大共感!各界のトップ専門家とも響き合った渾身の組織論 経営者、投資家、経済学者、そして「いのち」を探究する実践者。立場も専門も異なる方々が本書の主旨に共鳴。 ▪️豪華対談コラム(登場順) 武蔵野大学ウェルビーイング学部客員教授・新井和宏 氏 仕事と人生を分けるのではなく、人生で仕事を包む 大阪大学特任教授・堂目卓生 氏 貨幣錯覚の歴史をたどり、「過剰なお金への思い込み」の根源を学問から照らし出す パーマカルチャーデザイナー・四井真治 氏 「いのち」の延長線上に作られているものは持続する。「いのち」から探究する真の持続性 九州電力株式会社 代表取締役 社長執行役員 西山勝 氏 人は組織の従属物ではない。一人ひとりの「人生の熱量(Will)」を大切に 経済同友会 筆頭副代表幹事 岩井睦雄 氏 セクターを越えた「共感」から社会を良くする「共助経営」 どうして今、熱量が大切なのか いま、組織の中の自分に、静かな違和感を抱く人が増えています。「会社にいる自分」と「ほんとうの自分」が、どこかでずれていく。頑張っているのに、日曜の夜になると身体が重くなる――。 その違和感の正体は、「人生の熱量」が組織から失われていくことにあるのかもしれません。本書は、その熱量を取り戻す道のりを、理論と実践の両面からたどります。 なぜ、組織から熱量が枯れていくのか 仕事が早く終わらないかと、時間ばかり気にしている。残業して作った資料に「で?」と言われ、心の糸が切れる。給料は上がったのに、日曜の夜になると身体が鉛のように重くなる――。 ある調査では、就業者のおよそ7割が「仕事への熱意や意欲はないが、必要最低限の業務はこなしている」状態にあると回答しています。ただ、本書が見つめるのは、その奥にある、もっと根本的なことです。わたし達一人ひとりの「人生の熱量」が、組織から失われていることです。 本書では、興味や関心、好奇心から湧きあがるエネルギーを「人生の熱量」と呼びます。それは仕事という枠に収まらず、人生全体にわたるもの。そして、何もないところからではなく、「人とのつながり」から生まれてくるものです。 わたし達は何に縛られているのか。解放の鍵は何か。著者は長く、この問いとともに組織を見つめてきました。本書は、その問いを起点に組織を捉えなおす試みであり、たくさんの方々との出会いと対話から生まれた一冊です。 本書の要諦 ・「人生の熱量」を枯らす「過剰なお金への思い込み(マネーバイアス)」と、それを越える視点 ・仕事を人生に含めるのでも分けるのでもなく、人生で仕事を包む――「ライフでワークを包む」という転換 ・「社員は会社の従属物ではない」――心を持つ人的資本という人間観 ・社会的価値で経済的価値を包む――財務的な持続性と「人生の熱量」の共存 ・「熱量あふれる組織」を象徴する「3つの風穴」と、役職とは別の軸が共存する「ヘテラルキー」 ・組織を「存在」ではなく「生成」として捉える「生成の組織論」という新しい考え方 熱量あふれる組織を実践する企業 成功した結果だけを切り取らず、財務的に厳しい時期や失敗、試行錯誤も含めたプロセスそのものを追っています。 九州電力株式会社 「ずっと先まで、明るくしたい。」――全社員でつくり上げた「Will」を土台に、20年以上の旅路。新規事業がクローズしても「失敗」とせず、次へ活かす人事。一人ひとりの「Will」が、全社のイノベーションへ。 有限会社人事・労務 「コミュニティ経営」――450社の顧問先を持つ社会保険労務士のリーディングカンパニーが、組織を地域や社会に開いていく。「役割を与えられる組織から、場につながることで役割が生まれてくる組織へ」。 株式会社宮田運輸 「いのちを生かし合う」心の経営――ある深刻な出来事を起点に、経営の根本が変わっていく。「おとうさん しごと がんばってね」――こどもの絵がトラックを包み、共感が社会へ広がる。 さらに、丸善雄松堂株式会社(「本を使う人」に主眼を置く学びの場)、社会福祉法人蒼渓会(「その人らしさ」に主眼を置く福祉)、KEIPE株式会社(一人ひとりの「没入ポイント」から遊びが生まれる)のエッセンスもお届けします。 本書の構成 はじめに 第1章 組織から熱量が枯渇していく今、本当に必要な変化とは? 仕事への熱量が低下している現状 「人生の熱量」を生み出す「人とのつながり」 「過剰なお金への思い込み(マネーバイアス)」で覆われていく組織 「ライフでワークを包む」視点 ほか 第2章 熱量あふれる組織とは? 湧きあがる「人生の熱量」はお金で買えるのか? 「熱量あふれる組織」を象徴する3つの風穴 つながり循環アート~小さな喜びから始める~ ヒエラルキーからヘテラルキーへ 対談コラム:生きている組織 ―組織ing