マプリィ(本社:兵庫県丹波市、代表取締役:山口圭司、以下マプリィ)は、三次元計測LiDAR「mapry LA03-1」において、閉合誤差および再現性に関する精度検証を実施し、その結果を公開いたしました。 本検証では、約300m、500m、1,000mの各計測ルートにおいて検証を行い、300mルートにおいて閉合比0.01%を記録したほか、1,000mの長距離ルートにおいても閉合比0.08%という極めて安定した結果を確認しました。これにより、本体価格397,000円(税別)という低価格帯のLiDARでありながら、測量および土木現場での広範囲な実用に適した精度水準を有していることが確認されました。 精度検証の背景と概要 「mapry LA03-1」は、現場での手軽な三次元データ取得を目的として開発されたLiDARスキャナです。今回の検証は、SLAM(同時自己位置推定と地図作成)アルゴリズム単体での精度と、ソフトウェアによる最適化処理「ループクローズ」を適用した際の再現性を、距離ごとに客観的な数値で測定することを目的としています。 社屋付近および森林環境の屋外において、開始位置から計測を開始し、再び同じ位置へ戻るルートを設定。固定物(壁面や設備など)をターゲットとし、初回通過時と再訪時の点群の一致度(ターゲットのXYZ差分による閉合誤差)を測定し、閉合比を算出しました。 精度検証の結果 すべての計測距離において、ループクローズ処理を適用することで点群が極めて高い精度で一致することが確認されました。また、補正処理を行わないSLAM単体においても安定した結果が得られています。 【各ルートでの計測結果(閉合誤差および閉合比)】 計測ルート ループクローズ処理 閉合誤差 閉合比 約300m あり 約0.02m〜0.04m 0.01%〜0.02% なし 約0.01m〜0.55m 0.01%〜0.24% 約500m あり 約0.12m 約0.02% なし 約0.28m 約0.06% 約1000m あり 約0.80m 約0.08% なし 約0.87m 約0.09% 結論と今後の展望 本検証により、mapry LA03-1は単体のSLAM性能で高い安定性を誇るだけでなく、ループクローズ処理を併用することで、1000mに及ぶ長距離の計測においても誤差を1メートル未満に抑え込み、高い再現性を確保できることが実証されました。 特に300m前後の実用的な計測距離においては誤差を数センチに抑え込んでおり、森林資源調査や土木工事における広域な現況把握(地形調査・土量算出の基礎データ等)など、正確さが求められる現場での実用性が明確に確認されました。 LA03-1が小規模な現場から1000m規模の広域な現場まで、森林調査だけでなく土木現場での概略測量や現況の3Dモデル化においても十分活用可能な精度を備えていることが確認された本結果を受け、マプリィは今後も、誰もが手軽に高精度な三次元データを取得・活用できるソリューションの提供と開発を進めてまいります。 本件に関するお問い合わせ 製品に関するご質問やお申し込みは下記よりお問い合わせください。 お問い合わせ窓口: https://mapry.co.jp/contact/ マプリィについて マプリィは測量・林業・防災・農業・建設に関わる全ての方向けのサービスです。これまで測量機器費用負担や機器操作/解析が難しく、ハードルの高かった三次元データなどの取得、解析や活用を容易に行えるソリューションを提供しています。 ■会社概要 社名 : 株式会社マプリィ 所在地 : 兵庫県丹波市春日町多田165番地(本社) 代表者 : 代表取締役 山口 圭司 HP : https://mapry.co.jp/ 本件に関する問い合わせ:info@mapry.co.jp