双子・三つ子妊娠・育児支援アプリ「moms」を運営する株式会社pono(所在地:福岡県福岡市、代表:牛島智絵)は、双子・三つ子家庭を対象に「ベビーカー利用に関するアンケート調査」を実施しました。 有効回答253件のデータから明らかになったのは、双子・三つ子家庭におけるベビーカーが「育児用品」ではなく生活を成立させる「移動インフラ」であるという実態です。さらに、10万円超の高額商品であるベビーカーの購入において、意思決定の決定的な要因となっていたのは広告でも商品スペックでもなく、「同じ境遇の当事者による実体験・口コミ」でした。 双子・三つ子家庭が高額商品を選ぶとき、その判断を支えているのは当事者コミュニティです。本調査は、そのコミュニティが持つ社会的・経済的な影響力を、数字で可視化した初めての試みです。 ■ 主な調査結果 普及率100%、82.2%が「絶対に必要」と回答。 ベビーカーは双子・三つ子家庭にとって「移動インフラ」。 利用開始は「新生児期から」が約74%。 退院直後から必要になるため、妊娠中からの準備が一般的。 横型(サイドバイサイド)が圧倒的支持。エアバギーがシェア62%と独走状態。 購入の決め手は「実機体験」と「双子・三つ子家庭の口コミ」。 広告やスペック表よりも当事者の声が最重視。 約65%の家庭が出産を機に車・住宅を購入。 ベビーカーは生活基盤ごと変えるライフイベントの入り口。 ■ 調査結果の詳細 1. 普及率100%、7割以上が新生児期から導入 回答した253世帯の全家庭がベビーカーを使用しており、双子・三つ子育児における必須アイテムであることが確認されました。73.5%の家庭が新生児期から使用を開始しており、退院直後からベビーカーが生活に組み込まれています。 「あったら便利」ではなく「なければ生活が成り立たない」――移動インフラとしての位置づけが、数字からも明確に示されています。 2. 横型・エアバギーへの支持が集中。「走行性能」が最優先される市場 ベビーカーのタイプ選択では横型(サイドバイサイド)が圧倒的に選ばれています。主な理由は「ふたりの様子が同時に確認できる安心感」「押しやすさと走行の安定性」です。 メーカー別シェアではエアバギーが62%を占め、双子用ベビーカー市場は事実上「エアバギー市場」とも言える状況です。価格帯は10〜15万円がボリュームゾーンであるにもかかわらず支持が集中する背景には、ふたり分の体重と荷物を毎日支える「走行性能」と「操作性」が選択基準の最上位に置かれていることがあります。 3. 購買意思決定を左右するのは「コミュニティの信頼」 10万円超の高額商品であるため、購入前に最も重視されるのは「実物での確認」と「双子・三つ子家庭の口コミ」です。一人育児家庭の情報とは切り離された、同じ境遇の当事者によるリアルな声が、意思決定の決定的な要因となっています。 購入後の満足度は「押しやすさ」「走行のスムーズさ」に直結しており、日常のストレス軽減が評価の核心にあります。 4. 双子・三つ子育児がもたらす、ライフスタイル全体の刷新 双子・三つ子の誕生を機に、38.1%の家庭が住宅の購入・住み替えを、26.5%が車の購入・買い替えを実施しており、合計約65%の家庭がライフスタイルの基盤を大きく変えています。ベビーカー選びはその入り口に過ぎず、双子・三つ子家庭は育児用品にとどまらない広範な消費行動を伴うセグメントです。 ■ 双子・三つ子家庭の意思決定は、コミュニティの信頼で動く 今回の調査から浮かび上がった最大のインサイトは、高額商品の購買において広告よりもコミュニティの口コミが意思決定を左右しているという事実です。 双子・三つ子家庭は、一人育児とは異なる特有のニーズを持ちます。「ふたりを同時に乗せられるか」「改札やエレベーターを通れるか」「ふたり分の体重を毎日支えられるか」――これらは一人育児のレビューでは判断できない問いであり、同じ境遇の当事者の声だけが信頼できる情報源となります。 つまり、双子・三つ子家庭へ製品やサービスを届けようとする企業にとって、コミュニティへのアクセスと当事者からの信頼獲得が、最も有効なマーケティング戦略であることを本調査は示しています。 ■ 商品開発・マーケティングへの示唆 双子・三つ子家庭は市場規模こそ大きくないものの、高額商品を積極的に購入し、住宅・車・育児用品にわたる広範な消費行動を示す高LTVセグメントです。さらに口コミ影響力が高く、コミュニティ内での情報拡散力も強い。この特性を理解した上でのアプローチが、ブランドへの長期的な信頼獲得につながります。 ■ momsの役割――調査ができた理由と、これからできること 今回253世帯という規模の調査が実現できたのは、「