シリーズ最新作となるGirls Live Action『降臨SOUL』 〜六文銭ノ誓イ〜が、東京・六行会ホールにて5月13日(水)に開幕。大滝紗緒里と本西彩希帆がW主演を務め、新章「真田編」の幕が上がった。 『降臨SOUL』シリーズ4作目にあたる本作は、もともと2012年に松多壱岱が生み出したガールズアクション演劇『戦国降臨GIRL』が源流となっている。翌2013年に上演された『戦国降臨ガールズ』をリブートする形で2023年からスタートしたのが、『降臨SOUL』シリーズだ。 武将と同じDNAを持ち戦国武将を現実に降臨させる力を持つ少女・降臨マスターと、彼女たちによって降臨した戦国武将とが、世を脅かす魔の力を倒すべく戦いに身を投じていく姿が描かれる。 新章を謳う本作では、砂田幸役の大滝紗緒里と真田幸村役の本西彩希帆を中心に、真田が掲げる義と、彼女たち降臨マスターと戦国武将たちとを取り巻く新たな真実が描かれていった。 真田を象徴する赤が印象的なセットが組まれ、鮮やかな赤い照明に照らされ幕が開く。前作までは「第六天魔王編」として織田信長を中心とした物語が展開されていた。情熱的な赤に染まるステージは、これから新章「真田編」が始まることへの期待を高めてくれる。 砂田幸役(大滝紗緒里)が後輩の飛鳥佐羽(中村朱里・B≡FULLEST)、筧十紗(佐々木優佳里)に訓練をつけていると、鬼武者が出現。幸は真田幸村(本西彩希帆)、佐羽は猿飛佐助(隈本茉莉奈・虹のコンキスタドール)、十紗は筧十蔵(安藤千伽奈)を降臨させる。ところが鬼武者の様子がおかしく、幸たちは窮地に陥ることに。その危機を救うべく姿を現したのは、天羽秀姫(石井陽菜)と彼女が降臨させた豊臣秀頼(浜浦彩乃)で――。 「真田編」では、幸と真田幸村を中心に、真田と真田十勇士、真田十勇士と豊臣秀頼の関係性にスポットが当たる。幸が後輩2人を明るく導く姿や、久々の再会に改めて真田に忠誠を誓う佐助や十蔵の姿が微笑ましい。 中村はポップな明るさを放つ佐羽を、佐々木はダウナー系に見えて意外な一面を持つ十紗を対照的に演じ、真田陣営に新たな色をもたらす。武将側も隈本の余裕漂う男前な佐助に、安藤のクール眼鏡系な十蔵と、作品の世界に厚みを生み出していた。佐助の飛び道具に十蔵の銃剣と、アクション好きにはたまらない新武将の参戦となった。 ここに、真田とは切っても切れぬ縁がある陸奥真砂子(栞菜)と伊達政宗(草場愛)が加わり、真田陣営は男気とアットホーム感が混ざり合う新たな雰囲気を醸成する。軽やかでいて芯のある大滝の芝居と、義に篤い真田の凛々しさを浮かび上がらせる本西の熱量が、ここから動き始める「真田編」の土台をしっかりと固めていたのが印象的だ。 さらに今作初登場となる豊臣秀頼が、秀姫とともに神秘的な余韻を漂わせる。舞台経験豊富な本西の見事な槍さばきや、浜浦の弓さばきといった武器の多彩さも、本作の見どころのひとつだ。 秀頼の父である豊臣秀吉(藤井彩加)とそのマスター・破芝英美(平瀬美里)も登場するなか、義の武将・真田は何を貫こうとするのか。直面する予想外の事態に対し、それぞれの決意と選択が本作の核を成していく。 豊臣氏率いる西軍は、史実において大阪の陣で徳川家康ら東軍に破られ、一族が滅亡している。さらに遡れば、関ヶ原の戦いで徳川によって豊臣政権は瓦解した。この歴史が、物語にひとつの大きな影を落とすことになる。 西軍と睨み合う東軍にも、徳空葵(星守紗凪)とその降臨武将・徳川家康(森青葉)を筆頭に、個性豊かな面々が揃う。葵・家康、伊井田尚(高井千帆)・井伊直政(山﨑悠稀)、ホンダ・ミッシェル(長月明日香)・本多忠勝(高見彩己子)の血夜堕本部組は、ホスト風な武将の振る舞いや、浮世離れしたマスターの言動で笑いを誘う。後半に向けて物語が引き締まっていくからこそ、前半の血夜堕本部組のコミカルな場面は貴重な息抜きだ。この緩急が、シリーズの手触りのひとつといえる。 アクション面では唯一無二の戦うマスター・葵にも注目を。学生時代から戦いに憧れて剣術を習い、殺陣を特技にあげる星守の、柔らかなオーラからは想像つかないキレのある殺陣は本作でも健在。終盤での芝居とともに、観客に大きな印象を残すことだろう。 新たに司令を任じられた渚洋子(絃ユリナ)や、新入りオペレーターとして強烈な存在感を放つ和泉真咲(桐下愛未)、秀姫に付き従う羽坂透花(石井文夏)といったサポート組も随所で活躍を見せ、本作の核となる降臨システムの醍醐味を体現していた。 新たな武将が登場したことで武器の種類も増え、本作の目玉であるアクションはさらに進化。シリーズで初めて導入されたというLEDパネルは、降臨時の演出をより鮮やかに彩り、松多が得意とする映像と演劇の融合を、さらに没入感の高