株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、20~50代の正社員を対象に実施した「正社員の“バーンアウト(燃え尽き症候群)”に関する実態調査」の結果を発表しました。 ※本調査における「バーンアウト」とは、これまで熱心に仕事や目標に取り組んでいたにもかかわらず、過度なストレスなどにより心身が疲弊し、意欲や活力が低下している状態にあることを指す。 【TOPICS】 ◆正社員の17.3%が現在「バーンアウト(燃え尽き症候群)」。20~30代の管理職では3人に1人以上で、管理職の方が非管理職と比べて多い傾向【図1、2】 ◆バーンアウトのきっかけとなった過度なストレスの内容は「業務過剰」や「対人関係」「承認不足」など【図3】 ◆バーンアウトである人は「勤務時間が長く、休憩時間が短い」と感じている傾向。また、仕事や職場における孤独を感じている割合も高い【図4、5】 ◆バーンアウトを乗り越えた人が乗り越えるために取った行動は「休息を取った」が53.8%で最多。「転職した」人は23.2%で一定数見られる【図6】 【調査概要】 ◆正社員の17.3%が現在「バーンアウト(燃え尽き症候群)」。20~30代の管理職では3人に1人以上で、管理職の方が非管理職と比べて多い傾向 20~50代の正社員のうち、17.3%が現在「バーンアウト(燃え尽き症候群)」であると回答した。 また、過去にバーンアウトだったことがある割合は12.0%で、現在バーンアウトである人と合わせると計29.3%にのぼった。正社員の4人に1人以上が、バーンアウトを経験したことがあることがわかった。 若年層(20~30代)と中高年層(40~50代)で比較すると、「現在、バーンアウトである」割合は若年層では18.4%、中高年層では16.4%となり、若年層の方がやや高い傾向がみられた。また、役職別で見ると、「現在、バーンアウトである」と回答した割合は若年層の管理職で36.3%、中高年層の管理職で18.7%となった。さらに、いずれの年代においても、管理職は非管理職と比べてバーンアウトを経験した割合が高い傾向が見られた。【図1、2】 【図1】 【図2】 ◆バーンアウトのきっかけとなった過度なストレスの内容は「業務過剰」や「対人関係」「承認不足」など 現在バーンアウトである人に、「バーンアウトのきっかけとなった過度なストレスを感じた理由」を聞いたところ、その内容は大きく「業務負荷型」と「非業務負荷型」の2つ分類された。 「業務負荷型」では、「仕事量が多すぎる」「仕事量が急増したタイミングと私生活の不調が重なった」など、業務量の過剰さに関する声が多くみられた。また、「単調な仕事が続く」「これまで過度な業務に従事していたが、人員増などにより業務量が減少したことで意欲が低下した」など、成長機会の停滞や、過剰な負荷から一転して業務量が減少したことによる反動に関する声も確認された。 「非業務負荷型」では、「上司や部下との関係性にストレスを感じた」「職場の人間関係が悪化し、精神的に耐えられなくなった」など対人関係に起因するストレスや、「努力に対して十分な評価が得られない」「会社に必要とされていないと感じた」など、貢献に見合う承認や評価が得られていないと感じるケースもみられた。バーンアウトのきっかけは、多様なストレス要因によって生じる可能性が考えられる。【図3】 【図3】 ◆バーンアウトである人は「勤務時間が長く、休憩時間が短い」と感じている傾向。また、仕事や職場における孤独を感じている割合も高い 現在バーンアウトである人に勤務時間について聞いたところ、35.1%が「勤務時間が長すぎると感じている」と回答し、現在バーンアウトではない人(27.2%)と比べて7.9pt高かった。また、休憩時間については42.7%が「短すぎる」と感じており、現在バーンアウトではない人(31.8%)より10.9pt高い結果となった。さらに、「仕事や職場において孤独感・孤立感を感じている」割合は38.0%となり、現在バーンアウトではない人(16.1%)と比べて21.9pt高かった。これらの結果から、現在バーンアウトである人は時間的な負荷に加え、今の職場において孤立感を感じている傾向にある。【図4、5】 【図4】 【図5】 ◆バーンアウトを乗り越えた人が乗り越えるために取った行動は「休息を取った」が53.8%で最多。「転職した」人は23.2%で一定数見られる 過去バーンアウトだったが現在はそうではない人に「バーンアウトを乗り越えるために行った行動」を聞いたところ、「休息を取った(53.8%)」が最多となり、「仕事以外の時間・活動を大切にした(35.0%)」「ストレス発散に努めた(32.4%)」と続いた。回