グラスOEM・開発プロデュース事業を展開するGLASSBACCA(運営:JTC株式会社、店舗所在地:大阪府大阪市)は、2026年6月より、世界各国の高い製造技術を有した工場を「適材適所」でマッチングし、飲食店の味わいやブランドの世界観を具現化するグラスのOEM開発体制を本格始動いたします。 GLASSBACCAディレクター・岡崎孝俊 現在、国内外のハンドメイドガラス工場は壊滅的な危機に瀕しています。この文化の衰退に対し、GLASSBACCAは工場を持たない「ファブレス」の強みと、業界50年で世界68カ国を渡り歩いてきた“ガラス博士”こと岡崎孝俊の知見を掛け合わせて挑みます。世界の工場と学び教え合いながら築いた強固なネットワークを駆使し、飲食店やブランドの体験価値を向上。新たな需要(仕事)を創出することで、消えゆく世界のガラス職人の技術を次世代へと繋ぎます。 なぜ今、独自のグラス開発体制が必要なのか ガラスは紀元前24世紀頃、古代オリエント(メソポタミアやエジプト)でビーズなどのガラス玉が作られて以降、世界の国々の繁栄とともに様々な形で発展してきました。ガラス器が生まれたのは紀元前16世紀頃と言われていますが、歴史の中で磨かれてきた製造技術が今まさに消滅しようとしています。 例えば、大阪・南森町にリニューアルオープンした体験型ラボ「GLASSBACCA EXPERIENCE LAB & GALLERY」には、岡崎が世界中で収集した約500種類の美しいアンティークグラスが展示されています。しかし、そのうちの約6割(約300種類)はすでに再現不可能となっています。手作業の工程が多すぎて採算が合わない(1個に何十万円もかかる)ことや、チェコのボヘミアングラスで用いられた宝石を削るような高度な彫刻技術「グラヴュール」においては、かつて数多く存在した職人も少数になり復刻も難しくなっているなど、かつて世界を魅了した伝統技術の喪失が急速に進んでいるためです。 アンティーククリスタルグラスの名品の数々 アンティークベネチアングラスの名品の数々 200年以上前に製造されたクリスタルグラス この衰退を加速させたのが、1900年代以降の機械化(オートメーション)の波です。1個数千円の手作りグラスに対し、数十円で大量生産できる機械製グラスが台頭したことで市場が激変。さらに、透明度や乾杯時の音響性を高める「酸化鉛」の使用が環境や健康への配慮から敬遠され、ヨーロッパでも本格的なクリスタルガラスを作れる工場は数えるほどしか残っていません。この変化の波により、国内外の製造現場は壊滅的な状況に陥っています。 日本国内の現状 約50年前には大阪の南森町や中崎町周辺だけでも4軒のガラス工場がありましたが、現在はすべて姿を消しました。かつて全国に30〜40箇所あった50名以上のガラス工場は、わずか7件にまで激減しています。 世界規模での産業構造の変化と、新たな可能性 手作りガラス工場の減少は日本だけでなく、世界的な転換期でもあります。1900年代以降の機械化の波や、環境に配慮した素材への移行に伴い、かつて数十万人規模の職人を抱えていたルーマニアやハンガリー、チェコなどのヨーロッパ諸国でも、長年続いた工場の閉鎖や規模縮小が続いています。 しかし、GLASSBACCAはこの変化を単なる衰退ではなく、「世界中の選び抜かれた職人たちとボーダレスに繋がり、新しい価値を共創するチャンス」だと捉えています。 かつて存在していたポーランドの工場 歴史を受け継ぎ、新たな価値を生み出す挑戦 業界の可能性を広げる具体的なアクションとして、私たちはアンティークグラスの復刻プロジェクトにも挑戦しています。例えば、ハンガリーの名門ガラス工場と連携し、失われつつある美しい意匠や高度な技術を現代に蘇らせています。歴史や文化を大切に受け継ぐだけでなく、現代の食文化やブランドのニーズと掛け合わせることで、グラスの新たな可能性を切り拓き続けています。 今はなきハンガリーの工場で製造されたアンティークグラスの復刻版 製造時に使用された図面 GLASSBACCAが提供する3つの解決策 (1)特定の設備に縛られないファブレス戦略で、職人の技術を次の需要へ繋ぐ GLASSBACCAは、最高の体験を提供したい飲食店におけるお酒の味わいや、製品やノベルティにおいて伝える企業のブランドの世界観を、自社工場を持たないファブレスの強みで具現化します。自社の設備に縛られるメーカーとは異なり、世界中の残されたネットワークの中からデザインや予算、用途に合わせて最も適した工場を適材適所でマッチング。形状一つで香りの立ち方が変わるお酒の特性や、ブランドの細かなニュアンスを一切の妥協なく立体物に落とし込みます。他社で「うちの設備ではで