すべてのこどもたちが、公平に、未来へ挑める社会の実現を目指し、こどもたちに希望と機会を届ける仕組みづくりに取り組むネッスー株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:木戸優起、以下「ネッスー」)は、ふるさと納税を活用し、地域の特産品や体験を“応援品”として、こども食堂やひとり親家庭、難病と向き合うこどもたちへ届ける「こどもふるさと便」を展開しています。 寄付者は、通常のふるさと納税と同様に返礼品を受け取りながら、こども支援にも参加でき、追加負担なく「こどもの機会格差」という社会課題の解決に貢献できる仕組みです。 「こどもふるさと便」では、2026年7月1日(水)、「北海道産生乳で作ったおいしいロングライフ牛乳を旭川から届けたい」を、新たなプロジェクトとして公式サイトに公開しました。 本プロジェクトを通じてネッスーは、こどもたちの栄養課題の解決と、地域の基幹産業である農業・酪農業の持続的発展の両立を推進してまいります。 プロジェクト詳細:https://kodomo-furusato.com/projects/2026asahikawa-milk プロジェクト概要 北海道旭川市では、企業や個人からのふるさと納税を活用し、市内の工場で製造されたロングライフ牛乳を、全国のこども食堂やひとり親家庭へ届ける取り組みを実施します。 牛乳は、タンパク質・カルシウム・ビタミンB2など、こどもの成長に必要な栄養素をバランスよく含む食品です。なかでもロングライフ牛乳は、これらの栄養成分を保持したまま、特殊な殺菌技術とパッケージによって常温で長期保存が可能であり、流通や保管に優れた特性を持ちます。 一方、日本におけるロングライフ牛乳の認知度は10%台にとどまるとの調査結果も公表されており、日本テトラパック社の調査では「内容まで理解している」と回答した人は約12%にとどまるなど、十分に浸透しているとは言えない状況が示されています。 本プロジェクトでは、食支援の現場で活用しやすいロングライフ牛乳の特性を生かし、こどもたちへ栄養価の高い牛乳を安定的に届けるとともに、ロングライフ牛乳の認知向上、生乳需要の創出、酪農業の振興を目指します。 なぜ牛乳を届けるのか ①酪農業の課題:牛乳が余る時期がある 酪農業では、牛の搾乳を日々継続する必要があり、生乳の生産量を柔軟に調整することができません。一方で、牛乳の需要は季節的に変動し、特に学校給食が停止する長期休業期間には消費量が減少し、需給バランスの維持が困難になります。 需給調整のため、生乳を脱脂粉乳などへ加工することがありますが、近年は需要が追いつかず、脱脂粉乳の在庫過剰も課題となっています。 ②こどもの栄養の課題:長期休み期間中の栄養不足 物価高騰の影響により、食支援の必要性は高まっています。特に学校給食がない長期休み期間には、こどもの食事回数が1日2食以下となる割合が増加するとの調査結果もあり、栄養不足が懸念されています(※)。物価高の影響もあって比較的高価な牛乳を買わない家庭も増えており、長期休み期間に栄養価の高い牛乳を摂取しないこどもも多くいます。 ③牛乳での食支援の課題:温度管理・賞味期限管理が困難 牛乳は栄養価の高い食品である一方、冷蔵管理が必要で賞味期限が短いため、こども食堂などへの食支援の取り扱いに制約がある点が課題です。食支援の現場は、冷蔵での運搬・保管が困難な環境であることも多く、かつ活動頻度が高くないために、支援物資としての提供から活用までに期間が空くことも多く、賞味期限管理が困難です。 ロングライフ牛乳という選択肢 こうした酪農業とこどもの栄養、それぞれの課題に対して有効であり、食支援の現場での活用可能性も高められるのがロングライフ牛乳です。 ロングライフ牛乳は、以下の特長を備えています。 ・常温で長期保存が可能であり、保管の負担が小さい ・冷蔵輸送が不要なため輸送の負担が小さい ・栄養価は普通の牛乳類と変わらない そのため、生乳の有効活用による需給調整に貢献するとともに、必要とする家庭やこどもたちへ栄養価の高い食品を安定的に届けることができます。ロングライフ牛乳は、酪農の課題解決と食支援の充実をつなぐ、新たな仕組みとして期待されています。 旭川市が取り組む意義 旭川市は北海道有数の農業地域であり、米・野菜・果樹・畜産など多様な農畜産物の生産が行われています。また、酪農と農業が連携した「資源循環型農業」を推進しており、酪農由来の堆肥が地域農業を支える重要な役割を担っています。 さらに、市内にはロングライフ牛乳を製造できる国内有数の拠点である「くみあい乳業」の工場が立地しており、本プロジェクトは地域資源を最大限に生かした取り組みです。 本事業により、生乳需要の拡大、酪農経営の安定化、農業基盤