日本出版販売株式会社(代表取締役社長:富樫 建、略称:日販)は、2026年7月1日(水)、日販図書館選書センター(以下、選書センター)が主催する「こわいほん大賞2026」の結果を発表しました。 「こわいほん大賞」とは、ノミネート作品の中から全国の図書館関係者が「最もこわい」と感じた本に投票し、大賞を決定する企画です。選書センターが毎年12月に開催している「図書館員がえらぶ 選書センター大賞」のスピンオフ企画として2024年にスタートし、今回で3回目の開催となります。 「こわい本は小中学生にとても人気があるので、ノミネート作品を参考に購入したい」「毎年発表してほしい」と司書の方から好評をいただいたことを受け、夏休み前の7月に大賞を発表しております。暑い夏に向けて、78冊のこわい本がノミネートされ、4つのカテゴリー別に大賞を決定しました。 ◆開催概要 ・ノミネート図書 選書センターでの選書実績をもとに、同センターのコンシェルジュが、「ぞわぞわ」「ひやひや」「びくっ」「どろどろ」の4つのカテゴリーに分類し、78冊を選出しました。 ・参加者 全国の図書館関係者(851名) ・投票方法 ノミネート図書の中からカテゴリー別に1人最大3冊ずつ、「最もこわい」と思う図書に投票いただきました。 ・投票期間 2026年5月7日(木)~6月14日(日) ・「こわいほん大賞2026」詳細 https://sensho-c.jp/scary-book-award-2026/ ◆投票結果 <ぞわぞわ部門 大賞> 『意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語 呪』PHP研究所 氏田雄介(作)/武田侑大(絵) 【ぞわぞわ部門大賞受賞のコメント】著者 氏田雄介様より ぎっしり詰まった歯、臓器に擬態する虫、消えない罪悪感。この本には、私自身が心の底から「こわい」と思ったものを詰め込みました。その「こわい」に共感していただけたなら、これほど嬉しいことはありません。このたびは素敵な賞をいただき、ありがとうございます。 【投票コメント】 「忙しい中学生は短い話が大好きです。54字シリーズファンは自分たちでも54字で物語を書いています!」(中学校司書)「短い文章だからこそ、意味がわかると後でぞわぞわします」(小学校司書)「54字の文なので、読むことが苦手と言っている児童にも手渡しやすく、また答えを見ながら自分で考え直すことができ、深く読み込めます」(小学校司書) <ひやひや部門 大賞> 『綱渡りの男』小峰書店 モーディカイ・ガースティン(作)/川本三郎(訳) 【ひやひや部門大賞受賞のコメント】小峰書店 担当編集者様より 今はなきニューヨークのワールドトレードセンターの間で命綱なしの綱渡りを行った実在の大道芸人の偉業を描いた絵本です。 ビル風に煽られながら綱を渡る主人公のひやひやを一緒に味わってみてください。 【投票コメント】 「実話だけにとても冷や冷やしました。高所恐怖症の人は耐えられないのではないでしょうか」(中学校司書)「高学年の読み聞かせで使っています。最後のあっという息を飲む場面がいいです」(小学校司書)「絵が素晴らしい! 足がすくみます」(小学校司書) <びくっ部門 大賞> 『続・ゾッとする怪談えほんいるよ…』新日本出版社 有田奈央(著)/fracoco(絵) 【びくっ部門大賞受賞のコメント】著者 有田奈央 様より 皆さま、この度は誠にありがとうございます!嬉しいです。 この作品は文章を極限まで減らしつつ、日常で怖いなと感じた瞬間をイメージし、作品に込めました。皆さまはどのページが一番怖かったでしょうか。 怖がりながらも楽しんで頂けると幸いです。 【投票コメント】 「子どもたちは怖い絵が大好きで、2~3人で本を囲んで休み時間盛り上がっています」(中学校司書)「表紙の字から怖いのがわかるので、子ども達が大好き!そして、いきなり怖いシーンを見せるのが定番」(小学校司書)「ただただ“こわい”です。子どもたちも納得する恐さです」(小学校司書) <どろどろ部門 大賞> 『変な地図』双葉社 雨穴(著) 【どろどろ部門大賞受賞のコメント】双葉社 担当編集者 新垣陸 様より このたびは素敵な賞をありがとうございます。『変な地図』は、じわじわと迫る不気味さと、最後まで夢中で読めるミステリーが魅力の一冊です。イラストを多用し、文章も平易なので、普段あまり本を読まない方にも楽しんでいただけたら嬉しいです。 【投票コメント】 「雨穴さんの著作は勤務校で大人気です。生徒による図書館利用の少ない小規模校ですが、『変な』シリーズは常に貸出中です」(中学校司書)「大人から子どもまで夢中になって楽しめる本」(中学校司書)「雨穴さんシリーズは面白くて大人気です」(小学校司書) ◆転載・引