株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役社長 小野寺優)は、生涯を通じ禅の修行を伝え、米アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズをはじめ、多くの人々へ影響を与えた世界的禅僧、鈴木俊隆による24年ぶりの新刊『自分自身であること 禅マインドで生きる』(藤田一照訳)を2026年6月24日に刊行いたします。 「ただ坐る」というのは、 どんなことが起きていようとも、その瞬間その瞬間、 全力をあげてありのままの自分でいる修行です。 ――「序章」より 最高の禅入門書『自分自身であること 禅マインドで生きる』 私たちの心の中に役に立たないガラクタがたくさん詰まっているせいで、 自分が感じていることを、人や、物や、木々や、山々と分かち合うことがとても難しいのです。 たとえ森の真ん中に身を置いていても、 その森の感じを本当に味わうことはやはり簡単ではありません。 けれども、もし私たちがその森の感じを本当に味わうことができたなら、 それこそが、坐禅なのです。 ――第1部「坐ることと自分自身であること」より 第二次世界大戦後の米ソ冷戦、ベトナム戦争、フランス五月革命など、これまでの価値観や思想の変革期ごとに、一つの活路として文化、宗教を問わず世界規模で広まった禅の思想。 『自分自身であること 禅マインドで生きる』著者、鈴木俊隆は、1959年に渡米し、アメリカ国内に禅を広めた第一人者としてその名を知られ、欧米や日本のビジネスパーソンを中心にブームとなった「マインドフルネス」や、スティーブ・ジョブズによる、無駄を削ぎ落とし、シンプルを極めるアップル製品など、現在も世界中の様々なシーンに多大な影響を与えています。 大切なのは、一瞬一瞬に自分の立ち位置を見出し、 その場やその状況に応じて、 瞬間瞬間に人々と共に生きることなのです。 ――第2部「日常生活における禅」より 今回刊行される『自分自身であること 禅マインドで生きる』(原題:BECOMING YOURSELF: Teachings on the Zen Way of Life)は、世界的ベストセラーとなり、ジョブズも青春時代にむさぼり読んだという『禅マインド ビギナーズ・マインド』、最晩年の講話を収録した『禅的修行入門』に続く、鈴木俊隆による第3講話集。 鈴木俊隆の教えの核心「自分自身であること」について語られた35の講話を「坐ることと自分自身であること」「日常生活における禅」「禅的倫理の精神」という3つのテーマに沿ってまとめた、実に24年ぶりの新刊です。 自分自身であることが 私たちの修行の目的であり、 それが仏の戒を守るやり方なのです。 ――第3部「禅的倫理の精神」より 半世紀以上前に語られた言葉でありながら、そのメッセージは驚くほど普遍的。自分自身のあり方を見つめ直すための智慧が随所にあふれ、先行き不透明な時代を生きる私たちに確かな指針を与えてくれる心に響く一冊です。 世界中で読み継がれる禅の教えに触れる入門書、最高の「鈴木俊隆」入門として、ぜひお手に取ってみてください。 目次 序章 第1部 坐ることと自分自身であること 感じていることを分かち合う/全身を集中させる/自分自身としてただ坐る/自分が誰であるかを突き止めようとしてはいけない/自分の心を理解する/自分を大切にするということ/怒りと自分自身であることについての問い…etc. 第2部 日常生活における禅 調和/問題/敬意/ユーモア/欲望/お金/自然さ/あなたの皮膚はお袈裟である/小さな心と仏の心…etc. 第3部 禅的倫理の精神 倫理は私たちの本性である/ただ自分自身であること/道徳的規則を超えて/坐禅は戒である/理想と現実…etc. 付録 十六条の菩薩戒 鈴木俊隆について 謝辞 訳者あとがき 各章の出典 訳註 著者について 編者について 著者紹介 [著者]鈴木俊隆 すずき・しゅんりゅう 1904~1971年。一生を通して曹洞宗の僧侶であり、二十世紀を代表する最も著名で愛された精神的指導者の一人であった。彼の生涯の仕事は、日本からアメリカ合衆国へ真正の禅の修行を伝えることであり、その際、教えの核心と伝統的な形を守りつつも、西洋の土壌に根を下ろすための適応の余地を与えることであった。彼は西洋における最も古くかつ最も規模の大きい仏教修行道場の一つであるサンフランシスコ禅センターを創設した。現在、この禅センターはサンフランシスコの「発心寺Beginner’s Mind Temple」、グリーン・ガルチ農場Green Gulch Farmの「蒼龍寺Green Dragon Temple」、そして修道場「タサハラ禅マウンテンセンターTassajara Zen Mountain Center 禅心寺」を含んでいる。鈴木老師の教えは、最初に編纂さ