すべての経済活動のデジタル化を目指す株式会社LayerX(本社:東京都中央区、代表者:代表取締役CEO 福島良典、以下「LayerX」)は、勤め先の企業でAI利用コストを管理・把握している立場の400名を対象に、「企業のAIコスト管理に関する実態調査 2026」を実施しました。 調査結果をダウンロード 調査背景・目的 近年、自律的にタスクを処理するAIエージェントの普及が進んでいます。こうしたAIは複数回の推論を重ねてタスクを完了するため、従来のチャット利用と比べてトークン※の消費やAPI利用が増えやすく、企業においてAI利用コストの管理や投資対効果(ROI)が、新たな経営課題になり始めています。 そこでLayerXでは、企業のAI活用が「導入・活用」から「コストや投資対効果(ROI)を管理する」フェーズへ移行しているという仮説のもと、その実態を調査しました。 ※トークン:AIが文章を処理する際の最小単位。利用量に応じてコストが発生します。 調査結果サマリー 73.3%の企業が、AI利用コストは「すでに経営課題」または「1年以内に経営課題になる」と回答 66.5%が前年と比べてAI利用コストの増加を実感。また、65.5%がAIエージェントの利用に伴い増加していると回答 月間のAI利用コストは平均約274万円にのぼり、64.8%の企業で月間「50万円以上」発生 82.8%がAI利用コストの「把握」に課題を実感 具体的な課題は「セキュリティ・情報漏えいリスクへの懸念」(30.5%)が最多。次いで「従業員による個人立替などの実態把握」(25.1%)、「請求額と利用内訳が結びつかない」(24.2%)など、“誰が・何に・どれだけ使ったか”が見えにくい点が上位 現在のAI利用コストの把握は「部署・チーム別の利用額」(32.7%)など大枠にとどまる一方、今後整備したい項目のトップは「AI利用額と成果・ROIを紐づけたデータ」(21.8%)。投資対効果まで含めて管理したいというニーズが高まっている 調査概要 調査名称:企業のAI利用・コスト管理に関する実態調査 2026 調査方法:インターネット調査 調査期間:2026年6月12日〜2026年6月13日 調査対象:製造業・サービス業・情報通信業等、多様な業界の企業において、AI利用コストを管理・把握している人 有効回答:400名 調査結果詳細 73.3%の企業が、AI利用コストは「すでに経営課題」または「1年以内に経営課題になる」と回答 勤め先の企業でAI利用コストを管理・把握している人に、今後、AIの利用コストは勤め先における「経営課題」になると思うかを質問したところ、「すでに経営課題」が19.0%、「1年以内に経営課題になる」が54.3%となり、合わせて73.3%が、AI利用コストを直近の重要な経営課題として捉えていることがわかりました(図1)。 2. 66.5%が前年と比べてAI利用コストの増加を実感。また、65.5%がAIエージェントの利用に伴い増加していると回答 AIの利用コストがどのように変化しているかを質問したところ、「大幅に増加している」が20.0%、「やや増加している」が46.5%で、合わせて66.5%が前年と比べてAI利用コストの増加を実感していることがわかりました(図2)。 また、コーディングエージェントや業務エージェントの利用に伴うコストの変化について質問したところ、「大幅に増加している」が16.5%、「やや増加している」が49.0%で、合わせて65.5%がAIエージェントの利用によりコストが「増加している」と回答しました(図3)。 3. 月間のAI利用コストは平均約274万円にのぼり、64.8%の企業で月間「50万円以上」発生 会社全体における月間のAI利用コストを質問したところ、「50万円以上~100万円未満」が26.3%、「100万円以上~500万円未満」が20.5%、「500万円以上~1,000万円未満」が8.8%、「1,000万円以上」が9.3%となりました。これらを合わせると、64.8%の企業で月間のAI利用コストが「50万円以上」発生していることになります。また、平均値を算出したところ約274万円にのぼることがわかりました(図4)。 4. 82.8%がAI利用コストの「把握」に課題を実感 AI利用コストの把握について課題を感じているかを質問したところ、「非常に課題を感じている」が19.5%、「やや課題を感じている」が63.3%となりました 。これらを合わせると、82.8%がAI利用コストの把握に「課題を感じている」ことがわかりました(図5)。 5. 具体的な課題は「セキュリティ・情報漏えいリスクへの懸念」(30.5%)が最多。次いで「従業員による個人立替な