“100年先へ文化をつなぐ”をミッションに掲げる「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(東京都港区、運営:一般財団法人JR東日本文化創造財団)」は、2026年7月、屋上菜園プロジェクト「MoNファーム」を始動します。MoNファームは、ミュージアムの屋上に位置する菜園で、未来へ継承すべき営みを収集し、育て、記録するミュージアムの一部として誕生する新たなフィールドです。植物を育てるだけでなく、その背景にある知識や技術、人と自然との関係性を未来へつないでいく「生きたアーカイブ」として運営します。プロジェクトには、グローバルな「拡張生態系」の展開・構築を支援する株式会社SynecO (シネコ)、植物と人との関係を探求するmitosaya薬草園蒸留所(ミトサヤ)、高輪ゲートウェイ駅周辺の事業者・学校・住民の皆さまとホップを育てる地域コミュニティ活動TAKANAWA HOP WAY(タカナワ ホップウェイ) が参画。高輪の都市空間に、人と自然が共に育てる新たな文化実験の場を創出します。また、2026年7月12日(日)には、参加者とともに苗の植え付けを行うキックオフイベント「種びらきー文化を耕す、未来を植える」を開催予定です。来館者自らが手を動かし、100年先へ続く小さな生態系づくりに参加することができます。 ■MoNファームについて MoN Takanawaの屋上に位置するMoNファームは、植物を育てる農園ではなく、人と自然との関わりのなかで生まれる知恵や技術、記憶といった“営み”そのものを未来へ継承するための実験的なフィールドです。植物を植え、育て、収穫し、味わい、語り合う一連の営みを通じて、来館者一人ひとりが文化の担い手となり、新たなナラティブを紡いでいくことを目指します。MoNファームでは、一つの農法や価値観にとどまるのではなく、植物や自然と多様なかたちで向き合うパートナーが横断的に交わることで、それぞれの知識や実践、視点が新たな文化へと発展していく場を目指しています。都市に生態系を構築するSynecO、植物と人との関係性を探究するmitosaya、高輪ゲートウェイ駅周辺の事業者・学校・住民の皆さまとホップを育てる地域コミュニティ活動TAKANAWA HOP WAYの知見が交わります。それぞれが持つ「自然との向き合い方」を横断することで、農業、食、蒸留、生態系、地域コミュニティといった領域を越えた新たな文化の実践を生み出し、その過程そのものを未来へ継承する「生きたアーカイブ」として育てていきます。 場所:MoN Takanawa: The Museum of Narratives 屋上。営業時間:10:00〜20:00 ※営業時間については変更になる場合がございます。詳細は公式HPをご確認ください ■MoNファーム パートナー:来るべき風景に向けた生態系の拡張(株式会社SynecO) 100年後の日本の風景は、私たちが現在思い描く「自然」と同じ姿をしているでしょうか。植物はホモサピエンスとの長い関わりのなかで 気候や地形といった環境条件だけでなく、栽培・居住・薬用・鑑賞といった文明発展とともに移動し、多様化した歴史も持ちます。気候・テクノロジー・社会システムといった事象の急激な転換期において、過去の風景を厳密に保存するだけでも、無条件に変化を受け入れるだけでもなく、現在の生態系や社会との機能的相補性を考慮した「適応多様化 = Adaptive Diversification」としての風景は描けるでしょうか。 本取り組みでは、MoN Takanawaおよび関東域の生態系を総合的に捉えた多様性・ネットワーク指標をもとに、約4,400種の植物候補を解析し、導入種を探索しました。日本の在来性を尊重しながら選択した植物を3×3の植生グリッドに配置し、【A: 環境に起因する多様性の変化】と【B: 文明発展に伴う遺伝資源移動による多様性の変化】を重ねて示します。来訪者は、収穫や種苗の導入を通じて展示に参加し、都市生態系と新たな関係を結びなおすことで、来るべき風景に向けて生態系を拡張する主体として位置づけられます。 WEB:https://www.syneco.inc/ 運営:株式会社SynecO SynecOは人間活動と自然環境が相互に活かしあう新たな関係の構築を目指し、Synecoculture™(注1)をはじめとする「拡張生態系」(注2)を用いたソリューションや生態系の評価、構築を支援するシステムを提供するスタートアップです。 (注1) Synecocultureは、ソニーコンピュータサイエンス研究所研究員の舩橋真俊が科学的に定式化した有用植物の露地栽培法です。 (注2) 拡張生態系とは、人間活動が積極