企業のイノベーション支援を手掛けるナインシグマ・ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:諏訪 暁彦、以下「ナインシグマ」)は、2025年4月より提供してきた技術用途探索・新規事業創出支援のAIサービス「AKCELI(アクセリ)」において、新機能「スペック調査」の提供を2026年6月22日より開始いたします。 「スペック調査」は、用途探索で見出したアイデアに対し、その用途を実現するために必要となる要求スペックを導き出し、さらにそのスペックを満たすための技術アプローチまで提示する機能です。「この技術はこういった用途に使えそうだ」という構想段階で止まりがちだった用途開発を、「こういったスペックを満たせば実現できる」という具体的な技術要件へと一歩踏み込み、アイデアの実現可能性を早期に見極められるよう支援します。 詳細は、本サービスのウェブサイトをご覧ください。 ■ 開発の背景:用途探索は“出して終わり”ではない 新規事業開発やR&Dの現場では、「用途探索で有望なアイデアは出たものの、いざ事業化に進もうとすると“結局、何が足りないのか”が分からず止まってしまう」という声が少なくありません。用途探索の本来のゴールは、アイデアを出すことではなく、それを実現可能な技術要件にまで落とし込むことにあります。 このギャップを埋めるには、アイデアから逆算して「何を満たせばよいのか」を明らかにする“逆引き”が欠かせません。しかし逆引きには、未経験の業界基準を一から調べる「入口の見えにくさ」、一つの用途に数週間〜数ヶ月を要する「膨大な調査工数」という壁があります。ナインシグマは、AKCELIがこの初期調査を大幅に加速できる点に着目し、従来のアイデア出し機能に加え、用途からの“逆引き”をAIで支援する新機能「スペック調査」を開発しました。 ■ 「スペック調査」とは:用途から必要スペックを“逆引き”する 「逆引き」とは、自社技術を起点に用途を発散的に探す通常の用途探索(順引き)に対し、見出した用途を起点として「その用途を実現するには、どんな技術が・どんなスペックで必要なのか」を収束的に特定していく思考です。 観点 順引き(用途探索) 逆引き(スペック調査) 出発点 自社の技術・商材 用途探索で見出した用途 思考の方向 機能・価値を経由して用途を発散的に広げる 用途から必要な技術・スペックを収束的に特定する 主な問い この技術はどんな市場・用途で使えるか この用途の実現に、何が・どの水準で必要か 位置づけ 発想を拡げるフェーズ 設計図に起こすフェーズ 「スペック調査」は、この逆引きのプロセスを次の2ステップで支援します。①用途の実現に求められる機能を項目レベルで網羅的に分解し、②各機能について「どの水準が必要か」を数値や基準とともに特定します。いずれも、自社目線だけでは見落としがちな業界固有の必須要件まで含めて洗い出せるよう設計されています。 ■ 「スペック調査」の主な特長 用途探索で得られた結果をもとに、用途の実現に必要な要求スペックを出力 スペックを実現するための技術開発の方向性(技術アプローチ)を出力 出力結果は、信頼できる参考ソース付きで提示 ■ 「スペック調査」がもたらす独自の提供価値 「スペック調査」は、ナインシグマがこれまで数多くのオープンイノベーション支援で培ってきたノウハウを定型化した独自ワークフローに基づいており、属人的になりがちな事業構想フェーズの課題を解決します。 用途開発の加速:用途が実際に実現できるか、用途と現有技術との“距離感”を可視化することで、用途の発散 → 見極めのサイクルを加速します。 初期開発方針の明確化:用途を実現するための技術アプローチの初期仮説を提示し、次の一手を描きやすくします。 調査工数の大幅な削減:人手では膨大な時間を要する異分野の要求スペック調査を、AIが広範かつ高速に支援します。 ■ 今後の展開:構想から事業化までをシームレスに支援するプラットフォームへ ナインシグマは、自社アセットを活用した技術用途探索・新規事業創出支援AIツール「AKCELI」を、テーマ立案フェーズから、事業コンセプトのブラッシュアップ、ソリューション開発、顧客探索に至るまで、事業化に向けた一連のプロセスを加速させるプラットフォームへと進化させていきます。今回の「スペック調査」の追加により、構想段階での実現可能性の検証をこれまで以上に確かなものとし、アイデアを“量”で出す段階から、“実装”へとつなげる段階までを一気通貫で支援してまいります。 ■ 機能概要 新機能名 AKCELI(アクセリ)「スペック調査」 提供開始 2026年6月22日 サービス詳細 プラン・料金等のお問い合わせは、サービスウェブサイトをご覧く