事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULLのグループ会社であり、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(以下、健美家)」および「LIFULL HOME'S 不動産投資」を運営する健美家株式会社(代表取締役社長:成瀬 亮輔)は、健美家の会員である不動産投資経験者470名を対象に、「不動産投資における当初の事業計画との乖離や、今から新規参入する投資家へのアドバイス等の投資戦略に関するアンケート調査」を実施しました。 本調査では、投資家の「年収帯」による直面する課題や投資スタイルの違いに着目し、集計・分析を行いました。その結果、手元資金や融資条件の差異を反映するように、年収帯によって直面している誤算や選択する投資スタイルが鮮明に異なる実態や、特定の年収帯において新規参入者へ向けた特定のアドバイスが突出して高くなるなど、各年収帯の運用実態を反映した傾向が浮き彫りとなりました。 ■ トピックス 直近1年の運営における事業計画との乖離 年収帯で直面する課題が鮮明に。年収500万円未満の層は「修繕費の予算オーバー(25.0%)」、年収3,000万円以上の層は「融資条件の悪化(金利上昇等)により収支が回らなくなった(19.8%)」が上位。 今始めるとして選ぶ投資スタイル 年収500万〜3,000万円未満では「「都心周辺の準好立地や地方主要都市の主要駅など利回りと需要のバランス型(最大50.7%)」が圧倒的王道。一方、年収500万円未満の層では「地方・郊外の築古物件(32.0%)」や「築古物件のリノベーション(24.0%)」への集中が際立ち、年収3,000万円以上の層は「土地から新築(16.0%)」が突出するなど、年収帯による投資スタイルの違いが鮮明に。 新規参入者へのアドバイス 「収支計画」が多くの層で選択率が高い(最大38.6%)となる一方、年収500万円未満の層では10.5%と極端に低い水準に。また、年収1,500万〜3,000万円未満の層では「区分ワンルーム関連(27.3%)」のアドバイスの高さが際立つなど、年収帯による明確な差異が判明。 ◼️ 当初の事業計画との乖離、年収500万円未満の層は「修繕費の予算オーバー」、年収3,000万円以上の層は「融資条件の悪化」が誤算に 運用開始前のシミュレーション(事業計画)と実際の運用状況との乖離・誤算について年収別に集計したところ、直面している課題が年収帯によって明確に分かれる結果となりました。 「融資条件の悪化(金利上昇等)により、収支が回らなくなった」という項目においては、年収帯が上がるにつれて選択する割合が上昇する傾向が見られ、年収3,000万円以上の層で最も高い19.8%を記録しています。これに対し、年収700万円未満の各層では10.5%〜10.7%にとどまっており、年収帯が高い層ほど金利上昇の影響を誤算として挙げる割合が高くなっています。 一方で、コスト面における誤算の傾向は対照的です。「資材・人件費高騰による修繕費の予算オーバー」「想定外の修繕箇所(雨漏り、シロアリ、水回り等)が発覚した」という項目では、年収500万円未満の層がそれぞれ25.0%、23.2%と最も高くなっており、特に後者では、年収3,000万円以上の層では9.3%にとどまりました。 また、「火災保険料の値上げや共用部光熱費の高騰」については、年収700万〜1,000万円未満の層(22.2%)を中心に、500万〜1,000万円未満の層で選択率の高さが目立っています。 ◼️ 今ゼロから始める場合の投資スタイル、年収帯による「スタイルの二極化」が鮮明に 今、ゼロから不動産投資を始めるとして選択する投資スタイルを年収別に見ると、資金力や融資条件のグラデーションをそのまま反映したかのような、極めて明確な違いが浮かび上がりました。 まず、「都心周辺の準好立地や地方主要都市の主要駅など、都心ほどの価格高騰を避けつつ、『そこそこの利回り』と『賃貸需要の安定』を狙うバランス型」は、年収700万〜1,000万円未満の層で半数を超える50.7%を記録したほか、500万〜700万円未満(44.3%)、1,000~1,500万円未満(37.7%)、1,500万〜3,000万円未満(43.5%)と、年収500万〜3,000万円未満の幅広い中間層において圧倒的なボリュームゾーン(王道の選択肢)となっています。しかし、年収500万円未満の層(20.0%)と年収3,000万円以上の層(24.0%)では一転して2割程度に急落します。 この「バランス型」を選ばない両極の層は、それぞれ全く異なるスタイルへ舵を切っています。 年収500万円未満の層においては、築古物件を活用する投資スタイルへの高い関心が目立ちます。「地方・郊外の築古物件などを積