拾ったキャップからできた「高島のかたち」のキーホルダー NPO法人 唐津Farm&Food(佐賀県唐津市、代表理事:濱口のぞみ)は、2026年6月19日、佐賀県唐津市の離島・高島の高島小学校で、海岸で拾った海洋プラスチックを素材にした「高島のかたちのキーホルダーづくり」と「ビーズブレスレットづくり」のワークショップを行いました。捨てられるはずだったプラスチックが、子どもたちの手で島のかたちの一品に生まれ変わりました。 回収したキャップ77個を製造国ごとに分けて数えた(日本・韓国・中国・その他) まずは、6月5日のビーチクリーンの振り返りから ワークショップは、6月5日「環境の日」に実施したビーチクリーンの振り返りから始まりました。この日に回収した海ごみは、ごみ袋8袋(ペットボトル3袋・燃えるごみ3袋・燃えないごみ2袋)と、漁具のブイ4個、青いタンク1個など、リヤカー2台分にのぼりました。 洗って一つひとつ確かめたペットボトルキャップ そのうちペットボトルのキャップを洗って数えると、全部で77個。子どもたちが一つひとつ製造国の表示を調べたところ、日本45個、韓国13個、中国9個、その他10個でした。小さな島の海岸にも、海をこえてさまざまな国からごみが流れ着いていることを、子どもたち自身が手を動かして確かめました。 成形機を使って、自分たちの手でアップサイクル 拾ったキャップが、「高島のかたち」のキーホルダーに 子どもたちは、回収したキャップの中からきれいなものを選んで裁断。さらに、ふだんの生活から出たペットボトルキャップも持ち寄り、使用済みプラスチックを新しい製品に作り変える「アップサイクル」で、「高島のかたち」のキーホルダーを完成させました。 キャップのビーズでつくったブレスレットを見せ合う子どもたち あわせて、事前にペットボトルキャップからつくったビーズを使い、自分用のブレスレットと、家族へプレゼントするブレスレットづくりにも挑戦。最後に先生が子どもたちに声をかけ、学びが家庭へと持ち帰られる時間になりました。 完成した作品を手に、高島小学校の全校児童13名 プラスチックは、悪者ではない 私たちは、プラスチックそのものを悪者だとは考えていません。プラスチックは、環境に“漏れてしまう”ことで、はじめて問題になります。誰か一人がゼロにするのではなく、一人ひとりが少しずつ減らすこと。そして発生源からおさえて、プラスチックそのものを減らしていくこと。それがいちばん大切だと考えています。佐賀県が進める「プラスマLifeさが」(プラスチックを“えらんで、減らして、リサイクル”)が伝える考え方とともに、当NPOもその輪を一人でも多くの人へ広げていきます。 高島プロジェクトのストーリーは、これからも続きます。 関係者コメント 「キャップを国ごとに分けてみると、子どもたちは“こんなに遠くから来てるんだ”と驚いていました。拾って終わりではなく、なぜ流れ着くのか、どうすれば減らせるのかまで一緒に考えるのが、このプロジェクトの目的です。自分でつくったブレスレットを家族に渡しながら今日のことを話す——その小さな伝え合いが、減らす暮らしの第一歩になればと思っています。」 ——NPO法人 唐津Farm&Food 副理事 小嶋宏明 「(ブレスレットを)プレゼントするとき、今日のことを、おうちの人にも伝えてね。」 ——高島小学校 松門教諭 協働 高島小学校 佐賀県 県民環境部 循環型社会推進課 NPO法人 唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津) 6月5日「環境の日」のビーチクリーンの様子 NPO法人 唐津Farm&Foodについて 佐賀県唐津市を拠点に、生物多様性保全、環境教育(ESD)、サーキュラーエコノミー推進、ネイチャーポジティブに取り組むNPO法人です。使用済みプラスチックを新たな製品へ生まれ変わらせるアップサイクル事業「Precious Plastic 唐津」を展開し、ビーチクリーンで回収した海洋プラスチックを素材にした製品づくりにも取り組んでいます。 公式サイト:https://karatsu-f-f.com Instagram:https://www.instagram.com/preciousplastic_karatsu/