武蔵野大学(東京都江東区、学長:小西 聖子)の工学部建築デザイン学科水谷 俊博研究室の4名の有志学生が、武蔵野キャンパスが所在する西東京市との相互協力事業の一環で、市のまちづくりの方向性のひとつを示す「田無第三中学校周辺エリア構想」(以下エリア構想)のイラスト画及びグランドデザインのイメージ図を制作しました。 6月1日(月)、西東京市田無庁舎にて、池澤 隆史西東京市長をはじめとした市関係者へ活動報告を行いました。 池澤市長ほか市関係者への活動報告実施の様子 【本件のポイント】 ・西東京市との官学連携事業の一環として実施 ・工学部建築デザイン学科の有志学生がエリア構想のビジュアルを制作し西東京市長に報告 ・制作したビジュアルはエリア構想の媒体冊子に掲載され公開 【本件の内容】 本学と西東京市は、2002年より包括連携協定を結んでおり、人事交流及び人材育成、生涯学習の推進、施設利用における協力など相互協力事業に継続して取り組んでいます。本活動もその一環として実施されました。今年度は西東京市が検討している「田無第三中学校周辺エリア構想」の策定における、構想のメインビジュアルとなる建築や地域のイメージビジュアルの制作を、水谷研究室の有志学生(参加学生:根本 美咲さん、首藤 風葉さん、小野 詩夕さん(以上3名4年生)、南 茉侑さん(2024年3月卒業))がおこないました。学校が「地域のキーステーション」であるとの認識のもと、「誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるまちづくり」の仕組みを構築するというエリア構想の主旨をふまえながら、行政サービスの展開、公共施設の再編、学校施設の活用という3つの柱から、地域特性に応じたエリア構想の視点やデザイン展望を整理し、建築的な視点からビジュアルとして制作をおこないました。 制作したビジュアルは、構想の媒体冊子である『田無第三中学校周辺エリア構想―学校を核としたまちづくり-』(発行:西東京市企画部公共施設マネジメント課)に掲載(表紙及び、本文内のメインビジュアルとして掲載)されました。本構想をベースに、今後のエリア整備の展開が期待されます。 【制作物】 ■田無第三中学校周辺エリア構想 表紙・コンテンツデザイン 学校を核としたまちづくりのイメージ学校周辺エリアの将来像のイメージ 学校施設の地域利用のイメージ1学校施設の地域利用のイメージ2学校施設の地域利用のイメージ3 【コメント】 ■工学部建築デザイン学科 水谷 俊博 教授 今回は、学校を核とした周辺エリア構想のためのビジュアル制作を、建築的な視点から学生と考えました。学生にとって大学での学びを実際の地域課題の解決に活かす、非常に価値のある実践的な機会だったと思います。若者ならではの斬新で柔軟な視点がまちづくりに反映され、従来にはない魅力的な空間創出へ展開できるような思いを込めています。今回の西東京市さんとの取り組みのように、行政・地域住民・学生が協働することで、次世代を担う若者の地域への愛着を育み、持続可能で活気あるコミュニティの基盤が作られることを期待しています。 ■工学部建築デザイン学科 4年生 根本 美咲さん(学生代表者) 西東京市田無第三中学校周辺エリア構想にビジュアル画を提供できたことを大変嬉しく思います。これまで絵を描く機会は大学の授業や課題が中心で、多くの方の目に触れる絵を制作するのは初めてだったため、不安もありました。私は俯瞰パースを担当し、「こんな場所があったらいいな」という思いや、人々が楽しく活動する様子を想像しながら制作しました。大学生として、このような形で地域の構想に関わることができたのは貴重な経験です。今回の経験を通して、絵で空間や魅力を伝える楽しさを実感し、今後の活動に生かしていきたいと感じます。 【田無第三中学校周辺エリア構想について】 西東京市では、少子高齢化やライフスタイル・価値観の多様化に伴い生じる様々な地域課題を背景に、「学校が地域のキーステーション」であるとの認識の下、中学校施設および中学校区を単位として学校を核としたまちづくりを進め、都市計画との整合を図りながら地域のまちづくりを推進しています。「田無第三中学校周辺エリア構想」では、田無第三中学校の建替えを契機に、学校施設と公共施設の複合化等を進め、学校施設の地域利用を促進するとともに、学校周辺のまちづくりを推進しています。中学校区では、身近な相談窓口の設置による「相談機能の強化」や「コーディネート機能の充実」、「居場所の確保」、「社会参加の機会創出」、「健康づくり(運動)の推進」などの行政サービス機能を充実させ、地域の多様な世代や属性の人が集い、交流や活動できる環境を整えます。これにより、教育環境の維持・向上とともに、コミュニティ形成や防災性の向上を