報道関係者各位 2026年6月30日 Neusignal Therapeutics 株式会社 東北大学発のアルツハイマー型認知症治療薬を開発するNeusignal Therapeutics株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:有本 達、以下「NTX」)は、以下の投資家を引受先とした第三者割当増資及びAMED 「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」の補助金により、本ラウンド総額約53.2億円の資金調達を実施しました。 ■資金調達の目的と使途 これまでシリーズAで調達した資金を活用し、東京大学医学部附属病院において、弊社開発品であるNTX-083の医師主導治験(健康成人に対する単回投与試験)が2025年2月から開始され、同年9月には全被験者の観察完了をご報告いたしました。さらに、企業治験(健康成人に対する反復投与試験)として2025年11月からNTX-083の投与が開始され、2026年3月には全被験者の観察が完了しました。両試験は、いずれも安全性評価において特筆すべき副作用の報告はなく、高い安全性及び忍容性が確認されました。また、単回投与及び反復投与のいずれにおいても優れた薬物動態プロファイルを示すことが明らかになりました。これらの治験は当初定めた計画より早く進捗いたしました。 これらの成果をもとに、今回シリーズBで調達した資金を活用し、米国でアルツハイマー型認知症患者を対象としたPhase 1b 試験の本年の開始を予定しております。また、その後のグローバル製薬企業との事業提携を視野に人材採用等を実施してまいります。 ■引受先(順不同) 新規投資家: Angel Bridge株式会社(コリード投資家)、DCIパートナーズ株式会社(コリード投資家)、ニッセイ・キャピタル株式会社、Red Capital株式会社、ごうぎんキャピタル株式会社 既存投資家: 株式会社ファストトラックイニシアティブ、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、三菱UFJ キャピタル株式会社、SMBC ベンチャーキャピタル株式会社、株式会社FFG ベンチャービジネスパートナーズ、日本ベンチャーキャピタル株式会社 ■背景 東北大学発シーズの事業化に取り組むスタートアップであるNTX は、世界中で急増し続けるアルツハイマー型認知症に対する画期的な治療薬の開発に取り組んでいます。近年、アルツハイマー型認知症の進行抑制が見込める新規医薬品が登場しました。新薬への期待が高まる一方、治療のマネジメントの難しさ、高額な医療費、ベネフィットとリスクのバランスを考慮した適応患者の選定など、新たな課題への議論がなされています。当社の開発品がこれらの課題を解決する画期的な治療薬になりうると信じ、病気に苦しむ患者様及びご家族の皆さまにお届けする事を目指します。 【順不同】 ■Angel Bridge株式会社からのコメント 認知症は、いまだ有効な治療薬が存在しないアンメットメディカルニーズの極めて大きな領域です。当社が開発するNTX-083は、森口先生が既存薬の作用機序を深く研究する中で着想を得た、従来とは異なる作用機序に基づく革新的な低分子化合物であり、認知症治療のゲームチェンジャーとなりうるポテンシャルを有していると考えております。確かなサイエンスの裏付けに加え、臨床開発経験の豊富な経営陣が揃った当社のもと、NTX-083を一日も早く世界中の患者様やそのご家族にお届けできるよう、Angel Bridgeとしても全力でご支援してまいります。 (代表パートナー 河西 佑太郎/シニアアソシエイト 伊原 輝) ■DCIパートナーズ株式会社からのコメント NTXは、アルツハイマー病という極めて高いアンメットメディカルニーズを有する難治性疾患に対し、オリジナルのシーズに基づく革新的な医薬品創出に挑戦する、非常に高いポテンシャルを有しています。今回の資金調達を通じて、米国でのグローバル開発を一層推進し、将来的にブロックバスターとして世界中の患者様の新たな治療選択肢となることを期待しています。当社と共に1日でも早く患者様に新薬を届けるため、事業成功の一助となる積極的な支援を進めてまいります。 (代表取締役 成田 宏紀/ディレクター 田中 翔真) ■株式会社ファストトラックイニシアティブからのコメント FTI 3号ファンドからNTXに設立当初から新規投資を実施して以来、継続的に主要パイプラインであるNTX-083の開発推進を中心にサポートして参りましたが、このたび同社がシリーズBラウンド総額約53.2 億円(AMED 創薬ベンチャーエコシステム強化事業補助金を含む)の資金調達を達成されました事はとても素晴らしい実績であり心からお祝い申し上げます。 同社では前回の調達後も順調にNTX-083の臨床