三井ホーム株式会社(本社:東京都江東区、社長:野島秀敏、以下「当社」)は、木躯体施工および二重床施工を担当する「秋谷葉山国際学園」の新築工事が着工したことをお知らせいたします。本施設は、神奈川県横須賀市湘南国際村に2027年8月開校予定のインターナショナルスクールの校舎として整備されるもので、木造の在来軸組工法と枠組壁工法が混在するプロジェクトにおいて、当社が全5棟の木造に関する施工を一気通貫で担当します。 【本リリースのポイント】 ●三井ホーム初となる最大約28mスパンの木造トラス(※1)を体育館に採用し、木質感あふれる大空間を実現 ●三井ホームの木造技術により、環境性能と意匠性を高次元で両立した大規模木造教育施設 秋谷葉山国際学園(イメージ) 秋谷葉山国際学園は、国際基準の教育カリキュラムを採用し、世界で活躍できる人材の育成を目指すインターナショナルスクールとして開校予定です。建設予定の校舎は、体育館棟、小ホール・アトリエ棟、低学年棟、カフェ棟、高学年棟(二期工事)の5棟すべてが木造あらわしで構成されるとともに、次世代型太陽光システム(ソーラーパネル一体型ルーフ(※2))を導入予定です。また、当社初となる約28mスパンのトラスを採用することで、木の温かみを感じながらも開放的な体育館が実現します。脱炭素へ貢献することはもちろん、湘南国際村の豊かな自然環境と調和し、教育拠点として再生させることで、子育て世代の移住を促し、地域の人口減少問題や活性化への貢献を目指しています。 当社は創業以来、「木」を活かした住まいづくりを通じて、豊かな暮らしと持続可能な社会の実現に寄与してきました。今後も「木」の可能性を追求し、木造建築技術を基盤とした環境配慮型の空間づくりを推進するとともに、教育施設の建設にも積極的に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。 三井ホーム初となる最大約28mスパンの木造トラスを体育館に採用し、木質感あふれる大空間を実現 秋谷葉山国際学園の体育館の建設には、当社初となる約28mスパンの木造トラスが採用されます。これにより、木の温もりや質感を感じながらも、高い耐震性能と広々とした大空間を創出します。また、トラスに集成材ではなく一般流通製材を用いることで、コストを抑えることに成功しています。 約28mスパンの木造トラスは前例のない試みであるため、事前の構造解析にとどまらず、当社と木質トラス構造の共同研究を行ってきた秋田県立大学の協力のもと実証試験を実施いたしました。2024年12月から2025年12月にかけて同大構内にて、長期的な荷重に対する変形を測定する「クリープ試験(※3)」および「施工吊上げ検証」を執り行い、構造強度と施工安全性の双方において徹底した検証を完了しています。 三井ホームの木造技術により、環境性能と意匠性を高次元で両立した大規模木造教育施設 本プロジェクトには、当社が培ってきた木造建築の技術やノウハウが凝縮されています。木造平屋倉庫「スマート倉庫(※4)」の技術を応用した開口耐力壁をはじめ、屋根には高強度の断熱構造材「ダブルシールドパネル(※5)」を採用し、優れた断熱性能と意匠性を実現しました。さらに、校舎は木造あらわしのデザインで統一し、次世代型太陽光システム(ソーラーパネル一体型ルーフ(※2))を導入するなど、高い環境性能の実現を通じて持続可能な社会へ貢献します。 ■施設概要 施設名称 :秋谷葉山国際学園 建築地 :神奈川県横須賀市湘南国際村2丁目2388番63,2388番64,3194番2,3210番10の一部 設計監理者 :株式会社中川エリカ建築設計事務所 施工者 :株式会社キクシマ 木躯体・二重床施工:三井ホーム株式会社 敷地面積 :26929.14㎡ 建築面積 :3243.19㎡ 延床面積 :3280.80㎡ 規模・構造 :体育館棟(平屋・枠組壁工法) 小ホール・アトリエ棟/低学年棟(2階建て・軸組工法) カフェ棟/守衛室(平屋・軸組工法) 工事工期 :2026年5月~2027年7月 2026年4月19日に行われた地鎮祭の様子 (※1):トラスとは、三角形を基本単位として構成する構造形式のことです。比較的細い材料を組み合わせて強い構造体にできる点が特徴です。 (※2):ソーラーパネル一体型ルーフは、屋根材と太陽光パネルがひとつになったシステムです。株式会社モノクローム社で開発されているRoof-1を搭載予定https://www.monochrome.so/roof (※3):建築におけるクリープ試験とは、コンクリートや木材などの材料に一定の荷重を長時間かけ続け、時間の経過とともに生じる変形の度合いを測定する試験です。長期的な建物のたわみや変形を防ぐための安全な設計に不可欠なデータを