高校生の就職を支援する「ジンジブ」(大阪市)は、5月~6月に開催した、高校生向け職業体験イベント「おしごとフェア2026」に参加した高校生に対して「なりたい職業」「働きたい業界」に関するアンケートを実施しました。(調査期間:5月8日~6月19日 有効回答数:898人)会場に訪れた高校生の職業観をひも解く一助とします。 <ランキング結果サマリー> ●2026年の「なりたい職業」1位は「接客業」で3年連続トップ。 ●働きたい業界では昨年首位の「製造・ものづくり業界」を抑え、「エンタメ・クリエイティブ業界」が1位。就職を希望する高校生では「製造・ものづくり業界」が1位。 ●進路選択の不安は「自分のやりたいことが見つかっていないこと」がトップ <調査実施背景> 高校生の就職市場では求人倍率4.12倍(※1)という高水準で、企業の採用競争の激化が続いています。一方で就職希望の高校生は学校生活で、働く大人や様々な職業に触れる機会が十分ではなく、7月の求人情報公開から9月の応募まで約2か月で希望する職業や会社を決めています。自己理解と社会理解の不足から、早期離職の一因とも指摘されています。 当社では2023年より高校生のなりたい職業のアンケートを実施し、今の高校生の職業観の変化を追ってまいりました。今年は「おしごとフェア2026」に参加した898人の高校生にアンケート協力をいただき、全体だけではなく、「就職を希望する高校生」にしぼったランキングも作成しています。 高卒採用を検討する企業や、現場の高校生・先生の皆さまへの参考になりますと幸いです。 ※1 出典:厚生労働省:令和7年度 「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(3月末現在) 調査名:現役高校生が選ぶ「なりたい職業」アンケート2026 ~おしごとフェア編~ 調査期間:2026年5月8日〜6月19日 調査対象:高校1年生〜4年生(4年生は定時制課程) 有効回答:n=898 <ランキング結果> 現役高校生の「なりたい職業」ランキング TOP10【全体】 n=898 おしごとフェア来場の現役高校生898人に聞いた「なりたい職業」アンケートの1位は「接客業(14.6%)」で、3年連続のトップとなりました。 選んだ理由では、アルバイトを通じた仕事の実体験や「人と関わる仕事がしたい」「人と関わることが好き・楽しい」といった声が多く、高校生にとってイメージしやすい職業として根強い人気を誇っていることがわかります。 次に「経理・事務(11.7%)」が選ばれました。理由には「自分に向いていそう」「土日休みが良い」などの声がありました。 また「デザイナー(11.2%)」「イラストレーター(11.0%)」「YouTuber・インフルエンサー(10.5%)」「ゲームクリエイター(7.2%)」など創作系の職業が上位に集まったことが特徴的な結果でした。SNS・動画プラットフォームの普及を背景に、自己表現をする仕事に人気が反映されていることが推察できます。 理由の中でも「(イラスト・アニメ・ゲームなどが)好きなため」という声が多く、高校生の「好きなことを仕事にしたい」志向がより鮮明に表された結果と言えます。 続けて、働いてみたいと思う業界のアンケートを行いました。 現役高校生の「働きたい業界」ランキング TOP10【全体】n=898 「働きたい業界」の1位は「エンタメ・クリエイティブ業界(22.2%)」で、昨年1位だった「製造・ものづくり業界」を抜きトップの回答でした。なりたい職業でも声が多かった、ゲーム・動画・芸能などへの興味関心がランキングにも表れる結果となりました。 「製造・ものづくり業界(18.3%)」は2位となりました。選んだ理由では、「身近な人がやっている職業」「面白そう」「ものづくりが好き」という声が多くありました。 続いて「宿泊・飲食・観光業界(15.8%)」「動物・環境業界(15.5%)」「公務員・行政(13.6%)」「IT・通信業界(12.4%)」と上位に並び、高校生の興味が幅広い分野に広がっていることが分かります。 ランキングを通して、「好きなことを仕事にしたい」「身近な人が就いている」「向いていると思う」などの傾向が見られる一方で「おしごとフェアで話を聞いて興味をもった」という声もあり、イベントが興味を広げるきっかけになったと言えます。 では、おしごとフェアに来場した高校生は進路についてどのように考えているのでしょうか。 卒業後の進路希望の予定【全体】n=898人 卒業後の進路希望の予定について質問したところ、「就職」を希望する高校生は41.4%でした。対して「迷っている(19.9%)」「まだ決めていない(9.6%)」を合わせると29.5%の高校生が