日本出版販売株式会社(代表取締役社長:富樫 建、略称:日販)は、文学作品の世界観や美学を身に纏うもので表現したプロダクトブランド「文学を纏う」において初となる、インセンス(お香)ライン「NOVEL(ノベル)」をプロデュースしました。 発売元はフレグランスブランド「Melt(メルト)」が担い、2026年7月 9日(木)より、「文学を纏う」オンラインストア、「Melt」オンラインストア、“入場料のある本屋”「文喫」の各店(BUNKITSU TOKYO、六本木、栄、福岡天神)にて販売されます。 今回プロデュースした商品は、本屋大賞受賞作の『蜜蜂と遠雷』『舟を編む』、発売20周年を迎えた『夜は短し歩けよ乙女』の3作品をモチーフにしており、日販は、モチーフとなる作家・作品の選定および香りのテーマ設定などのディレクションを担当しています。 商品は単品販売のほか、3種セットでも販売され、商品を購入すると数量限定で3作品の書影を用いたアクリルキーホルダーやステッカーの特典があります(特典内容や付与条件はストアごとに異なります)。また、発売を記念して、2026年7月18日(土)には、『舟を編む』の著者・三浦しをん氏と「Melt」代表をつとめる日高弘喜氏によるトークイベントがBUNKITSU TOKYOにて開催されます。 ■試作段階から著者監修を交えて“読書体験を立体化する香り”を実現 「文学を纏う」は、文学作品の世界観や美学を、ネイルポリッシュやルームミストといった“身に纏うもの”で表現し、文学との新しいつきあい方を提案するプロダクトブランドです。 今回のインセンスライン「NOVEL」は、「香りで読む物語」をテーマに掲げ、文学作品をモチーフに作品の世界観を香りで表現しました。 読前はこれから体験する作品の世界の広がりを予感させ、読中では全身を物語で包み、読了後には物語を反芻しながら余韻をじっくり味わえる、インセンスを焚くタイミングによってそれぞれの読書時間を香りで彩る商品を目指しました。 モチーフとした3作品(『蜜蜂と遠雷』、『舟を編む』、『夜は短し歩けよ乙女』)の著者3名には、試作の段階から監修に参加していただき、作品の世界観を表現した香りを「Melt」によって調香しました。また、作品の世界観はパッケージでも表現しており、表面は書籍の装丁を再現し、裏面には香りを制作する際に参考にした各作の象徴的な一文をあしらっています。 ■商品紹介・著者コメント 【NOVELシリーズ 蜜蜂と遠雷】 音楽や自分自身と向き合うコンテスタントの、不安と迷い、期待と歓びに揺れる葛藤の香り。青々しいジンジャーやミモザで、相反する心模様をスパイシーかつフローラルに表現。 全体を包むオレンジやエルダーフラワーの優しい甘味は、この世界に溢れる音楽への希望を思わせます。 TOP:オレンジ、ジンジャー MIDDLE:ミモザ LAST:エルダーフラワー 〈恩田陸氏コメント〉 どうぞ五感をとぎすませて この世界に満ちている「音楽」を感じてください。 恩田陸(おんだ・りく) 1964年生まれ。宮城県出身。92年『六番目の小夜子』で作家デビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞および本屋大賞を、06年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、07年『中庭の出来事』で山本周五郎賞を、17年『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と2度目の本屋大賞を受賞した。 【NOVELシリーズ 舟を編む】 過去から未来へ連綿と続く、絶えることのない煙の香り。 スモーキーなフランキンセンスとホワイトムスクで、模索する日々の没入感を表現。ラストに残るオークモスやヴァニラは、果てなき辞書作りに挑む濃密なロマンと恍惚を感じさせます。 TOP:シダーウッド、マリンアコード MIDDLE:フランキンセンス、ホワイトムスク LAST:オークモス、パチョリ、ヴァニラ 〈三浦しをん氏コメント〉 深い海の色と波のきらめき、そして悠久の時の連なりを感じさせるような、とても素敵な香りを生みだしていただきました。 みなさまのおうちに、『舟を編む』のお香をお届けできること、とても光栄です。日常の相棒として、小説を読みながら、あるいはホッと一息つきたいときに、はたまたお掃除の仕上げに、このお香をご愛顧いただければ幸いです。 三浦しをん(みうら・しをん) 1976年、東京生まれ。2000年『格闘する者に○』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木三十五賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞、2018年『ののはな通信』で島清恋愛文学賞、2019年河合隼雄物語賞、2019年『愛なき世界』で日本植物学会特別賞を受賞。ほかに『風が強く吹いている』『エレジーは流れない』『墨のゆらめ