■ 株式会社コーエイ(本社:熊本県熊本市南区、代表取締役:松下輝昭、以下「当社」)が展開するADHD当事者・家族向けバッグブランド「KABAG for ADHD」は、2026年6月25日から28日まで米国サンフランシスコ Marriott Marquis San Francisco(780 Mission St, San Francisco, CA 94103)にて開催される第11回世界認知行動療法学会(World Confederation of Cognitive and Behavioural Therapies 2026 Congress、以下「WCCBT 2026」)に出展いたします。 WCCBTは世界認知行動療法連盟が主催する、認知行動療法分野で世界最大規模の国際学会です。世界中の臨床心理士・精神科医・研究者が集まる本学会において、当社は日本企業として、ADHD当事者の生活課題に物理プロダクトで応えるブランドとして出展いたします。 ■出典の背景 「KABAG for ADHD」は、ADHDの特性を持つ方々が日常生活で抱える「物をなくす」「持ち物を忘れる」「整理整頓が困難」といった困りごとに、認知行動科学の知見を組み込んだ設計で応える機能性バッグシリーズです。 当社が2024年9月に実施したADHD当事者・関係者アンケート(有効回答677名、うちADHD該当665名)では、以下のような実態が明らかになっています。 ・「物が見つけにくい」と感じている:71.3% ・「家の鍵をなくした経験がある」:57.0% ・「家を出てから持ち物を取りに戻った経験がある」:63.5% ・「物を紛失したエピソードを持つ」:95.7% これらの当事者の声を起点に、収納場所を視覚的に固定する透明ポケット、ラベリングしやすい構造、二階建てフォーカス収納など、認知特性に寄り添った設計を採り入れています。 ■なぜ世界認知行動療法学会(WCCBT)なのか ADHDに対する認知行動療法(CBT: Cognitive Behavioural Therapy)は、世界的に最もエビデンスが蓄積された介入アプローチの一つです。WCCBT 2026のテーマである「Health for All: Affirming, Equitable, and Sustainable CBT」が示すとおり、認知行動療法の知見をいかに日常生活の支援に橋渡しするかが、本学会の中核的な関心領域です。 「KABAG for ADHD」が提示する「見える化」「定位置化」「モノの住所」というコンセプトは、認知行動療法の主要概念である「行動の構造化(behavioural structuring)」「環境調整(stimulus control)」「補助手段による認知負荷の軽減(cognitive offloading)」と整合しています。本プロダクトは単なる便利グッズではなく、ADHD当事者の認知特性と臨床知見を架橋する補助具として設計されており、本設計思想を世界の臨床心理士・研究者と直接対話する場としてWCCBT 2026を選びました。 また、当事者の生活課題に物理プロダクトで応えるブランドとして本学会に出展することは、過去の出展者の多くが書籍・学術出版社である中で、新しい試みとなります。当社は、当事者の声から生まれた製品を医療・臨床現場の専門家へ届け、現実の臨床ケアと製品開発の循環を強化することを目指しています。 世界に発信する場として、また現地の臨床心理士・研究者・医療従事者からのフィードバックを直接得る貴重な機会として、本学会への出展を決定いたしました。 ■3名の専門家との共同開発 「KABAG for ADHD」は、それぞれ異なる立場からADHD支援に取り組む3名の専門家との共同開発によって生まれました。 ▼ 南 和行 氏(臨床心理士/カウンセリングルームすのわ 代表) 東京都足立区北千住にて2014年からカウンセリングルームを開設。ADHD・トラウマ改善を専門とする臨床心理士。早稲田大学第一文学部心理学専修卒業、ミシガン州立大学大学院カウンセリング心理学科修了。EMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法)等のトラウマ療法も実施。日本臨床心理士会・日本EMDR学会・臨床催眠学会・日本マインドフルネス学会所属。当社代表・松下が大学時代にお世話になった縁から、本プロジェクトの最初の相談先として参画。 ▼ 西原 三葉 氏(ADHD整理収納アドバイザー/片づけコンサルティングAUBE 代表) ご自身がADHD当事者であり、発達障害に特化した片付けサポートを行うADHD整理収納アドバイザー。整理収納アドバイザー1級、産業カウンセラー、ライフオーガナイザー1級、栄養士の各資格を保有。これまで