BPO / ロールアップ M&A 属人化した業務プロセスをAIで標準化・共通化し、圧倒的な「コスト削減」と「シナジーの創出」と「スムーズな事業継承」を実現します。後継者不足に悩む企業の受け皿となり、持続可能な海事産業のエコシステムを構築します。 海事 DX 支援 表面的なPoCにとどまらず、最新技術を前提に、海事特有の法規制や商習慣を踏まえた最適な業務プロセスを再定義します。ヒアリングから実装、導入支援、研修まで一貫して支援し、現場と経営の両面から組織変革を後押しします。 ■ 今後の展望 今回の調達で「海事産業のAIネイティブ化」を加速するため、以下の3点を重点的に強化いたします。 プロダクト開発の加速:海事AIエージェント基盤のスケールアップ ベテランの暗黙知を継承するAIエージェントを、設計・調達・運航・規則チェックなど海事業務の各領域に展開してまいります。設計リードタイムを最大1/10に短縮することを目標として、国内造船所・船社等との実証を進めます。 ドメインエキスパートの採用強化:「現場と技術」の両立 海事産業のドメイン知識と、生成AI・AIエージェントの実装力を併せ持つ人材は希少です。造船・舶用・海運のベテランエンジニアとAIエンジニアの双方を積極採用し、「現場で本当に動くAI」を共に作るチームを拡張します。 海事AI BPO / M&A 戦略の本格始動:持続可能な業界エコシステムの構築 後継者不足に悩む海事関連企業の受け皿となり、AIによる業務標準化を通じて、雇用と技術を未来へつなぐ統合プラットフォームを構築します。 ■ 代表取締役社長 福重 佑亮 のコメント 福重 佑亮(ふくじゅう ゆうすけ) 私は造船・海事産業の出身ではありません。それでも私たちがこの産業に飛び込んだのは、日本という国を支えてきた基幹産業が、世代交代と人口減少のなかで失われていく姿を、子どもたちに残してはいけないと強く感じたからです。 世界に誇る船を造ってきた日本の現場には、教科書には書かれていない、ベテランの技と知恵があります。それは、図面ではなく、感覚と経験で受け継がれてきた、極めて尊いものです。しかし、その尊いものは、いま静かに失われつつあります。 私たちNoahlogyは、生成AIとAI エージェントで、その「ベテランの技」を未来にスケールさせます。ヒトが減ってもなお、産業の質と量を保ち、むしろ進化させていく。そんな海事産業の AI ネイティブ 化を、現場の皆さまと共に作り上げてまいります。 今回の調達で集まった資金とパートナー